2020.10.01

GLOCOM Monthly Topics ~October, 2020

平素よりお世話になっております。国際大学GLOCOMです。
立冬も近づき、寒さを感じる日も急に増えてきました。コロナ禍が続く中ですが2020年度も早くも下半期に突中し、GLOCOMでもオンラインを駆使しプロジェクト推進・研究会開催など、例年に劣らず活発に活動に励んでいます。

今月もMonthly TopicsでGLOCOMの研究活動・成果をご案内します。気になるトピックがございましたらお声がけください。

 

▼<今月のTopics>–▼————————▼

◆Pick up
【発行】GLOCOM OPINION PAPER No.33
【報告書公開】Innovation Nippon 2019 報告書「日本におけるフェイクニュースの実態と対処策」&オンラインシンポジウム開催決定
【動画公開】オンラインシンポジウム「情報社会の言論環境を考える~フェイクニュース、誹謗中傷とどう向き合うか~」
【開催報告、資料・レポート・動画公開】
GLOCOM六本木会議オンライン#8 & #9
ウェビナー「避難行動を誘発するための災害時情報伝達」(公開コロキウム)
『令和2年版情報通信白書』読書会(公開コロキウム)
【研究ワークショップ】2020年9月度プログラム&10月度開催のご案内(本日開催)
【メディア情報】
山口真一研究員のネット言論に関する研究成果(東洋経済オンライン、PRESIDENT Online、AERA dot.)
『なぜ、それは儲かるのか』出版記念オンラインセミナー書きおこし記事(ログミー)
櫻井美穂子研究員の都市のレジリエントに関する研究成果(European Journal of Information Systems)
庄司昌彦研究員の行政デジタル化に関する研究成果(BS-TBS、NHK、日本経済新聞)
【新規活動】山口真一研究員が「Yahoo!ニュース 公式コメンテーター」になりました

◆今後の開催イベントのご案内
【申込受付中/招待制】GLOCOM六本木会議オンライン#10(10月29日開催)

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■ Pick up ― 最近の主な活動 ■
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【発行】GLOCOM OPINION PAPER No.33

◆GLOCOM OPINION PAPER No.33「情報社会における観光は「メタ観光」で捉えよう」菊地映輝研究員
→本文はこちらからお読みいただけます。

情報社会に特有の観光のあり方を捉えるため、現在世界中で観光産業においてや研究者による調査や議論が進む中、菊地映輝研究員は「メタ観光」の研究に取り組んでいます。本稿では、メタ観光の基本的な考え方を解説するとともに、情報社会における観光のあり方を考え、メタ観光概念の必要性について述べています。
菊地研究員の「メタ観光」研究に関するウェビナー動画も公開中(YouTube「GLOCOM六本木会議チャンネル」https://roppongi-kaigi.org/topics/2536/ ※詳細は以下GLOCOM六本木会議オンライン#9の項をご参照ください)です。是非、併せてご覧ください。

※バックナンバーはこちらからご覧いただけます。

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【報告書公開】Innovation Nippon 2019 報告書「日本におけるフェイクニュースの実態と対処策」
【動画公開】オンラインシンポジウム「情報社会の言論環境を考える~フェイクニュース、誹謗中傷とどう向き合うか~」

Innovation Nipponは、国際大学GLOCOMが、グーグル合同会社のサポートを受けて2013年に立ち上げた研究プロジェクトです。
この度、2019年度報告書「日本におけるフェイクニュースの実態と対処策」を公開しました。概要は以下のとおりです。下記リンクより報告書全文をご覧いただけます。
http://www.innovation-nippon.jp/?p=815

Innovation Nippon 2019では、日本におけるフェイクニュースの実態・社会的影響・対処策の効果を定性的・定量的に明らかにすることをプロジェクト目標としました。実証研究においては、フェイクニュースを約75%の人が信じてしまっていること、拡散手段として「友人・知人・家族に直接話す」が最多であること、メッセージアプリ・メールマガジンの利用時間が長いとフェイクニュースを信じて拡散する確率が高くなること、情報リテラシーが高いとフェイクニュースを信じて拡散する確率が減少すること、SNS・ネットの投稿内容に関するリテラシー教育・研修を受けているとフェイクニュースを信じて拡散する確率が減少すること、政治的フェイクニュースは特に弱く支持している層の考えを変える力を持っていること、などが明らかになりました。これら結果を受けて導き出した政策的含意なども提示した、日本におけるITを通じたイノベーション促進に役立てていただくべく報告書を公開しておりますので、是非ご一読ください。

