国際大学GLOCOMです。平素より大変お世話になっています。
九州地方ならびに各地の豪雨被害により被災された皆さまへ心よりお見舞い申し上げます。
GLOCOMでは、コロナ禍における災害対応にご利用いただけるよう、「災害対応アセスメントα版」を臨時公開しています。
被災地の一日も早い復旧への一助となれば幸いです。
▼<今月のTopics>–▼————————▼
◆Pick up
【新刊発売】山口真一『なぜ、それは儲かるのか:〈フリー+ソーシャル+価格差別〉×〈データ〉が最強な理由』
【臨時公開】災害対応アセスメントα版(避難者支援アセスメントツール2020年7月α版)
【論文掲載】山口真一研究員・青木志保子研究員らのネット利活用調査の共著論文(Technology in Society)
【ポッドキャスト配信】菊地映輝研究員出演のリモートワーク文化を考えるポッドキャスト「Co-Culture Cast」#2
【メディア情報】
・豊福晋平研究員の教育ICT研究に関する成果(日本経済新聞)
・櫻井美穂子研究員の都市のレジリエント研究に関する連載(リスク対策.com)
・庄司昌彦研究員のデータ利活用と個人情報に関わる研究成果(朝日新聞)
【委員活動】山口真一研究員が日本リスクコミュニケーション協会の理事に就任しました
【開催報告&動画公開】GLOCOM六本木会議オンライン#2・#3
【開催報告】「災害時コミュニケーションを促進するICT利活用に関する首長研究会」2020年度第2回職員勉強会
【研究ワークショップ】
・6月度プログラムの様子が朝日新聞に掲載されました
・2020年7月度プログラム「デフレーミング戦略から読み解くアフターコロナの企業経営 #1 組織マネジメント・人材管理」&次回開催のご案内
◆GLOCOMからのお知らせ
・新型コロナウイルス感染症予防対応に関連したお知らせ&GLOCOMへのご連絡について
・夏季休業のお知らせ
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■ Pick up ― 最近の主な活動 ■
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【新刊発売】山口真一『なぜ、それは儲かるのか:〈フリー+ソーシャル+価格差別〉×〈データ〉が最強な理由』
山口真一研究員の新刊『なぜ、それは儲かるのか』が草思社より7月22日に発売されました。
本書では、ある1つの勝ちパターンが世界のビジネスを席巻していることを指摘し、GAFA、メルカリ、LINEからモバイルゲーム業界までもが活用する「FSP-Dモデル」(F=フリー、S=ソーシャル、P=価格差別、D=データを相互作用させることで高い利益を生むビジネスモデル)」について、詳しく解説しています。ビジネスパーソンの皆さまの経営戦略未来地図となりうる1冊ですので、ぜひご一読ください。
※9月1日に出版記念イベントをオンラインで開催予定です。詳細は準備でき次第、HPでご案内いたします
『なぜ、それは儲かるのか:〈フリー+ソーシャル+価格差別〉×〈データ〉が最強な理由』
出版社:草思社
発行日:2020年7月22日
詳細はこちらをご覧ください。
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【臨時公開】災害対応アセスメントα版(避難者支援アセスメントツール 2020年7月α版)
GLOCOMではこの度の令和2年7月豪雨を受け、これまでの調査研究をベースに制作した『災害対応アセスメント(α版)』を臨時公開しています。
熊本県を中心とした九州及び各地での豪雨による大きな被害からの復旧は、新型コロナウイルスの感染予防を講じながらの対応が必要となっています。本ツールはこれまでの災害現場での暗黙知の情報を形式知化したデータ一覧となっており、災害時の対応必要事項がチェックシートで確認できる仕様となっています。今回公開したα版では、コロナ禍の現状を踏まえ、感染症防止に留意したデータも整備しました。災害復旧に少しでも役立つことができれば幸いです。
・『災害対応アセスメント』2020年7月α版ご利用についてはhttps://disaster-response-assessment.an.r.appspot.com/ をご覧ください。
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【論文公開】山口真一研究員・青木志保子研究員らのネット利活用調査の共著論文(Technology in Society)
山口真一研究員・青木志保子研究員らによるデータ利活用についての共著論文が、学術雑誌”Technology in Society”に掲載されました。
・論文 “How Do People Value Data Utilization?: An Empirical Analysis Using Contingent Valuation Method in Japan”
(Technology in Society, Volume 62 掲載)
山口真一研究員、大島英隆氏(リサーチアシスタント)、佐相宏明氏(リサーチアソシエイト)、青木志保子研究員
全文(英語) https://authors.elsevier.com/a/1bG6V,3f~sCSlg ※8月8日まで無料閲覧可
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【ポッドキャスト配信】菊地映輝研究員出演のリモートワーク文化を考えるポッドキャスト「Co-Culture Cast」#2
情報社会における都市とインターネットの文化事象を研究する菊地映輝研究員が、株式会社フューチャーセッションズとともに、「組織文化」をキーワードにポッドキャスト「Co-Culture Cast」を配信しています。
