2021.11.22

GLOCOM Monthly Topics ~November 2021

国際大学GLOCOMです。今月もMonthly Topicsで研究成果や活動をご紹介させていただきます。
気になるトピックがございましたらぜひともお声がけください。

▼<今月のTopics>—–▼————————–▼

◆Pick up
【開催報告】GLOCOM研究ワークショップ2021 Autumn
【展覧会開催報告】HITE-Media presents「END展 死×テクノロジー×未来=?」
【開催報告】国際ウェビナー「メディアの将来:ソーシャルメディアと報道機関の競合と共存~コロナ禍であぶり出された課題とは?~」
【メディア情報】
 ・豊福晋平研究員の教育情報化に関する研究成果(NHK World、熊本日日新聞)
 ・山口真一研究員のネット言論に関する研究成果(組織学会、日本経済新聞、NHK等)
 ・小林奈穂研究員が携わる対話とダイバーシティに関するプロジェクトの成果(大和ハウス工業)
 ・大川内直子研究員の著書『アイデア資本主義』に関する成果(Biz/Zine、日経新聞・朝日新聞の書評掲載)

◆今後の開催イベントのご案内
・【招待制】GLOCOM六本木会議オンライン#30&31

◆編集後記(広報担当)

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【開催報告】GLOCOM研究ワークショップ2021 Autumn個のエンパワーメントと組織イノベーション

・2021 Autumnプログラム「#1 社員の行動を変え、会社を変える新アプローチ ―ピアボーナスからはじまる組織変革ー」
日 時 :2021年11月15日(月) 16:00~17:30
開催形式:Zoomミーティング
講 師 :田中 弦(Unipos株式会社 代表取締役社長CEO)
企画・進行:小林奈穂(GLOCOM 主任研究員)

Unipos(ユニポス)は、仕事における個人の良い行動や思考に対して称賛のメッセージと少額のインセンティブを従業員同士で送り合うという「ピアボーナス®」の仕組みを用いたウェブサービスです。従業員のモチベーションアップのほか、その社員の投稿ログから、日常業務の詳しい様子を上司が把握したり、組織に対するエンゲージメントの状況を推察できるといった効用もあります。また、称賛したい行動や思考が、複数あるコーポレート・バリューのどれに該当するかを#(ハッシュタグ)で紐づけて投稿してもらうことで、組織が設定したバリューの実践状況を可視化することもできます。
今回の講師である田中CEOは講演の最後に、ピアボーナスの未来として、お客様や外部の人とのやり取りを通じた社会を変える行動を増やすピアボーナスの「感情報酬の社会実装」を掲げました。参加者からは、地域や学会などのコミュニティへの活用可能性などの意見が上がりました。

※本イベントは招待制となっており、参加対象の方にはメールにてご案内をお送りしております
研究ワークショッププログラムお問い合わせ: info_pf[at]glocom.ac.jp

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【開催報告】HITE-Media presents「END展 死×テクノロジー×未来=?」

展覧会名:END展 死×テクノロジー×未来=?
会期  :2021年11月3日(祝・水)〜11月14日(日)(12日間)
開場時間:13:00〜18:00(土日祝 11:00〜19:00)
会場  :ANB Tokyo(東京都港区六本木)
主催  :HITE-Mediaプロジェクト(研究代表:庄司昌彦研究員)
共催  :国際大学グローバル・コミュニケーション・センター(GLOCOM)
https://hite-media.jp/symposium/end-exhibition/

本展覧会「END展 死×テクノロジー×未来=?」は、HITE-Mediaプロジェクトの集大成として開催されたもので、11日間で延べ1,000名を超える、幅広い年代の方々が来場しました。HITE-Mediaは科学技術振興機構(JST)社会技術研究開発センター(RISTEX)「人と情報のエコシステム」研究領域採択プロジェクトとして2018年度から研究活動を行ってきたプロジェクトです。

