2020.04.01

GLOCOM Monthly Topics ~April, 2020

国際大学GLOCOMです。平素より大変お世話になっています。

4月7日に東京含む7都府県に発令された緊急事態宣言は、16日にはその対象が全国に広げられ、外出自粛のますますの強化など経験したことのない日々が続いています。

このコロナ禍で、政府が推進する小中学生の教育ICT環境の整備に向けた施策「GIGAスクール構想」が前倒しで実施される運びとなり、豊福晋平研究員がかねてより提唱する「教育現場での1人1台のデジタル機器導入」が注目を集めています。
学校の一斉休校に伴い、ご自宅でお子様と過ごす時間が長くなっている方も多いと思いますが、今回のMonthly Topicsのメディア情報では、パソコンに限らず身近な端末を活用する案や、教育IT化がもたらす変化について豊福研究員がコメントしているものを一部ご紹介しています。

このほかにも、新型コロナウィルスに関するデマ拡散や業務上のハンコの電子化など、GLOCOM研究員が行っている様々な研究とリンクするニュースも散見し、在宅が推奨される中、ICTの活用や使い方はあらゆる分野で見直されているように思います。

 

▼<今月のTopics> —————▼——————————–▼
◆Pick up
【好評発売中】機関誌『智場』#123特集号「データ・エコノミーの未来 日本の競争戦略と個人情報保護」
【レポート公開】第5回日本流データ利活用研究会
【メディア情報】
・GLOCOM所長・松山良一のインタビュー記事(財界)
・豊福晋平研究員の教育ICTに関する成果(朝日新聞、日経ビジネス)
・櫻井美穂子研究員:都市のレジリエント研究に関する連載最新記事(リスク対策.com)
・山口真一研究員のフェイクニュースに関するアンケート調査研究の成果(NHKニュース、ヤフーニュース等)
・小林奈穂研究員が創造性研究に関する講演をしたセミナーレポート(週刊BCN)
・庄司昌彦研究員のデジタルガバメント研究に関わる成果(NHKニュース)

◆新型コロナウイルス感染症予防対応に関連したお知らせ
・GLOCOMへのご連絡について
・研究ワークショップ開催について

 

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■ Pick up ― 最近の主な活動 ■
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【好評発売中】機関誌『智場』#123特集号「データ・エコノミーの未来 日本の競争戦略と個人情報保護」

責任編集・山口真一(准教授・主任研究員)

4月1日に機関誌『智場』最新号#123を発行しました。
『智場』は情報社会の最新動向や研究成果を広くお知らせするためにGLOCOMが発行している機関誌です。

今回は特集号「データ・エコノミーの未来」と題して、産官学の多様な有識者の論考を集め、この一冊で、「データ利活用に関する諸課題と、今後に向けて取り組むべきこと」が分かることを目指しました。

本誌は、データ利活用における日本企業の課題と解決方法、これから必要となるエコシステム戦略と産業競争力、国内外のプラットフォーム・データ戦略、データ流通の理想的制度・経済政策などを論じ、これからデータ利活用を積極的に推進しようとしている企業や、政策立案に関わる方々の一助となることを願っています。

現在Amazonにて好評発売中です。ぜひご一読ください。
https://www.amazon.co.jp/dp/4904305175/ref=cm_sw_r_tw_dp_U_x_CvXCEbJPDRSTS

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【レポート公開】第5回日本流データ利活用研究会

テーマ:『“Cookieless” 時代のデータビジネス 』
講師 :クロサカタツヤ(株式会社 企 代表取締役)
日時 :2020年3月10日(火)19:00~21:00
場所:国際大学 グローバル・コミュニケーション・センター
開催レポートはこちらから

 

日本流データ利活用研究会は、「第二の石油」とまで言われるほど重要視されているデータ分野に関して、産学で意見交換を行いデータ利活用にまつわる諸課題を特定したうえで、その改善策を提示することを目的に2019年9月に設立されました。
第5回となる本会では、クロサカタツヤ氏(GLOCOM 客員研究員/株式会社企 代表取締役)の研究内容をベースにした話題提供の後にディスカッションを行いました。講演はCookie問題の概要からエコシステムの崩壊、そして規制のあるべき姿まで多岐にわたり、ディスカッションもGAFAと競争政策の話題を中心に大いに盛り上がりました。

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【メディア情報】松山良一所長のインタビュー記事(財界)

『財界』2020年4月8日号に、GLOCOM所長・松山良一のインタビュー記事が掲載されました。
・GAFAなどの巨大プラットフォーマーが台頭する中、日本の立ち位置は?「新しい技術をユーザーの目線で検証し、日本の進むべき道を提言していく」(『財界』、株式会社財界研究所、2020年4月8日号)
財界WEB http://www.zaikai.jp/

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【メディア情報】豊福晋平研究員の教育ICT研究に関する成果(朝日新聞)

・(GIGAスクール構想始動:上)PC1人1台、子どもの学び変わる(3月22日、朝日新聞)
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14411999.html

・学校とICT/学びはもっと自由に、もっと創造的になる(4月6日、寺子屋朝日、朝日新聞社)
https://terakoya.asahi.com/article/13256149