今月公開の第2弾では、「リモートワーク文化を考える」と題し、これからのリモートワークは従来の働き方をそのままオンラインに置き換えるという発想は捨て、仕事のニーズに合わせたツールの利用やカスタマイズを考える必要があることなどを、リモートならではの企業文化の可能性の観点から語っています。
・リモートワーク文化を考える Future Sessions & GLOCOM(ポッドキャスト「Co-Culture Cast」)
https://note.com/futuresessions/n/n6842ce96324f
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【メディア情報】豊福晋平研究員の教育ICT研究に関する成果
・「デジタルで効率的な学びを」豊福晋平・国際大准教授(日本経済新聞、7月6日)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO61196360W0A700C2MM8000/
・オンライン学習、小中向け端末配備に遅れ 日経調査(日本経済新聞、7月23日)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO61889280T20C20A7MM8000/
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【メディア情報】櫻井美穂子研究員の都市のレジリエント研究に関する成果
◆連載「ロックフェラー財団100RCに見る街づくりのポイント」(リスク対策.com)
・適応、持続性、繁栄、埋め込みの4つのアクションプラン 第14回:メルボルン(オーストラリア)
https://www.risktaisaku.com/articles/-/33378
・One シドニーで一丸となった街づくり 第15回:シドニー(オーストラリア)
https://www.risktaisaku.com/articles/-/34395
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【メディア情報】庄司昌彦研究員のデータ利活用と個人情報に関わる研究成果
・「サザエさんをさがして:盗聴と新型コロナ 技術進み、私生活も丸裸に」(朝日新聞、6月20日)
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14517265.html
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【委員活動】山口真一研究員が日本リスクコミュニケーション協会(RCIJ)の理事に就任しました
山口真一研究員が、一般社団法人日本リスクコミュニケーション協会(RCIJ: Risk Communication Institute of Japan)の理事に就任しました。
日本リスクコミュニケーション協会は、現在のコロナ危機のような不測事態が発生した際のコミュニケーションスキルの向上や、リスク管理・危機管理担当者と組織内外のコミュニケーションを司るスキルを持つ人材が企業に求められるようになるという観点から、2020年7月6日に設立されました。
~山口研究員のコメント~
ソーシャルメディアが普及する中、リスクコミュニケーションはこれまで以上に重要になっています。本協会には、組織全体を見ながら組織内外に適切なコミュニケ―ションを出来るような、単なる一部署一従業員の枠を超えた、情報を司る専門家を日本で育成するという理念があります。私はその理念に深く賛同し、参画させていただきました。微力ながら、活動をとおして社会に貢献できればと思っています。
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【開催報告&動画を公開】GLOCOM六本木会議オンライン#2・#3
「#2:ネット上の誹謗中傷問題とその対処を考える」
日 時:2020年6月23日(火)19:00~20:00
配信形式:Zoomウェビナー
登壇者(五十音順、敬称略):
曽我部真裕(京都大学大学院法学研究科教授)
古田大輔(ジャーナリスト/株式会社メディアコラボ代表/メディアコンサルタント/BuzzFeedJapan創刊編集長)
山口真一(GLOCOM 主任研究員・准教授)
ネット上での誹謗中傷問題が今また大きな議論を呼んでいます。六本木会議オンライン#2では、発信者情報特定の規制などによって書き込み行動の抑止効果は見込めるものの、GLOCOMの研究結果からも悪質な書き込みは正義感のもとに投稿されるケースが多いと示されていることなどから、解決への道の複雑性が論じられました。根源的な解決のためには、デジタル時代の新たな倫理観や価値観、行動についての教育が必要であることなどが指摘され、その提供者として事業者や公教育への期待が述べられました。
#2セッションの様子(動画)は、以下のYoutube「GLOCOM六本木会議チャンネル」でご覧いただけます
開催動画: https://roppongi-kaigi.org/topics/2504/
「#3:デジタル教育の現在と未来を考える」
日 時:2020年7月13日(月)18:00~19:00
配信形式:Zoomウェビナー
登壇者(敬称略):
夏野剛 (株式会社ドワンゴ代表取締役社長CEO/学校法人角川ドワンゴ学園理事/慶應義塾大学政策・メディア研究科特別招聘教授)
前川徹(GLOCOM主幹研究員/東京通信大学情報マネジメント学部学部長・教授)
豊福晋平(GLOCOM主幹研究員・准教授)
ウィズコロナ社会を前提に、教育のオンライン化がこの数カ月で急速に拡大しました。今後はさらに従来の一斉授業がオンデマンド方式へ移行し、学習ペースや興味関心による個別最適へ向かうと考えられます。本セッションでは、日本のデジタル教育のフロンティアを拓くゲストを迎え、デジタル化による学びの効率化により、リアルの学びの重点が「実体験」おかれるようになったことや教師の役割がティーチングからコーチングへとシフトしていくことなどが指摘されました。さらに、デジタル教育の未来とは学びの選択可能性が広がることであり、創造的人材の育成へとつながる点において、今後のさらなる拡大・進展が期待されることが確認されました。