ネットをはじめ各所に蓄積しているさまざまな個人データは、死後、どのように扱われるべきでしょうか。いまやAIが亡くなった著名人の「新作」を発表したり、バーチャル空間で死者と擬似的に「再会」したりすることも可能になっています。また、友人とのつながりや家族形態・居住地への帰属意識の変化などによって、葬儀や墓など弔いのあり方も見直されるようになってきています。このような中で今後の死生観は、どのようなものとなっていくのでしょうか。
このような「死」の観点から、本展覧会では描き下ろしの短編マンガ、HITE-Mediaが選び抜いたマンガ作品の1コマや、気鋭のアーティストたちの作品を展示してテクノロジーと社会の関わりを問い、来場者それぞれがこれからのテクノロジーや社会変化の中での「死」を考える場となりました。

HITE-Mediaプロジェクト
https://hite-media.jp/

●書籍『RE-END死から問うテクノロジーと社会』を出版
HITE-MediaプロジェクトではEND展開催に先立ち、書籍『RE-END死から問うテクノロジーと社会』を出版しました。マンガやイラストを織り交ぜながら、AI研究者、情報社会学、人類学、民俗学、医療、アートといった多様な分野の論者が、「死」にかかわる今後のテクノロジーと社会のあり方を読み解いています。

『RE-END死から問うテクノロジーと社会』
発行:株式会社ビー・エヌ・エヌ
価格:2,400円+税(単行本版/電子書籍版)
https://www.glocom.ac.jp/publicity/books/7490

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【開催報告】国際大学後援の国際ウェビナー「メディアの将来:ソーシャルメディアと報道機関の競合と共存~コロナ禍であぶり出された課題とは?~」

日 時: 2021年10月28日(木) 16:00~18:00
形 式: オンライン(Zoomウェビナー使用)
主 催: 公益財団法人フォーリン・プレスセンター
後 援:一般社団法人日本新聞協会
    学校法人国際大学
言 語:日本語・英語(同時通訳)

創立45周年を記念して開催された、国際大学後援の国際ウェビナー「メディアの将来:ソーシャルメディアと報道機関の競合と共存~コロナ禍であぶり出された課題とは?~」に山口真一研究員が登壇しました。
山口研究員は第2セッションで「人類総メディア時代におけるフェイクニュース問題とメディアの在り方」と題した基調講演を行い、フェイクニュースの実態調査研究結果として、政治関連フェイクニュース接触者の内81.2%が偽情報と気付けていないことや、拡散手段として直接の会話が最も多いことを発表しました。さらに、ワクチンデマがTwitterでどれほど投稿されているかという推移や、ファクトチェックの効果を示したうえで、Infodemicの中でメディアに期待される3か条を話しました。同セッションのパネルディスカッションでは「ソーシャルメディアの問題点―匿名性による無責任な極論や誹謗中傷、不確かな情報、デマ、フェイクニュースが拡散されている実態と、その現状に対して報道機関ができることとは」をテーマに議論が行
われました。このウェビナーはzoomウェビナーによるオンライン配信にて日英の同時通訳で開催されました。

日本語版開催レポート(動画あり)
https://fpcj.jp/useful/wjn/p=92042/

英語版開催レポート(動画あり)
https://fpcj.jp/en/useful-en/wjn-en/p=92055/

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【メディア情報】豊福晋平研究員の教育情報化に関する研究成果

・NHK WORLD-JAPAN “Digital Education Evolves” (11月6日)
https://www3.nhk.or.jp/nhkworld/en/tv/thesigns/20211106/2089019/

・熊本日日新聞「デジタル端末、活用に差 熊本県内全市町村の学校整備完了 予算に課題「将来も国が負担を」」(10月22日)
https://kumanichi.com/articles/441091

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【メディア情報】山口真一研究員のネット言論、定量分析調査に関する研究成果

●メディア掲載
・日本経済新聞「眞子さん結婚批判過熱なぜ? 情報番組、炎上を拡散」(11月17日)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUE1633P0W1A111C2000000/

