国際大学GLOCOMです。
今月もMonthly TopicsでGLOCOMの活動や研究成果をご紹介いたします。
気になるトピックがございましたらぜひご覧ください。
▼<今月のTopics>—–▼————————–▼
◆Pick up
【報告書公開】Innovation Nippon「生成AIと日本」
【開催報告&動画公開】オンラインシンポジウム「生成AIと変革する中高生の学び~求められる新たな教育観とは」
【動画公開】GLOCOM六本木会議オンライン#78,#79
【メディア情報】
・山口真一研究員のネット言論、ネットリテラシーに関する研究成果(文科省、日本テレビ、産経新聞など)
・伊藤将人研究員の地域移住に関する研究成果(信濃毎日新聞、KAYAKURA)
・城所岩生 客員教授の寄稿(アゴラ)
・井出明 客員研究員のダークツーリズム研究が石川テレビ賞受賞(FNNプライムオンライン)
・小木曽健 客員研究員の寄稿(FORZA STYLE)
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■ Pick up ― 最近の主な活動 ■
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【報告書公開】Innovation Nippon「生成AIと日本」
Innovation Nipponは、GLOCOMがグーグル合同会社のサポートを受けて2013年より研究活動を行っているプロジェクトです。
このたび「生成AIと日本」の報告書を公表いたしました。
本研究では、日本において生成AIがどのようにイノベーションを促進して社会的に良い影響をもたらすか、生成AIにどのようなリスクが考えられてそれは社会にどのような悪い影響をもたらすか、生成AIの利用実態、生成AIに関する理解度・リテラシー、生成AIの社会受容性などを実証的に調査し、政府や企業、業界団体、人々に資する5つの提言を導きました。
5つの提言をふくむ要旨、報告書全文PDF、概要版PDFは下記ページからご覧いただけます。
https://www.glocom.ac.jp/activities/project/9565
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【開催報告】オンラインシンポジウム「生成AIと変革する中高生の学び~求められる新たな教育観とは」
日時 :2024年5月21日(火) 17:30~19:30
主催 :国際大学グローバル・コミュニケーション・センター
協賛 :日本マイクロソフト株式会社
登壇者(登壇順、敬称略):
井田 充彦(日本マイクロソフト株式会社 政策渉外ディレクター)
清水 愛子(Microsoft デジタル・インクルージョン担当部長)
安藤 昇(スタディサプリ情報Ⅰ講師/青山学院中等部講師)
小浦 友梨(認定NPO法人 CLACK デジタル伴走支援部 部長)
武藤 久慶((前)文部科学省 学校デジタル化プロジェクトチームリーダー )
浦谷 亮佑(枚方市教育委員会 学校教育部 教育研修課 主幹)
神谷 加代(株式会社インプレス 「こどもとIT」編集長)
中川 一史(放送大学学園次世代教育研究開発センター長/放送大学 教授)
豊福 晋平(国際大学GLOCOM 主幹研究員・准教授)★モデレーター
アーカイブ動画: https://www.youtube.com/watch?v=OwGZSlbvpVw
※開催レポートは後日公開予定
「生成AIは学びをどう変えるのか、そこで求められる新しい教育観とは何か」をあらためて考えることを目的としたオンラインシンポジウムを開催しました。
まず日本マイクロソフト井田充彦氏からは中高生・教員向けに同社が無償で公開している教材「生成AIを安全に責任を持って活用するために」、Microsoft清水愛子氏からは同社のフィランソロピーの取り組み、高校教師・学生にAIスキルを提供するプログラム「mirAI for Japan」、女性のAIスキル向上とSTEMキャリアプログラムなどが紹介されました。NPO法人CLACKの小浦友梨氏の講演では教員向けに生成AI活用の研修を無償で行う「mirAI for Japan」の活動が詳しく説明され、参加が呼びかけられました。
安藤昇氏の発表では、自己複製技術を利用して自身のアバターが生徒の理解度に合わせて解説や問題を出すなどの個別最適化の学びに向けた生成AI活用の事例が紹介されました。
武藤久慶氏の講演では、文部科学省の「初等中等教育段階における生成AIの利用に関する暫定的なガイドライン」を策定した背景とその目的を解説し、教員のAIリテラシー向上、働き方改革につながるような校務でのAI利活用について述べられました。
ディスカッションでは豊福晋平研究員をモデレーターに、教育委員会、研究者、メディアのそれぞれの立場のパネリストからの意見が交わされました。
中高生の子どもにとってAIはアイデンティティの混乱や危機につながる恐れの対象にもなりうること、作業の効率化だけでなく生成AIを使う経験や遊びを通して豊かさを実感することが求められていることが指摘されました。また、教育の個別最適化には「ゴール到達型(学びの個別化)」と「探索・探究型(学びの個性化)」の異なる2つの方向としてがあるとし、児童・生徒だけでなく教員にもAIリテラシーが必要であること、子どもたちの理解を社会的価値や意義、批判的思考や探究につなげていく伴走者が教員・学校の存在ではないかと、活発に議論されました。
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【動画公開】GLOCOM六本木会議オンライン
#78「2024年の生成AIの技術動向」(5月9日開催)
・アーカイブ動画 https://youtu.be/9UyqXT-DNAQ?si=SPU7Wd2LAsvMpbCz
#79「生成AI+αでナレッジマネジメントが遂に実現へ!」(5月23日開催)
・アーカイブ動画 https://youtu.be/fnBnGkoIGR4?si=Fn29fI4LIT28wlQI
