人口減少や高齢化が進む地方・農山漁村では、伝統行事や伝統産業だけでなく、家庭や地域のなかで受け継がれてきた「食文化」も、継承の難しさに直面しています。一度失われると、その味を復活させることはとても難しいのが現実です。
一方で、食は誰もが自分事として捉えやすく、記憶や語り、世代間交流、地域への愛着を生み出しやすい地域資源でもあります。料理をつくる、一緒に食卓を囲む、食材の背景を聞く、といったことは、地域を知るだけでなく、自分自身の暮らしを見つめるきっかけにもなります。
このような背景から、「食」は、人と地域をつなぐ有効な入口として近年改めて注目が高まっています。また、食を起点とした体験や学びは、地域への理解や愛着を深める契機となり、多様な主体が関わる共創のきっかけを生み出しています。
本イベントでは、登壇者の様々な事例を手掛かりに、食文化を「守るもの」としてだけでなく、人と地域、人と人、社会的価値と経済的価値をつなぐ「地域共創につながる資源」として捉え直します。地域の食文化は、どのように愛着を育むのか。共食や調理体験は、地域内外の人・組織の関係をどう変えるのか。地域の食材や郷土料理の価値を、どうすれば広く社会に届けられるのか。食文化、関係人口、地域ブランディング、地域愛着の形成、企業の地域共創といったキーワードに関心のある方は、ぜひお誘いあわせのうえ、ご参加ください。
開催概要
日時 : 2026 年7月10日(金)14:00~16:00
場所 :オンライン(Zoom/URLは別途ご案内します)
プレゼンター:露久保 美夏(東洋大学 食環境科学部 食環境科学科 准教授)
野村 恭彦(Slow Innovation株式会社 代表取締役 / 金沢工業大学 虎ノ門大学院 教授)
水谷 考嬉(NTT東日本 地域循環型ミライ研究所)
主催 : NTT東日本 地域循環型ミライ研究所
国際大学グローバル・コミュニケーション・センター
参加費用 : 無料
プログラム
14:00 開場、ごあいさつ、概要説明
14:10 地域循環型ミライ研究所 水谷さんによる話題提供(20分)
14:30 東洋大学 露久保さんによる話題提供(20分)
14:50 Slow Innovation株式会社 野村さんによる話題提供(20分)
15:10 登壇者によるパネルディスカッション・質疑応答
15:55 終わりに
16:00 配信パート閉会
お申込み
下記ページ(Peatix)よりお申込みください。
https://palette9-watch.peatix.com/view
<ご参加にあたって>
- 録音、録画はご遠慮願います。
- お申込みいただいた方々に対し、今後のPaletteの開催案内や、地方創生関連の情報を送らせていただくことがございますのでご了承ください。
- 本イベントのPeatixはNTT東日本 地域循環型ミライ研究所のアカウントです。
- 本イベントに関するお問い合わせはmirai_honmu-ml[at]east.ntt.co.jpまでご連絡ください。
- ※NTT東日本地域循環型ミライ研究所は、地域循環型社会の実現に向けて、地域の皆さまや様々なステークホルダーの皆さまと共に「人とICTを起点とした新たな価値創造」に挑戦しています。
地域社会をより良くしていくために日々活動されている企業・団体・個人の皆さまと共に、利害関係を超えて想いや悩みを共有し、知恵を出し合える、”ゼミ“のような場として、2025年2月に「Palette(パレット)」を立ち上げました。パレットの上で多彩な色が広がるように、思いを混ざり合わせながら、共に地域のミライを描いてみませんか。ぜひお気軽にご参加ください。
登壇者(敬称略・順不同)
露久保 美夏東洋大学 食環境科学部 食環境科学科 准教授
東洋大学 食環境科学部 食環境科学科 准教授。2012年にお茶の水女子大学大学院博士課程修了後、同大学リサーチフェロー、特任講師等を経て、2016年に東洋大学に着任。2020年より現職。専門とする調理科学の視点から書籍執筆や講演活動を行うほか、メディア出演などにも取り組む。食育の分野では、小学生を対象とした親子向け教室の講師も長年務めており、研究と実践を横断した活動を展開している。主な著書に『キッチンラボ どうしてそうなる?実験レシピ』『考える力が身につく 食べられる科学実験』などがある
野村 恭彦Slow Innovation株式会社 代表取締役 / 金沢工業大学 虎ノ門大学院 教授
Slow Innovation株式会社 代表取締役。博士(工学)。慶應義塾大学修了後、富士ゼロックス株式会社にて事業変革に従事。2012年に株式会社フューチャーセッションズを、2019年にSlow Innovation株式会社を創設。企業・行政・NPOを横断した社会イノベーションの推進に取り組む。現在は金沢工業大学大学院教授としてイノベーションマネジメント、ファシリテーション、リーダーシップ等の教育に従事。渋谷区での越境型プロジェクトなど、多様な主体をつなぐ実践を展開。主な著書に『イノベーション・ファシリテーター』『フューチャーセンターをつくろう』など。
水谷 考嬉NTT東日本 地域循環型ミライ研究所
NTT東日本に入社後、中小企業へのコンサルティング営業を経て、地域循環型ミライ研究所にジョイン。研究員として、地域循環モデルの創出に向けて「祭り」や「関係人口」、「食」などを主に調査、研究。2024年には秋田県鹿角市にてワデュケーションを実証。2025年には唐津市にて郷土料理のワークショップを開催。主な執筆レポート『“祭り“を起点とした継続的な関係人口創出』『中山間地域の“食文化”を起点とした地域愛着の醸成』など。
イベントの内容に関するお問い合わせ
NTT東日本 地域循環型ミライ研究所
電子メール: mirai_honmu-ml[at]east.ntt.co.jp ←[at]を半角アットマークに直してください。