●論文掲載、寄稿
・組織学会「組織・消費者間コミュニケーション研究の現在:テキスト分析,行動データ分析,アンケート調査分析」(10月15日)
https://www.jstage.jst.go.jp/article/soshikikagaku/55/1/55_20211015-1/_pdf

・労政時報「ネット炎上――人事として押さえておくべきこと」(10月8日)
https://www.rosei.jp/jinjour/article.php?entry_no=80898

●メディア出演
・日本テレビ「スッキリ 陰謀論・京王線事件は“やらせ”?・ネットで拡散・デマ情報」(11月16日)
https://jcc.jp/news/17821247/

・NHK大阪「ニュースほっと関西 注目してええやん!アプリで意外な本と偶然の出会い」(11月15日)
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20211115/2000053875.html

・日本テレビ「スッキリ なぜ信じる?デマ拡散の実態」(11月8日)
https://www.j-cast.com/tv/2021/11/08424335.html?p=all

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【メディア情報】小林奈穂研究員の個人・組織の創造性に関する研究成果

小林研究員が携わっている大和ハウス工業のウェブのシリーズコンテンツの最新記事が公開されています。

「対話からはじめる大和ハウスグループのダイバーシティ&インクルージョン」
・DIALOG3: 住宅設計士×ケンチクイラストレーターが語る「女性」より「個性」を活かす時代とは
https://www.daiwahouse.com/sustainable/social/employee/diversity/dialog/article03.html

・DIALOG4:家族との対話からはじまる「共に生きる家」づくりの真価とは
https://www.daiwahouse.com/sustainable/social/employee/diversity/dialog/article04.html
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【メディア情報】大川内直子研究員の著書『アイデア資本主義』に関する成果

・Biz/Zine「「わかった」で終わらせない「実現する」リサーチへ──文化人類学者が“現場”に入り込むことの真価とは?」(10月25日)
https://bizzine.jp/article/detail/6720

書評掲載
・日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUD016ZD0R01C21A0000000/

・朝日新聞
https://digital.asahi.com/articles/DA3S15094329.html

トークイベント登壇
・【イベント&オンライン配信(Zoom)】『アイデア資本主義』(実業之日本社)刊行記念 大川内 直子さん×山口真一さんトークイベント「文化人類学者×計量経済学者が語る資本主義のフロンティア」(代官山蔦屋書店にて、10月26日)

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■ 今後のイベント開催のご案内 ■
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◆【招待制】GLOCOM六本木会議オンライン#30&31

六本木会議オンライン #30&31 「デジタルガバメントシリーズ」韓国(全2回)
日時:
第1回 2021年11月25日(木)18:00~19:00
第2回 2021年12月2日(木)18:00~19:00
※今回に限り、全2回の参加申込をまとめて受付いたします。
開催形式 :Zoomウェビナー
登壇者(敬称略):
廉 宗淳(ヨム ジョンスン)(イーコーポレーションドットジェーピー株式会社 代表取締役)
前川徹(東京通信大学情報マネジメント学部学部長・教授/国際大学GLOCOM 主幹研究員)

お申込み・詳細 https://roppongi-kaigi.org/event/2615/

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■*******編集後記*******■***********************■

広報担当の個人的なエピソードですが、最近フリマアプリを使うようになりました。
カメラで物を撮影するとそれがどんな商品かの情報が自動入力され、おおよその出品価格などが一瞬で表示される機能があります。また取引後には購入者・出品者がお互いに評価しあうため、対応が支持されているユーザーが可視化されて、ネット上の「個」の力を感じました。
GLOCOMが調査研究で取り上げている様々なトピックと繋がりのあるサービスだと思いました。

今月もGLOCOM Monthly Topicsをご覧くださりありがとうございました。引き続きよろしくお願いいたします。

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国際大学グローバル・コミュニケーション・センター
i-プラットフォーム 担当:武田

※GLOCOMでは所員の在宅勤務・時差勤務等を実施し、新型コロナウイルス感染症対策に努めています。
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