国際大学グローバル・コミュニケーション・センター(GLOCOM)

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中西 崇文(なかにし たかふみ)

私の研究は、データ分析、特に相関分析に関わる技術の開発、メディア論、人間の感性をコアとして、異種、異分野の協働による価値創生に関わる問題を扱っています。

近年、「ビッグデータ」という言葉が世の中を賑わしています。これについてバズワードであると片づけてしまう方もいらっしゃいますが、私は、「次世代につなぐための基礎技術」として位置付けています。その証拠に、自然科学の世界においても「データ中心科学(Data Centric Science)」というものが提唱し始められたからです。データ中心科学とは、ある未知の事象について解明していく際に、従来、仮説を立て、その仮説に合わせて、データ収集、分析をしていたものを、仮説を立てずに、膨大なデータを俯瞰することによって解明していくという方法を指します。これは、「ビッグデータ」の本質でもあり、これまでの世の中の考え方の根底をひっくり返す考え方でもあります。

センサーなどのデータ収集のためのデバイスや膨大なデータの処理をするコンピューティングパワーも整いつつありますが、仮説がない中、どのようにこれらのデータを分析するのかが問題となります。その一つの手法として、「相関分析」、つまり、他者と相対的に比べるというデータ分析手法が有効であると考えています。私は、「相関分析」を通して、ビッグデータ時代の新たなデータの利活用技術を確立するだけでなく、データ利活用による、企業戦略・戦術や業務プロセスに関わる意思決定可能なソリューションの提供を行っていきます。

また、ビッグデータ利活用技術が向上することにより、現実世界とサイバー世界がシームレスにつながってきます。このような中で、「人間」と「コンピュータ」の役割、現実世界を入れたICTシステムデザインが重要となります。IOT(Internet of Things)、M2M(Machine to Machine)、パーソナルファブリケーション(Personal Fabrication)という言葉で片付けられがちですが、これらをビッグデータ時代のデータ利活用技術を基本技術とした応用として、メディア論、感性情報学の視点を入れながら、研究開発を行っています。

主任研究員/准教授(情報社会研究グループ)

修士(工学) 博士(工学)

研究分野

メディア情報学・データベース、感性情報学・ソフトコンピューティング

学歴

2001年4月-2006年3月,筑波大学大学院システム情報工学研究科
2003年(平成15年)3月,筑波大学大学院システム情報工学研究科にて修士(工学)の学位を取得
2006年(平成18年)3月,同研究科にて博士(工学)の学位取得

経歴

2006年(平成18年)4月,独立行政法人 情報通信研究機構 研究員
2013年(平成25年)10月,独立行政法人 情報通信研究機構 研究推進員(主任)
2014年(平成26年)4月,国際大学GLOCOM 准教授・主任研究員

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