また、本研究活動の発表イベントとして、オンラインシンポジウムを10月20日(火)に開催いたしました(後援:総務省・Innovation Nippon)。シンポジウムでは、総務省、マスメディア、ネットメディア、ファクトチェック団体、学者といった多様な立場の登壇者らが、それぞれの観点からネット上のフェイクニュースや誹謗中傷について議論を交わしました。
本イベントの動画はYoutube(https://youtu.be/L0Pl7hOneJM)で公開しています。

◆オンラインシンポジウム「情報社会の言論環境を考える~フェイクニュース、誹謗中傷とどう向き合うか~」
主 催:国際大学グローバル・コミュニケーション・センター(GLOCOM)
後 援:総務省、Innovation Nippon
日 時:2020年10月20日(火)15:00~18:00
会 場:YouTubeにてライブ配信 https://youtu.be/L0Pl7hOneJM

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【動画公開】GLOCOM六本木会議オンライン#8&9

◆「#8 スマート農業の現在と未来を考える – 人口減少、コロナ・パンデミックに負けない農業を目指して」
日時:2020年9月30日(水)18:00~19:00
配信形式:Zoomウェビナー
登壇者(敬称略):
渡邊 智之(一般社団法人 日本農業情報システム協会 JAISA 代表理事)
菱木 豊 (inaho株式会社 代表取締役)
進行:小林 奈穂(GLOCOM六本木会議 事務局長/ GLOCOM 主任研究員・研究プロデューサー)

セッションの様子(動画)は以下のYouTube「GLOCOM六本木会議チャンネル」からご覧いただけます。
https://roppongi-kaigi.org/topics/2535/

◆「#9 メタ観光で都市を成長させる」
日時:2020年10月7日(水)18:00~19:00
配信形式:Zoomウェビナー
登壇者(敬称略):
玉置泰紀(KADOKAWA/2021年室エグゼクティブプロデューサー・担当部長)
真鍋陸太郎 (東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻助教)
牧野友衛(トリップアドバイザー 代表取締役)
菊地映輝(GLOCOM 研究員・講師)

セッションの様子(動画)は以下のYouTube「GLOCOM六本木会議チャンネル」からご覧いただけます。
https://roppongi-kaigi.org/topics/2536/

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【開催報告】「避難行動を誘発するための災害時情報伝達」(公開コロキウム)

日時:2020年9月28日(月)17:00-18:00
会場:Zoomウェビナー
登壇者予定(敬称略):
大坪祐紀(国土交通省 水管理・国土保全局 河川計画課 河川情報企画室 企画専門官)
大高利夫(藤沢市 総務部 IT推進課 情報政策担当)
櫻井美穂子(GLOCOM主任研究員・准教授)

近年頻発する自然災害、特に水害時の住民の避難行動をいかに誘発するかについて自治体は頭を悩ませています。本ウェビナーでは、国土交通省が実施する「逃げなきゃコール」の考え方(家族や親族など身近な人から、避難が必要な人へ「逃げて」と伝達する)や、災害時の情報伝達の工夫(重要なメッセージを冒頭に持ってくる、河川名にルビをふる、できるだけ平易な言葉で避難行動を促すなど)の事例をもとに、住民一人ひとりの意識を平時から高める啓蒙のあり方について議論しました。AR/VRを使った防災訓練や、ハザードマップの活用法などが話題となりました。

※開催レポート、資料はこちらで公開しています。

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【開催報告】「『令和2年版情報通信白書』読書会」(公開コロキウム)

「『令和2年版情報通信白書』読書会」(公開コロキウム)
日時:2020年10月9日(金)16:00~17:30
会場:Zoomウェビナー
参加費:無料
主催:国際大学グローバル・コミュニケーション・センター
講師:藤井信英(総務省 情報流通行政局 情報通信経済室長)
コメンテータ:庄司昌彦(GLOCOM主幹研究員/武蔵大学社会学部教授/『情報通信白書』アドバイザリーボード)