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【メディア情報】山口真一研究員のネット言論、ネットリテラシーに関する研究成果
●監修動画公開
・文部科学省 情報モラル教育ポータルサイト
「情報モラル教育推進事業」に関連して、山口真一研究員が監修を務めた青少年向けの啓発動画が公開されました。監修したのは「情報を確かめる」の4本です。
https://www.mext.go.jp/zyoukatsu/moral/index.html
●出演
・NHK おはよう日本「ネット上のひぼう中傷 改正法成立で対策は」(5月27日)
クリエイターエコノミー協会が行ったUUUM、ANYCOLOR、カバーの3社による「誹謗中傷対策検討分科会」設置の記者発表が報道されました。山口研究員は同協会のアドバイザリーとして登壇しました。
・日本テレビ 真相報道バンキシャ!「「性加害」問題 謝罪動画から1年 深刻 激しい誹謗中傷…当事者は」(5月12日)
●インタビュー掲載
・Japan SPOTLIGHT(国際経済交流財団)「Towards a Balanced AI Strategy That Achieves High Productivity, Creativity & a Just Society」
●取材協力・コメント掲載
・デーリー東北デジタル「【口コミ】地方企業はSNS活用を 訪日客向け情報も積極的に/山口氏に聞く」(5月30日)
https://www.daily-tohoku.news/archives/234984
・KAI-YOU「UUUM、ANYCOLOR、カバーが誹謗中傷の抑止で連携強化「悪意には断固たる措置を」」(5月23日)
https://kai-you.net/article/89652
・マネーポストWEB「一度でも有害な動画を閲覧すると類似動画を“おすすめ”される恐怖 子供向け動画に見せかけた「エルサゲート」も大きな問題」(5月19日)
https://www.moneypost.jp/1145804
・マネーポストWEB「昔のSNSといまのSNSはまったく別物」子供だけでなく中高年も蝕むSNSの“毒性” SNS依存から抜け出すために利用時間を減らす方法」(5月19日)
https://www.moneypost.jp/1145806
・産経新聞「「偽・誤情報」どう向き合う? 信頼と安全性高めるTikTokの取り組み」(5月16日)
https://www.sankei.com/article/20240516-NVWOFI2PZZB7RF2UHMAEFQ2KSA/
・読売新聞「ネット中傷、被害者支援の条例が全国で相次ぐ…「誹謗中傷」と「批判」の線引き難しく」(5月14日)
https://www.yomiuri.co.jp/national/20240514-OYT1T50118/
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【メディア情報】伊藤将人研究員の地域移住に関する研究成果
・取材協力記事:信濃毎日新聞「「地域おこし」へ続く試行錯誤 悩みや焦りを共有 協力隊経験者「何かできることあるはず」」(5月29日)
https://www.shinmai.co.jp/news/article/CNTS2024052801337
・コラム掲載:KAYAKURA「「二地域居住」はどこへ向かうのか?:二地域居住促進制度・改正広域的地域活性化法のポイントと課題」(5月16日)
https://kayakura.me/2chiki-seido/
・コラム掲載:KAYAKURA「加速する自治体の移住者獲得競争を脱するために-移住促進の実態から解決への糸口を探る-」(5月14日)
https://kayakura.me/iju-kyoso/
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【メディア情報】城所岩生 客員教授の寄稿
・コラム掲載:アゴラ「勝者は嵐を生き延びた者ではなくルールを変えた者だ」(5月16日)
https://agora-web.jp/archives/240513121639.html
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【メディア情報】井出明 客員研究員のダークツーリズム研究が石川テレビ賞受賞
・FNNプライムオンライン(いしかわテレビ)「木工芸作家の福嶋則夫さんとダークツーリズムの普及に努める井出明さんに石川テレビ賞」(5月27日)
https://www.fnn.jp/articles/-/705377
・令和6年度第47回石川テレビ賞 受賞者(いしかわテレビ)
https://www.ishikawa-tv.com/information/itc_award/
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【メディア情報】小木曽健 客員研究員の寄稿
●コラム掲載
・FORZA STYLE「上川外相の「生まず」発言でマスコミによる「マルインフォメーション」フェイクが、危険ラインを飛び超えた」(5月21日)
https://forzastyle.com/articles/-/71315
・FORZA STYLE「「どっちも被害者?」新宿タワマンの刺殺事件。SNSや大手メディアのコメントに見た混迷と違和感」(5月10日)
https://forzastyle.com/articles/-/71267
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GLOCOM Monthly Topicsをご覧くださりありがとうございました。
天候の変化が目まぐるしい季節となりました。どうぞご自愛ください。
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国際大学グローバル・コミュニケーション・センター
i-プラットフォーム 担当:武田
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