2024.10.31

GLOCOM Monthly Topics ~October, 2024

国際大学GLOCOMです。
今月もMonthly TopicsでGLOCOMの活動や研究成果をご紹介いたします。
気になるトピックがございましたらぜひご覧ください。

▼<今月のTopics>—–▼————————–▼

◆Pick up
【開催報告】オンラインセミナー「生成AI時代の選挙:民主主義を守るための対策」
【動画公開】GLOCOM六本木会議オンライン#86
【メディア情報】
 ・山口真一研究員のネット言論、ネットリテラシーに関する研究成果(TBS、読売新聞など)
 ・伊藤将人研究員の地域移住政策に関する研究成果(朝日新聞)
 ・田中辰雄研究員のネット言論に関する研究成果(シノドス)
 ・井出明 客員研究員のインタビュー(朝日新聞)
 ・山形巧哉 客員研究員のインタビュー(朝日新聞)

◆今後の開催イベント
・GLOCOM六本木会議オンライン#87「NECの日本語版大規模言語モデル(LLM)の取組み ~世界に誇る技術で可能性を現実へ NEC開発の生成AI「cotomi」で未来を拓く~」(11月6日)
・FuLL「Digital Citizenship Meetup#01 デジタル・シティズンシップのいまを語る」(11月9日、GLOCOMホールにて対面実施)

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■ Pick up ― 最近の主な活動 ■
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【開催報告】オンラインセミナー「生成AI時代の選挙:民主主義を守るための対策」
日時 :2024年10月21日(月) 14:00~15:30
形式 :オンライン(Zoomウェビナー)
主催 :国際大学グローバル・コミュニケーション・センター
協賛 :日本マイクロソフト株式会社

10月27日の衆議院選挙を前に、GLOCOMでは日本マイクロソフト協賛のオンラインセミナーを開催しました。
講演では総務省 情報流通行政局 情報流通振興課の吉田弘毅 企画官、GLOCOMの山口真一研究員、日本マイクロソフト株式会社の井田充彦 政策渉外ディレクターの3名から、産官学それぞれの立場から偽・誤情報についての課題や実際の取り組みが解説されました。
総務省では「デジタル空間における情報流通の健全性確保の在り方に関する検討会」とそれに続く「デジタル空間における情報流通の諸課題への対処に関する検討会」を実施しており、技術的対応のための体制整備、SNSプラットフォーム事業者との連携などに積極的に取り組んでいることが紹介されました。
また、マイクロソフトでは脅威分析センター(MTAC)にて世界のデジタル脅威・ディープフェイクの検出・分析を行っており、日本の選挙に対しては生成AIでの偽・誤情報、政党・候補者へのサイバー攻撃などについて対策を講じていることが紹介されました。
山口研究員からは選挙や戦争・紛争、災害についての偽・誤情報が拡散された国内外の事例、Innovatio Nipponの偽・誤情報に関する実証研究結果をもとに解説がなされました。現代は、生成AIの登場と大衆化によって偽動画・画像が選挙結果を左右するほどのインパクトをもたらす可能性があり、その対策としてメディアやAIへのリテラシー教育推進、ファクトチェックの推進のほか、産官学民のステークホルダー間の連携が重要だと指摘されました。
このような話題提起を踏まえたパネルディスカッションでは、民主主義を守るために適切な対策としては、人々が自分事としてインターネットへの民主的な参加ができるようなサポートや産官学民連携の仕組みが重要であること、プラットフォーム事業者の取り組みを第三者機関が検証しオープンにすることで透明性を確保する必要であることなど、国内の状況改善について議論が行われました。

※アーカイブ動画、開催レポート、講演資料は後日公開予定。

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【動画公開】GLOCOM六本木会議オンライン

・#86「教育における生成AIの可能性を探る」
開催日時:2024年10月4日(金)※90分拡大版
開催形式:Zoomウェビナー
登壇者(敬称略):
 吉田塁(東京大学 大学院工学系研究科 准教授/東京財団政策研究所 主席研究員)
 前川徹(東京通信大学 情報マネジメント学部 教授/国際大学GLOCOM主幹研究員)

アーカイブ動画: https://www.youtube.com/watch?v=VbyvU_vja-g

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【メディア情報】山口真一研究員のネット言論、ネットリテラシーに関する研究成果

●寄稿
・くらしの豆知識2025年度版「ネット上のニセ・誤情報の見極め方」(国民生活センター発行、9月9日)
https://www.kokusen.go.jp/book/data/mame.html

・青淵「Withフェイク2.0時代を生きる」(渋沢栄一記念財団発行、9月1日)
https://www.shibusawa.or.jp/outline/seien/90620249.html

●出演など
・TBS NEWS DIG「「後先考えず」「ソファにもたれながら」池袋母子死亡事故の遺族を誹謗中傷した加害者が語る“軽さ”と“厄介な正義感” 【SHARE #7】」(10月15日)
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/withbloomberg/1479473?display=1

