2022.05.31

GLOCOM Monthly Topics ~May 2022

お世話になります。国際大学GLOCOMです。
晴天が心地よい季節となりましたが、一方で突然の悪天候で梅雨を連想する日も増えてきました。

今月もMonthly TopicsでGLOCOMの活動や研究成果をご紹介します。気になるトピックがございましたらぜひお声がけください。

▼<今月のTopics>—–▼————————–▼

◆Pick up
【開催報告】文化のDXを考える~CulTech Forum Japan2022~
【開催報告&アーカイブ動画公開】GLOCOM六本木会議 年次総会2022
【アーカイブ動画公開】GLOCOM六本木会議オンライン#40&#41
【教材公開】STEAMライブラリー「GIGAスクール時代のテクノロジーとメディア~デジタル・シティズンシップから考える創造活動と学びの社会化」(経済産業省)
【出版】
 ・山口真一『ソーシャルメディア解体全書: フェイクニュース・ネット炎上・情報の偏り』(勁草書房)
 ・豊福晋平共著『デジタル・シティズンシップ プラス』(大月書店)
【メディア情報】
 ・山口真一研究員のネット言論、ネットリテラシーに関する研究成果(NHK、TBS、朝日新聞等)
 ・林雅之・客員研究員による成果(ビジネス+IT、TOKYOMX)
 ・小木曽健・客員研究員による成果(北日本新聞Webun)
【外部活動情報】
 ・渡辺智暁研究員の「バーチャルシティコンソーシアム」に関する活動

◆今後の開催イベント
・【展覧会 事前予約制】「END展 – 死から問うあなたの人生の物語 -」 マンガから始まる、大切な人と対話がしたくなる展覧会(5月27日~6月8日)
・GLOOCOM六本木会議オンライン#42「Splinternet スプリンターネット – インターネットと国際政治の関係」(6月7日)

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【開催報告】文化のDXを考える~CulTech Forum Japan2022~

日 時 :2022年5月17日(火) 13:00~19:00
開催形式:ハイブリッド形式(YouTube配信/竹芝ポートホールにて会場開催)
主 催 :国際大学グローバル・コミュニケーション・センター
協 力 :東京ポートシティ竹芝ポートホール
登壇者・プログラム詳細: https://www.glocom.ac.jp/cultech/

デジタルトランスフォーメーション(DX)の包括的な社会実装に資する研究と実践活動を進める国際大学GLOCOMは、「文化のDX」について議論する大型学術フォーラム「文化のDXを考える~CulTech Forum Japan2022~」を5月17日に開催しました。本フォーラムはGLOCOM創立30周年を記念した研究プロジェクト #GLOCOM30th の一環として位置づけられるものでもあります。

本フォーラムは、Civic Tech、EdTechに類する概念である「CulTech」を導入することで、日本における文化のDX推進を進めようと訴える、菊地映輝研究員の基調講演「CulTechでさらなる日本文化の飛躍を」から始まりました。次いで、文化のDXを政策的に推進することをテーマにしたプレナリーセッション「日本の文化DX政策を考える」が行われ、各領域の第一人者が議論を交わしました。
フォーラムの後半では、3つの異なるセッションが続けて行われました。デジタル技術と都市文化との関係を問うテーマセッション1「デジタルは都市の文化を創り出せるか ―市民参加、文化観光、スマートシティ」、現在大きな注目を集めるメタバースを文化の観点から論じるテーマセッション2「メタバースは文化を進化させるのか?」、文化領域のデジタル化の最前線を走るデジタルアーカイブの行く末を議論するテーマセッション3「デジタルアーカイブから文化のベースレジストリへ」の3つです。
それぞれのセッション終了後には、会場エントランスにてアフタートークも行われ、セッション中の議論の補足がなされたり、会場参加者からの質問が上がるなど、活発な議論の場となりました。

国際大学GLOCOMでは、このイベントを皮切りに「文化のDX」とCulTechにまつわる研究を引き続き推進して参ります。

※開催レポートを後日公開予定です。

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【開催報告】GLOCOM六本木会議 年次総会2022

日 時 :2022年4月27日(水)17:30~19:00
開催形式: ハイブリッド開催(Zoomウェビナー/国際文化会館にて会場参加)

三年ぶりとなるGLOCOM六本木会議年次総会を、国際文化会館にて開催しました。
開催挨拶では、前川徹主幹研究員より2020年・2021年の活動成果とともに、六本木会議オンラインの「デジタル・ガバメントシリーズ開催報告」のレポート公表について報告されました。データ社会における競争力研究会の主査・田中辰雄主幹研究員からは、「いまこそマイナンバーだ」と題した調査報告が行われ、マイナンバーカードの取得者が6割を超えたことや、その要因についての分析結果が示されました。
『インターネット革命30年とGLOCOM– ITジャーナリストが見た日本のデジタル変革』と題した基調講演では、GLOCOM客員教授を務める関口和一氏を迎えお話いただきました。GLOCOM創設の1991年から今日に至るまでの日本のインターネット社会の変遷を振り返りつつ、今後のデジタル戦略、インターネットの変革を担っていく存在としてのGLOCOMに対する期待が述べられました。

