生成AIは、この数年で急速に社会へ浸透し、私たちの働き方や生活、情報との向き合い方を大きく変えつつあります。業務の効率化や創造的な作業の支援において成果が見られる一方で、企業活動、メディア環境、社会の信頼のあり方にも新たな影響を及ぼし始めています。
しかし、その実態は単純ではありません。生成AIをどこまで任せ、どのように管理するのか。企業ごとに活用方針は異なり、社会全体としてのルールや共通理解もなお形成途上にあります。また、フェイク情報への対応、画像生成AIをめぐる著作権への理解、適切な活用のためのリテラシー向上も、重要な社会的課題となっています。
本イベントでは、こうした状況を「期待」や「不安」といった抽象論にとどめず、最新の実証データと現場の知見をもとに、生成AIの現在地を立体的に捉えます。そのうえで、生活者・企業・政策の各視点から、今後の活用とリスクへの向き合い方を具体的に議論します。
生成AIは、すでに「使うかどうか」を選ぶ段階を過ぎつつあります。問われているのは、「どのように使いこなすのか」、そして「社会としてどう位置付けるのか」です。本イベントが、その判断の手がかりとなる場となることを目指します。
開催概要
日時 :2026年6月3日(水)14:00〜17:00
会場 :イイノカンファレンスセンター(東京都千代田区内幸町2-1-1 飯野ビルディング)
形式 :対面開催(※当日のライブ配信はありません)
定員 :150名
参加費:無料
主催 :国際大学グローバル・コミュニケーション・センター(GLOCOM)
共催 :株式会社ダイヤモンド社、ダイヤモンド・メディアラボ室
後援 :グーグル合同会社 ※ほか随時更新
協力 :polimill株式会社、株式会社メルカリ
参加お申込方法
下記ページ(Peatix)よりお申込みください。
https://peatix.com/event/5004409/view
※2026年6月2日(火)14:00〆切
※参加登録済みの方には、開催前日までに当日のご案内メールをお送りいたします。
※お申込み時に頂いた情報は、イベントの円滑な運営のために登壇者など実施に関わる方々と共有することがございます。同意の上お申込みください。
プログラム
※一部変更になる可能性があります
※登壇者敬称略・順不同
※登壇者は随時追加予定です
| 14:00-14:05(5分) | 開会のご挨拶 ※調整中 |
| 14:05-14:25(20分) | 基調講演① 「日本は生成AIを使いこなせるか ―『生成AIと日本2026』で読む、普及・格差・信頼、そして人間の高度化」 ― 山口 真一(国際大学GLOCOM 教授・主幹研究員) |
| 14:25-14:45(20分) | 基調講演②「生成AIでメディアはどう変わるか ―700社調査から分かった現在地と課題」 ― 日野 なおみ(ダイヤモンド・メディアラボ室 研究員) |
| 14:45-15:05(20分) | 特別講演 ※調整中 |
| 15:05-15:15(10分) | 休憩 |
| 15:15-16:05(50分) |
パネルディスカッション① 「生成AIの社会実装と格差――誰もが活用できる環境をどうつくるか」 ― 浅井 宗裕(株式会社メルカリ AI戦略推進室長) ― 庄司 昌彦(武蔵大学 社会学部 教授) ― 谷口 野乃花(Polimill株式会社 代表取締役COO) ― 萩原 凜太郎(経済産業省 産業構造課 課長補佐/PIVOT 未来テクノロジーチーム リーダー) ― 渡辺 智暁(国際大学GLOCOM 教授・主幹研究員・研究部長)※モデレーター |
| 16:05-16:55(50分) | パネルディスカッション② 「生成AIは情報環境をどう変えるのか――フェイクと著作権をめぐるリテラシーを考える」 ― 相川 航(総務省 情報流通行政局 情報流通振興課 情報流通適正化推進室長) ― 越前 功(国立情報学研究所 情報社会相関研究系 研究主幹・教授) ― 柴山 吉報(阿部・井窪・片山法律事務所 パートナー弁護士) ― 日野 なおみ(ダイヤモンド・メディアラボ室 研究員) ― 山口 真一(国際大学GLOCOM 教授・主幹研究員)※モデレーター |
| 16:55-17:00(5分) | 閉会のご挨拶 ― 松山 良一(国際大学GLOCOM 所長) |
登壇者プロフィール
※敬称略・登壇順
※登壇者は随時追加予定です
山口 真一国際大学GLOCOM 教授・主幹研究員
博士(経済学)。専門は計量経済学、社会情報学、情報経済論。NHKや日本経済新聞などメディア出演・掲載多数。KDDI Foundation Award貢献賞、電気通信普及財団賞など受賞多数。著書に『炎上で世論はつくられる』『スマホを持たせる前に親子で読む本』『ソーシャルメディア解体全書』『正義を振りかざす「極端な人」の正体』など。他に、早稲田大学ビジネススクール兼任講師、慶應義塾大学グローバルリサーチインスティテュート共同研究員、東京都デジタル広報フェロー、シエンプレ株式会社顧問、日本テレビ放送番組審議会委員を務める。また、内閣府「AI戦略専門調査会」を始めとし、総務省、厚生労働省、文部科学省、公正取引委員会などの様々な政府有識者会議委員や座長を務める。
日野 なおみダイヤモンド・メディアラボ室 研究員