#3セッションの様子(動画)は、以下のYoutube「GLOCOM六本木会議チャンネル」でご覧いただけます
開催動画: https://roppongi-kaigi.org/topics/2514/
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【開催報告】「災害時コミュニケーションを促進するICT利活用に関する首長研究会」2020年度第2回職員勉強会
活動2年目を迎えたGLOCOMレジリエントシティ研究ラボが「首長研究会」職員勉強会を、7月14日にオンラインにて開催しました。
茨城県守谷市の広報と災害対策のご担当者から、同市で2018年より運用されている公式市民総合支援アプリ「Morinfo(もりんふぉ)」についてご講演いただきました。「Morinfo」は、平時には子育て支援やごみカレンダー、防災情報や広報情報を入手できるサービスを提供しつつ、災害時には災害モードに切り替わり、レポート機能を使って被害状況の集約に利用できる機能があることが紹介されました。講演後は、コロナ禍における避難所周りの新規機能などについて意見交換を行いました。
また、今年度新たに立ち上げた2つの分科会「『災害支援・受援のための情報共有リファレンス/参照モデル(仮称)』の作成」と「『パーソナル情報とローカル情報の組み合わせによる住民意識の向上と危険エリアへの個別情報伝達に関する共通ガイドライン(仮称)』の作成」の初回会合を開催しました。
GLOCOM レジリエントシティ研究ラボ 「災害時コミュニケーションを促進するICT利活用に関する首長研究会」の詳しい内容はこちらから
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【研究ワークショップ開催】
研究ワークショップは6月よりオンラインにて開催しています。
●6月度プログラム「デジタル・シチズンシップとは何か~情報社会に求められる新たな教育~」に関する記事が朝日新聞に掲載されました
(明日へのLesson)第4週:キャンパス デジタル空間の市民教育 坂本旬さん(朝日新聞、7月22日)
https://www.asahi.com/articles/DA3S14558077.html
●2020年7月度プログラム「デフレーミング戦略から読み解くアフターコロナの企業経営 #1 組織マネジメント・人材管理」
日時:2020年7月21日(火)16:00~17:30
配信形式:Zoomウェビナー
講師:高木聡一郎(GLOCOM 主幹研究員/東京大学大学院情報学環 准教授)
秋山進(GLOCOM 客員研究員/プリンシプル・コンサルティング・グループ株式会社 代表取締役)
企画・進行:小林奈穂(GLOCOM 主任研究員)
2020年Summerシーズンは、アフターコロナの社会を生き抜くための企業経営を考えるシリーズとして開催しています。
今月開催した第1回ワークショップでは、高木研究員が提唱する「デフレーミング戦略」についての自身からの解説に加え、秋山氏からはテレワークが進むなかでの価値創造プロセスの変化について紹介されました。後半のトークセッションでは、企業という「枠」を超えて個人が活躍する「個人化」が、アフターコロナの社会でますます進むことが指摘され、今後は組織と個人の信頼の在り方の変化とともに、新たな「組織の価値」の再定義が求められていることなどが共有されました。
●次回予告
「デフレーミング戦略から読み解くアフターコロナの企業経営 #2コラボレーション・共創・イノベーション」
日時:2020年8月28日(金)
配信形式:Zoomウェビナー
講演:高木聡一郎(GLOCOM主幹研究員)
角勝(株式会社フィラメント代表取締役CEO)
※申込方法などの詳細は8月上旬にメールにてご案内予定です
※お問い合わせ: info_pf[at]glocom.ac.jp
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■ GLOCOMからのお知らせ ■
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●新型コロナウイルス感染症に関する対応&GLOCOMへのご連絡について
GLOCOMでは新型コロナウイルス感染症への対応として、所員の在宅勤務・時差通勤等を引き続き実施しておりますが、6月15日より平日11:00-15:00の時間帯でオフィス運営を再開しました。
ただし、感染リスクの軽減策を講じたうえでの限定的な運営となっておりますので、オフィスへのご来訪に関しましては、あらかじめ担当者へご連絡のうえでお願いいたします。
また、お電話でのご連絡についてはスムーズにおつなぎできずご迷惑をおかけする場合がございますので、電子メール、もしくは以下のお問い合わせフォームよりご連絡ください。
お問い合わせ http://www.glocom.ac.jp/contact
●夏季休業のお知らせ
8月11日(火)~8月14日(金)は夏季休業となります。
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今月もMonthly Topicsをお読みくださりありがとうございました。
都心部を中心としたコロナウイルス感染症拡大が懸念される状況が続く中、日ごとに暑さの増す季節ともなりますので、皆さまくれぐれもご自愛ください。
引き続きどうぞよろしくお願いします。
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国際大学グローバル・コミュニケーション・センター
i-プラットフォーム 担当:武田・安藤
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