※アーカイブ動画を公開しています(GLOCOM六本木会議事務局 YouTubeチャンネル)

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【動画公開】GLOCOM六本木会議オンライン

◆六本木会議オンライン「#40 暴力・災害などのシリアスな報道と子どもたち~学校・保護者はどう向き合うか」
開催日時:2022年5月13日(金)
アーカイブ動画: https://www.youtube.com/watch?v=Pcd1F-jKMmw

◆六本木会議オンライン「#41 戦時のサイバー攻撃に対する私企業の協力」
開催日時:2022年5月24日(火)
アーカイブ動画: https://www.youtube.com/watch?v=bdR52uJJSa0

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【教材公開】STEAMライブラリー「GIGAスクール時代のテクノロジーとメディア~デジタル・シティズンシップから考える創造活動と学びの社会化」

経済産業省「未来の教室」プロジェクトの一環であるSTEAMライブラリーにて、GLOCOMがNHKエンタープライズと共同で開発した教材が公開されました。

STEAMライブラリー「GIGAスクール時代のテクノロジーとメディア~デジタル・シティズンシップから考える創造活動と学びの社会化」
https://www.steam-library.go.jp/content/132

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【出版】山口真一『ソーシャルメディア解体全書: フェイクニュース・ネット炎上・情報の偏り』(勁草書房)

山口真一研究員による新著『ソーシャルメディア解体全書』が、勁草書房より6月下旬に発売予定です。
2016年に同出版社より発行され注目を浴びた『ネット炎上の研究』を始めとして、これまでに山口研究員が行ったソーシャルメディア研究をまとめた計368ページの超大作の単著です。

山口真一(著)
発行 :勁草書房
定価 :本体2,750円+税
発行 :2022年6月
ISBN :978-4326603503

※Amazonからも予約受付中です https://www.amazon.co.jp/dp/432660350X/
※勁草書房ウェブページ https://www.keisoshobo.co.jp/book/b606903.html

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【出版】豊福晋平研共著『デジタル・シティズンシッププラス』(大月書店)

豊福晋平研究員の共著『デジタルシティズンシップ プラス』が大月書店より発行されました。
2020年12月同店発行の『デジタル・シティズンシップ:コンピュータ1人1台時代の善き使い手をめざす学び』に続く一冊で、マンガによってわかりやすく解説されています。

坂本旬、豊福晋平、今度珠美、林一真、平井聡一郎、芳賀高洋、阿部和広、我妻潤子(著)、たきりょうこ(漫画)
発行 :大月書店
定価 :本体1,800円+税
発行日:2022-4-18
ISBN :978-4272412648

Amazonからもご購入いただけます。
https://www.amazon.co.jp/dp/4272412647/

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【メディア情報】山口真一研究員のネット言論、ネットリテラシーに関する研究成果

●出演
・NHK「クローズアップ現代 “アスリート 心のSOS” トップ選手に何が?」(5月1日)
https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4659/

・NHK「クローズアップ現代 『俺理論』『価値観の押しつけ』 選手へのひぼう中傷はなぜ起きる? #アスリート心のSOS」(4月29日)
https://www.nhk.or.jp/gendai/comment/0016/topic040.html

●メディア掲載
・Humony Internet「ヒューモニー特別連載5 第1回フェイクニュース、誰もが騙される(5月20日)
https://humonyinter.com/column/sns/sns-01/

・時事ドットコムニュース「首長も悩むSNS利用 情報発信に有効、中傷被害も」(5月16日)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022051500271&g=pol

・TBSデジタル「「ソファに寝転がりながら投稿した」「どうせ誰も見ないと思って」加害者が語った“軽さ” 池袋母子死亡事故の遺族へ向けられた“デジタル暴力”」(5月7日)
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/40085

・ハフィントンポスト「日本選手への「誹謗中傷」と「過度な批判」ツイート、東京・北京オリンピック中に計「2200件」(NHKクロ現調査)」(5月2日)
https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_62620766e4b07c34e9debb80

・朝日新聞「「正しさ」が生む、誹謗中傷 5・3集会 阪神支局襲撃35年」(5月1日)
https://digital.asahi.com/articles/DA3S15282598.html

・フライデーデジタル「サッカーW杯出場を決めても森保監督がネット上で叩かれ続ける理由」(4月28日)
https://friday.kodansha.co.jp/article/241108?page=2

・TBSデジタル「7割が「思い込みの正義感」“デジタル暴力”の矛先は遺族にも… 加害者への脅迫状も入手 池袋暴走事故をめぐる誹謗中傷の現実」(4月28日)
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/33673