2020年の現在、いよいよ5Gの商用サービスが開始し、また新型コロナウイルスの流行を受けてICTの重要性が再認識されています。今年発行の令和2年版情報通信白書の特集テーマは「5Gが促すデジタル変革と新たな日常の構築」です。
本コロキウムでは、総務省情報流通行政局情報通信経済室の藤井信英室長を登壇者に迎え、5Gの現状や今後の普及についてまとめられている白書第1部の内容を中心に解説いただき、庄司昌彦研究員からは白書第2部のICT分野の基本データと政策動向に関連して、今後のICT政策について解説を行いました。視聴者との質疑応答では、5Gやサイバーセキュリティについてなど様々なテーマについての議論が行われました。

※開催レポート、資料はこちらで公開しています。

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【研究ワークショップのご案内】

●【開催済】2020年9月度プログラム「デフレーミング戦略から読み解くアフターコロナの企業経営 #3ビジネスモデルとサービスデザイン」
日時:2020年9月24日(金)
配信形式:Zoomウェビナー
講演1:  高木聡一郎(GLOCOM主幹研究員/東京大学大学院情報学環 准教授)
講演2:  神野元基(教育イノベーター/中央教育審議会特別部会 臨時委員/株式会社COMPASSファウンダー)
パネル登壇:豊福晋平(GLOCOM 主幹研究員・准教授)+上記講演者
企画・進行:小林奈穂(GLOCOM 主任研究員)
※開催報告は次号に掲載予定です

●2020年10月度プログラム「GOVERNANCE INNOVATION:Society5.0の実現に向けた法とアーキテクチャのリ・デザイン」を読み解く
日時:2020年10月23日(金)16:00-17:30(本日開催)
配信形式:Zoomウェビナー
講師:羽深宏樹(経済産業省 商務情報政策局 情報経済課 課長補佐/弁護士(日本・NY州))
コメンテーター:渡辺智暁(GLOCOM主幹研究員・教授・研究部長)
企画・進行  :小林奈穂(GLOCOM 主任研究員)

研究ワークショッププログラムお問い合わせ: info_pf[at]glocom.ac.jp

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【メディア情報】山口真一研究員のネット言論に関する研究成果

・「ネット炎上参加者「実は高年収」という仰天実態 「暇な若者」でも「低学歴ひきこもり」でもない」(東洋経済オンライン)
https://toyokeizai.net/articles/-/378777

・「憲法改正」14%の両極端な意見がネット上では46%に増えるワケ なぜネットには”極端な人”が多いか(PRESIDENT Online)
https://president.jp/articles/-/39117

・「「意外な事実」ネット炎上の参加者は参加しない人より年収が80万円高い 正義感に突き動かされる裕福な人々 」(PRESIDENT Online)
※毎日新聞ウェブに掲載された記事を再編したものです
https://president.jp/articles/-/39170

・「低体温症で死亡例も…改善進まぬ日本の避難所 「『大変だから仕方ない』のマインド変えるべき」と専門家」(AERA dot.)
災害時対応についてのグーグルとの共同研究プロジェクトに関連して、山口真一研究員がコメントした記事です。
https://dot.asahi.com/aera/2020100100079.html

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【メディア情報】『なぜ、それは儲かるのか』出版記念オンラインセミナーの書き起こし記事(ログミー)

9/1に開催した『なぜ、それは儲かるのか』出版記念オンラインセミナーの講演・パネルディスカッションの書き起こし記事が、ログミーに掲載されました。

・講演1/3「「基本無料×ネットワーク効果がビッグビジネスを生む」 山口真一氏が解説する、覇権を握る“FSP-Dモデル”とは?」
https://logmi.jp/business/articles/323309

・講演2/3「“超”高収益化につながる「多段階価格差別」のカラクリ 成功するモバイルゲームに見る、価格戦略のあり方」
https://logmi.jp/business/articles/323310

・講演3/3「年間7700億円の経済効果を生む「SNS発信のための消費」 ソーシャルマーケティングを成功させる“3つの鉄則”とは?」
https://logmi.jp/business/articles/323320

・パネルディスカッション1/4「メルカリ・小泉会長が、30億近い赤字でも重要視したものは? キーワードは「長い目」」
https://logmi.jp/business/articles/323311