日経BPの「日経ビジネス」「日経トレンディ」などで記者・編集者として企業経営を取材。「日経ビジネス」クロスメディア編集長を経て、2019年ダイヤモンド社入社。スタートアップから大企業まで、経営者の意思決定や組織文化をテーマにしたノンフィクションを手掛ける。2025年よりダイヤモンド・メディアラボ室の研究員として、メディア産業の実態調査・分析に携わる。慶應義塾大学文学部卒、大学院大学至善館MBA。
浅井 宗裕株式会社メルカリ AI戦略推進室長
ヤフー株式会社にてGYAO!やトップページのプロダクトマネジメント、全社戦略策定、社長交代等のプログラムマネジメントを歴任。その後、株式会社メルカリにてグループ経営戦略および人事戦略の策定・推進を牽引した。現在はAI戦略推進室長として、AIの利活用戦略と全社のチェンジマネジメントを主導。プロコーチとして2,500時間超のビジネスコーチング実績を持つ。
庄司 昌彦武蔵大学 社会学部 教授
中央大学大学院総合政策研究科博士前期課程修了、修士(総合政策)。専門は情報社会学、情報通信政策。2002年~国際大学GLOCOM研究員、2019年~武蔵大学社会学部教授、2024年~東京大学空間情報科学研究センター客員教授。デジタル庁オープンデータ伝道師、総務省「地方自治体のDX推進に係る検討会」座長、一般社団法人社会情報学会(SSI)副会長等も務める。FM NACK5「GoodLuck! Morning!」内「エコノモーニング」木曜日担当。
谷口 野乃花Polimill株式会社 代表取締役COO
現役大学生(慶應義塾大学経済学部2年生)。東大附属高校在籍中に起業を経験し卒業後はSaaS系ITベンチャーにてカスタマーサクセス部門で850人の営業部のメンターを担当。(現)Polimillではカスタマーサクセス・営業・事業提携・オペレーションを高速化。QommonsAIプロダクト全般の統括・主導。
萩原 凜太郎経済産業省 産業構造課 課長補佐/PIVOT 未来テクノロジーチーム リーダー
2020年に東京大学法学部を卒業後、経済産業省に入省。エネルギー政策や経済安全保障政策に従事した後、2024年より現職にて日本の産業構造、経済社会構造の改革に向けた方向性を検討。その傍ら、2025年より省内若手有志による新政策立案プログラムPIVOTの一環として、テクノロジーが未来の経済社会システムに及ぼす影響について検討。
渡辺 智暁国際大学GLOCOM 教授・主幹研究員・研究部長
Ph.D. (インディアナ大学テレコミュニケーションズ学部)。2008年よりGLOCOMで専任研究員となり、ICT政策、米国の政策議論、オープンデータなどの研究に従事。2015年より慶應義塾大学で特任研究員としてデジタルファブリケーションの産業・社会利用を推進する研究に従事。2019年より専任研究員としてGLOCOMに復帰。クリエイティブ・コモンズ・ジャパンには2008年から積極的に関与し、そのホスト機関であるNPO法人コモンスフィアの理事長を務める。オープンデータの日本における推進を行うオープン・ナレッジ・ファウンデーション・ジャパン共同創設者、副理事長。
相川 航総務省 情報流通行政局 情報流通振興課 情報流通適正化推進室長
2008年総務省入省。総務省において情報通信や政策評価、大臣官房における採用業務等幅広く従事した後、2014年から2016年にかけて米国ペンシルベニア大学ロースクールで法学修士号、コロンビア大学国際・公共政策大学院で公共政策学修士号を取得。帰国後は、国土交通省に出向し、物流事業者の海外展開支援に従事。2018年に総務省に帰任後、サイバーセキュリティ戦略の策定、クラウドサービスやスマートシティのセキュリティ政策の推進、サイバーセキュリティ対策の情報開示の促進等に従事。2021年からは、外務省在ジュネーブ国際機関日本政府代表部に出向し、世界貿易機構(WTO)におけるデジタル貿易・電子商取引に関する貿易協定交渉を共同議長として主導。総務省帰任後は、大臣官房で人事・採用・研修を担当。2025年より現職。
越前 功国立情報学研究所 情報社会相関研究系 研究主幹・教授
1997年東京工業大学 大学院理工学研究科修士課程修了。日立製作所システム開発研究所を経て、現在、国立情報学研究所 情報社会相関研究系 研究主幹・教授。同研究所 シンセティックメディア国際研究センター長。東京大学 大学院情報理工学系研究科 電子情報学専攻 教授。市村学術賞 功績賞、文部科学大臣表彰 科学技術賞(研究部門)、情報セキュリティ文化賞、ドコモ・モバイル・サイエンス賞など受賞。IFIP日本代表。博士(工学)(東京工業大学)。
柴山 吉報阿部・井窪・片山法律事務所 パートナー弁護士
弁護士・機械学習エンジニア(JDLA・E資格)。生成AI導入時のガバナンス体制構築についてのアドバイスや、AIを活用した新規事業の立上げの支援等を行う。総務省・経済産業省「AI事業者ガイドライン」検討会委員(2024年~)、デジタル庁「先進的AI利活用アドバイザリーボード」構成員(2025年~)等を務める。著書に「Q&A AIの法務と倫理」等。一般社団法人日本ディープラーニング協会有識者会員。
お問い合わせ
国際大学グローバル・コミュニケーション・センター
事務局(担当:小島)
e-mail: info_pf[at]glocom.ac.jp ←[at]を半角アットマークにして送信してください
〒106-0032 東京都港区六本木 6-15-21 ハークス六本木ビル 2F
TEL: 03-5411-6675
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