・番組監修:日本テレビ「ザ・世界仰天ニュース 殺人犯と噂された芸人 誹謗中傷におびえた10年…日本初の一斉検挙!」(9月3日)

●取材協力記事
・自治体通信オンライン:「TikTok、選挙における偽・誤情報への対策を目的に実施した「あなたの一票を守る!選挙の偽・誤情報に惑わされないためにできること」TikTok LIVE レポート」([提供] ByteDance株式会社 / TikTok Japan、10月28日)
https://www.jt-tsushin.jp/articles/service/platform-tiktok-20241028

・高校生新聞オンライン(10月28日)
「【フェイク情報に注意1】誰が何のためにうそを流すの? 「3つの動機」を知って」
https://www.koukouseishinbun.jp/articles/-/12014
「 【フェイク情報に注意2】うそを信じてしまうのはなぜ? 怒りや不安が引き金に」
https://www.koukouseishinbun.jp/articles/-/12015

・産経新聞「衆院選「情報源確認し事実判別を」 投開票控え、専門家がAI悪用の偽情報に注意呼びかけ」(10月25日)
https://www.sankei.com/article/20241025-ZRQULBDWF5PVDD6SPK4J5BRFB4/

・読売新聞「「秒」で訴えSNS拡散、「ショート動画」で街頭演説や政見放送…若者向けに編集・過激発信の懸念も」(10月24日)
https://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/20241024-OYT1T50069/

・読売新聞「偽情報 フィルターバブル エコーチェンバーにとらわれないために 「情報的健康」日米韓3か国調査 :あなたは「情報的健康」を知っていますか?」(10月1日)
https://www.yomiuri.co.jp/topics/information-health/

・北國新聞「国際大山口真一准教授に聞く 「自分も騙される」と意識」(9月30日)
https://www.hokkoku.co.jp/articles/-/1533215

・プレジデント2024年10/18号「なぜネット炎上は異常に盛り上がるのか……不満を抱える人が多いからor実は批判者はごく一部」
https://presidentstore.jp/category/MAGAZINE/012419.html

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【メディア情報】伊藤将人研究員の地域移住政策に関する研究成果

・インタビュー:朝日新聞「地方創生、課題は多様でも「フレーム」化 明かりともる夜も肯定して」(10月21日)
https://digital.asahi.com/articles/ASSBL0V74SBLULLI017M.html

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【メディア情報】田中辰雄研究員のネット言論に関する研究成果

・寄稿:SYNODOS「2024年衆議院選挙、自民党敗北の一因――強い保守層の離脱」(10月28日)
https://synodos.jp/opinion/politics/29327/

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【メディア情報】井出明 客員研究員のインタビュー

・朝日新聞「(いま聞く)井出明さん 観光学者・金沢大教授 観光立国の将来、カギは」(9月28日)
https://digital.asahi.com/articles/DA3S16046142.html

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【メディア情報】山形巧哉 客員研究員のインタビュー

・朝日新聞「(言わせて!「私の争点」2024衆院選)地域の子どもにDC教育を 山形巧哉さん」(10月22日)
https://digital.asahi.com/articles/DA3S16064647.html

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■ 今後のイベント開催のご案内 ■
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◆GLOCOM六本木会議オンライン

#87「NECの日本語版大規模言語モデル(LLM)の取組み ~世界に誇る技術で可能性を現実へ NEC開発の生成AI「cotomi」で未来を拓く~」
開催日時: 2024年11月6日(水)18:00~19:00
開催形式:Zoomウェビナー
登壇者(敬称略):
 池谷彰彦(日本電気株式会社 生成AI技術開発統括部 統括部長)
 前川徹(東京通信大学 情報マネジメント学部 教授/GLOCOM主幹研究員)

お申込み・詳細はこちらをご覧ください。
https://roppongi-kaigi.org/event/2911/

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◆FuLL「Digital Citizenship Meetup#01 デジタル・シティズンシップのいまを語る」

開催日時:2024年11月9日(土) 13:00~18:00
場所  :国際大学GLOCOMホール※対面のみ
主催  :国際大学GLOCOM Future Learning Lab(FuLL)
定員  :40名(来場のみ)※後日録画アーカイブ配信を予定(ライブ中継はありません)
    ※先着順となります。11/8(金)または定員に達し次第締切とさせていただきます。
対象  :中学校・高等学校・高等専門学校(高専)の学校教職員/自治体・教育委員会/研究者/子どもをもつ保護者の方
参加費 :無料 ※情報交換会は別途、会費1000円を会場にて申し受けます(現金のみ)

お申込み・詳細はこちらをご覧ください。
https://full-glocom.jp/seminars/Twg3hQO-

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GLOCOM Monthly Topicsをご覧くださりありがとうございました!

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国際大学グローバル・コミュニケーション・センター
i-プラットフォーム 担当:武田
Email: g-pub[at]glocom.ac.jp

※GLOCOMでは所員の在宅勤務・時差勤務を実施しています(オフィスは平日11:00-15:00運営)。
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