・新型コロナで「教育止まった」日本、「まずは手元のスマホ生かせ」 国際大学 豊福晋平准教授に聞く(日経ビジネス2020年4月13日号、日経BP)
https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00142/041000005/

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【メディア情報】櫻井美穂子研究員の都市のレジリエント研究に関する成果

◆連載「ロックフェラー財団100RCに見る街づくりのポイント」(リスク対策.com)
本連載では、米国・ロックフェラー財団が実施した、世界の100都市を選定してレジリエント戦略の策定支援を行うプログラム「100 Resilient City」の対象都市をピックアップし、短期的課題(ショック)と長期的課題(ストレス)を整理し、レジリエント戦略で定められたゴールとアクションをまとめています。

・レジリエンスをプロセスとしてとらえる 第12回:サンフランシスコ(アメリカ)
https://www.risktaisaku.com/articles/-/27360

・オンラインサービスを強化 第13回:サンフランシスコ(続)
https://www.risktaisaku.com/articles/-/29295

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【メディア情報】山口真一研究員のフェイクニュースに関するアンケート調査研究の成果

山口真一研究員が、3月28日(土)17:00から放送された「NHKニュース」(NHK総合)に出演しました。

フェイクニュースに関する実証研究の最新の研究成果をベースに、新型コロナウイルスに関連した誤情報の拡散についてコメントしました。約75%の人はフェイクニュースを信じてしまっていること、50代以上の人のほうが若い人よりフェイクニュースを信じやすい傾向にあること、メッセージアプリやメールマガジンなどをよく利用する人のほうがツイッターなどのSNSをよく利用する人よりもフェイクニュースと気が付かずに誤情報を拡散しやすい傾向がみられたといったことを話しました。

内容はNHKニュースのウェブ記事でも閲覧できます。
・“フェイクニュース” 若い世代より中高年が「信じやすい」(NHK総合、NHKニュース、3月28日)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200328/k10012355491000.html

 

●フェイクニュースの実証研究に関連する成果
・フリマアプリは新品購入をうながす?年400億円以上の効果、その理由とは(ニコニコニュース、4月2日)
https://news.nicovideo.jp/watch/nw6952343

・止まらない新型コロナのデマ。なぜフェイクニュースを信じてしまうのか(AMP、ヤフーニュースなど、4月9日)
https://amp.review/2020/04/09/fake-news-2/

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【メディア情報】小林奈穂研究員が創造性研究に関する講演をしたセミナーレポート

小林奈穂研究員が登壇した、週刊BCNが主催するセミナー(3月25日にオンライン実施)のレポートが公開されました。
このセミナーで小林研究員は「組織の創造性~デジタル時代の経営指標と分散型ワーク・マネジメント」と題した特別講演を行いました。

・【セミナーレポート】新型コロナウイルスに負けない!週刊BCNがSIer・リセラー向けのセミナーをオンラインで開催(3月26日、週刊BCN+)
https://www.weeklybcn.com/journal/news/detail/20200326_173396.html

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【メディア情報】庄司昌彦研究員のデジタル・ガバメント研究に関わる成果

庄司昌彦研究員がNHKニュース おはよう日本(NHK総合)の「おはBiz」のコーナーでコメントしました。
在宅勤務が続く中、会社へ出勤せざるを得ない状況を生んでいるハンコ問題に関するニュースです。

内容は「おはBizキーワード解説」のウェブサイトから動画でご覧いただけます。
・在宅勤務 カキは“ハンコ”?(おはよう日本 おはBiz、4月21日)
https://www3.nhk.or.jp/news/contents/ohabiz/2020_0421.html

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■ 新型コロナウイルス感染症に関する対応について ■
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GLOCOMでは国や都からの要請に基づき、新型コロナウイルス感染症の対応として、現在、全所員を対象に在宅勤務や時差通勤等を実施しています。
そのため、オフィスならびに所員への電話でのご連絡が繋がらずご迷惑をおかけする場合がございますが、何卒ご理解くださいますようお願いいたします。

 

●GLOCOMへのご連絡について
当面の間、GLOCOMならびに所員へのご連絡は、電子メール等をご利用ください。

 

※GLOCOM代表へは、以下のURL(お問い合わせ)よりご連絡いただけます。
http://www.glocom.ac.jp/contact
折り返し、担当者よりご連絡させていただきます。</p

ご不便をおかけいたしますが、重ねてご理解・ご協力の程よろしくお願いいたします。

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●研究ワークショップ開催について

研究ワークショップ(毎月第3木曜)は、この度の新型コロナウイルスの感染症対策に伴い、現在開催を見合わせております。
イベント自粛要請の解除後、再開時期が決まり次第、改めて皆様にご案内をさせていただきます。
ご理解のほど何卒よろしくお願い申し上げます。

※お問い合わせ: info_pf[at]glocom.ac.jp

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今月もMonthly Topicsをお読みくださりありがとうございました。
この逼迫した状況はもうしばらく続きそうですが、私たちの社会が1日も早く平常を取り戻すことができるよう、心から願ってやみません。

 

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(2020年4月22日配信)

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