・パネルディスカッション2/4:「ハンコ廃止問題で考える仕事の本質とは? 日本企業が陥る「作りたいのはこれじゃなかった」問題」
https://logmi.jp/business/articles/323312

・パネルディスカッション3/4:「メルカリ・小泉氏「業績予想を出すことには、基本的に懐疑的」 企業のサスティナブルな成長を支える資本市場の在り方とは?」
https://logmi.jp/business/articles/323313

・パネルディスカッション4/4:日本のサイズ感は「プラットフォーム化しづらい」 メルカリ・小泉氏が語った、この国でBtoB事業を興す際の心得
https://logmi.jp/business/articles/323314

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【メディア情報】櫻井美穂子研究員の都市のレジリエントに関する研究成果

・共著論文掲載“Resilience against crises: COVID-19 and lessons from natural disasters,”
(European Journal of Information Systems. 2020)
https://www.tandfonline.com/doi/full/10.1080/0960085X.2020.1814171

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【メディア情報】庄司昌彦研究員の行政デジタル化に関する研究成果

・出演「報道1930」「行政サービス一元化、縦割り打破は可能か?」(BS-TBS、9月22日)
https://youtu.be/mn4ACeqxNNc

・コメント出演「そのハンコ ほんとに必要?」(NHKニュース、9月28日)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200928/k10012638581000.html

・コメント掲載「菅予算、デジタル・地方を重視 「賢い支出」課題」(日本経済新聞、9月30日)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO64449470Q0A930C2EE8000/

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【新規活動】山口真一研究員が「Yahoo!ニュース 公式コメンテーター」になりました

インターネットニュース配信サービス「Yahoo!ニュース」には、ユーザーが他者の意見に触れて自らの考え・理解を深めることを目的として、ニュース記事の下部にコメント欄が設置されています。
9月末から新たに開始された「Yahoo!ニュース 公式コメンテーター」は、Yahoo!ニューストピックスで注目度の高い各分野のニュースに対して専門家や著名人が解説・意見をコメント投稿するというもので、山口研究員はその一人に起用されました。

山口真一研究員のYahoo!ニュースコメントページ
https://news.yahoo.co.jp/profile/commentator/yamaguchishinichi

ヤフー株式会社プレスリリース「Yahoo!ニュース、著名人がニュース記事に専門コメントを寄せる 「Yahoo!ニュース 公式コメンテーター」を新たに開始」
https://about.yahoo.co.jp/pr/release/2020/09/28a/

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■ 今後のイベント開催のご案内 ■
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◆【申込受付中/招待制】GLOCOM六本木会議オンライン#10

「#10 日本のデジタル庁は何にどう取り組むべきか? ― 日韓の電子行政に詳しい廉宗淳氏に訊くPart 2 ―」
日時:2020年10月29日(木)18:00~19:00
配信形式:Zoomウェビナー
登壇者(敬称略):
廉 宗淳(ヨム ジョンスン)(イーコーポレーションドットジェーピー株式会社 代表取締役)
前川 徹(東京通信大学情報マネジメント学部学部長・教授/GLOCOM 主幹研究員)

※本イベントは招待制です。参加対象の方にはメールにてご案内をお送りしております。
詳細は https://roppongi-kaigi.org/event/2538/ ご覧ください。

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■ 新型コロナウイルス感染症に関する対応&GLOCOMへのご連絡について ■
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GLOCOMでは新型コロナウイルス感染症への対応として、所員の在宅勤務・時差通勤等を引き続き実施しており、現在は平日11:00-15:00の時間帯でオフィス運営を行っています。
感染リスクの軽減策を講じたうえでの限定的な運営となっておりますので、オフィスへのご来訪に関しましては、あらかじめ担当者へご連絡のうえでお願いいたします。
また、お電話でのご連絡についてはスムーズにおつなぎできずご迷惑をおかけする場合がございますので、電子メール、もしくは以下のお問い合わせフォームよりご連絡ください。

お問い合わせ https://www.glocom.ac.jp/contact

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今月もGLOCOM Monthly Topicsをご覧いただきありがとうございました。
季節の変わり目ですがどうぞご自愛ください。引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

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