・読売新聞「コロナで生活不安・情報源は動画サイト、ワクチン誤情報信じる一因に…国際大調査」(4月23日)
https://www.yomiuri.co.jp/national/20220423-OYT1T50097/

・産経新聞「過激な反ワクチン、ロシア擁護 「陰謀論」なぜはまる」(4月21日)
https://www.sankei.com/article/20220421-KAIIIMDEFVNIHL34HVSYTAGPAA/

●そのほかの出演
・TBS「news23 「自分も誹謗中傷されたから・・・」池袋暴走事故の遺族を追い詰めた“デジタル暴力”」(5月18日)
・NHK北海道「ほっとニュース北海道 大学生のSNS利用について」(5月6日)
・羽鳥慎一モーニングショー「侮辱罪の厳罰化の話題について」(5月4日)
・日本テレビ「スッキリ! Innovation Nippon2021研究成果(コロナワクチン)がパネル引用」(5月1日)
・日本テレビ「news zero 「買収」ナゼ 「言論の自由」ツイート削除は?(4月15日)

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【メディア情報】林雅之・客員研究員による成果

●執筆記事掲載
・ビジネス+IT「「ルール形成型市場創出」とは何か? 経産省調査が示す「新市場を創り出す方法」」(5月6日)
https://www.sbbit.jp/article/cont1/85554

●メディア出演
・TOKYOMX「堀潤モーニングFLAG :”デジ田甲子園”開催へ デジタル化進める地方の取り組み(4月22日)

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【メディア情報】小木曽健・客員研究員による成果

●コメント掲載
・北日本新聞 Webun「小学生で自分専用スマホ3割 本紙アンケート、送迎や交友関係の“必需品”に」(5月5日)
https://webun.jp/item/7847569

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【外部活動情報】渡辺智暁研究員の「バーチャルシティコンソーシアム」に関する活動

渡辺智暁研究員がアドバイザリーボードとして携わっている「バーチャルシティコンソーシアム」がリリースしたガイドライン策定に関する記事です。

・KDDI株式会社 ニュースリリース「メタバースの運用・利用指針を整備したガイドライン策定 ~アバターの権利関係や都市連動型ならではの景観再現性など~」(4月22日)
https://news.kddi.com/kddi/corporate/newsrelease/2022/04/22/6014.html

・関連記事「KDDIなどが「仮想都市のガイドライン」を策定 ~ユーザーによる創作活動や実在都市との連携なども視野に 渋谷区公認 「バーチャル渋谷」の実績がベース」(窓の杜、4月26日)
https://forest.watch.impress.co.jp/docs/news/1405569.html

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■ 今後のイベント開催のご案内 ■
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◆「END展 – 死から問うあなたの人生の物語 -」 ~マンガから始まる、大切な人と対話がしたくなる展覧会

会 期 :2022年5月27日(金)~6月8日(水)
会 場 :iTSCOM STUDIO & HALL 二子玉川ライズ
   (東京都世田谷区玉川1-14-1(二子玉川駅より徒歩3分))
開館時間:平日 11:00〜20:00/土日 10:00〜20:00(最終日は17:00まで)
入場料 :無料(オンライン事前日時予約制/入場にはWEBサービス「Hiraql(ヒラクル)」への登録が必要)
主 催 :東急株式会社、東急ラヴィエール株式会社、一般社団法人Whole Universe
協 力 :HITE-Media、Bunkamura、二子玉川ライズ、国際大学グローバル・コミュニケーション・センター(GLOCOM)

ご予約はEND展公式サイトから↓
https://hiraql.tokyu-laviere.co.jp/end-exhibition/

参加アーティスト・漫画家、関連イベント情報などすべての詳細は下記GLOCOMニュースページをご覧ください
https://www.glocom.ac.jp/news/news/7878

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◆GLOOCOM六本木会議オンライン#42

六本木会議オンライン#42「Splinternet スプリンターネット – インターネットと国際政治の関係」
日 時 :2022年6月7日(火)18:00~19:00
開催形式:Zoomウェビナー
登壇者(敬称略):
 前村 昌紀(一般社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター(JPNIC) インターネット推進部 部長 / 国際大学GLOCCOM客員研究員)
 小宮山 功一朗(一般社団法人JPCERTコーディネーションセンター 国際部 部長/慶應義塾大学グローバルリサーチインスティテュート 客員所員)
 実積 寿也(中央大学総合政策学部教授/国際大学GLOCOM上席客員研究員)

お申込み・詳細 https://roppongi-kaigi.org/event/2668/
※参加対象者には六本木会議事務局より招待メールをお送りしています

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※今月もGLOCOM Monthly Topicsをご覧くださりありがとうございました。

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国際大学グローバル・コミュニケーション・センター
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