2022.05.19

「END展 – 死から問うあなたの人生の物語 -」 マンガから始まる、大切な人と対話がしたくなる展覧会開催のご案内

開催概要

会 期 :2022年5月27日(金)〜6月8日(水)
会 場 :iTSCOM STUDIO & HALL 二子玉川ライズ
   (東京都世田谷区玉川1-14-1(二子玉川駅より徒歩3分))
開館時間:平日 11:00〜20:00/土日 10:00〜20:00(最終日は17:00まで)
入場料 :無料
   (オンライン事前日時予約制/入場にはWEBサービス「Hiraql(ヒラクル)」への登録が必要)
主 催 :東急株式会社、東急ラヴィエール株式会社、一般社団法人Whole Universe
協 力 :HITE-Media、Bunkamura、二子玉川ライズ、国際大学グローバル・コミュニケーション・センター(GLOCOM)

ご予約方法

END展公式サイト https://hiraql.tokyu-laviere.co.jp/end-exhibition より、ご希望の日時をご予約ください。

人生100年時代。世界に類を見ない超高齢社会を迎える日本において、わたしたちは「老い」や「死」についてどれだけ考えてきたでしょうか。誰にとっても、100%の確率で死はやってきます。その自然の摂理に対して、わたしたちは、やがて死をこわいもの・見たくないものとして遠ざけるようになりました。しかし、多様な生き方を選ぶ人が増えるいま、「老後の生活」のイメージは徐々に刷新され、洗練の兆しを見せています。さらに地域の共同体や暮らしの変化に伴い、墓や葬儀のありかたもより一層見直されてきています。

「END展 死から問うあなたの人生の物語」は、時代の変化に応じて、普段あまり考えることのない死について思いをめぐらせる機会を創出する展覧会です。会場では、死や人生に関するさまざまな問いを軸に、テーマと関連する「名作マンガの1シーン」をセットで展示します。展覧会をめぐりながら自分の「生」をどう紡ぐかに思いを馳せ、これからの人生をより前向きに歩むためのきっかけとなる場を創出します。

また会場内では書籍『RE-END 死から問うテクノロジーと未来』内に描き下ろしていただいたマンガ家たちの原画なども展示いたします。

※本展は、昨年11月3日(水)〜11月14日(日)にかけて東京・六本木のアートコンプレックス、ANB Tokyoで開催した「END展 死×テクノロジー×未来=?」(研究プロジェクト「HITE-Media」主催)の出品作をアップデートした拡大・発展版であり、より広く一般の人へ「問い」がひらかれるように展示内容を工夫したものです。

アーティスト・マンガ家情報

アーティスト

dividual inc.(ドミニク・チェン+遠藤拓己)《TypeTrace / Last Words》(10分遺言)
大須賀亮祐+中根なつは+野島輝《死を変換する》

マンガ家

五十嵐大介『「遠野物語」より』
諸星大二郎『すべてここから生まれ ここへ還って行く』
しりあがり寿『国が富士山に天国つくったってよ』
うめ(小沢高広・瀬妹尾朝子)『ようこそ! わたしの葬儀へ』

マンガ・1コマ出典作品(抜粋)

赤塚不二夫『天才バカボン』
五十嵐大介『海獣の子供』
板垣巴留『BEASTARS』
岩明均『寄生獣』
大島弓子『ダリアの帯』
士郎正宗『攻殻機動隊』
萩尾望都『トーマの心臓』
星野之宣『ヤマタイカ』
矢口高雄『釣りキチ三平』
山下和美『ランド』
よしながふみ『大奥』
and more

関連イベント情報

1. END展開催直前トークイベント「人生100年時代の死生観とは?」

展覧会開催を記念し、これからの死生観について語り合うオンラインのトークイベントを開催いたします。ゲストには小説家の朝吹真理子さん、共同主催の東急株式会社から東浦亮典さん、配信会場となる日蓮宗・本妙院ご住職の早水文秀さん、そして本展キュレーターの塚田有那が加わります。
オンライン配信はどなたでもご覧いただけます。また、イベント終了後もアーカイブでお楽しみいただけますので、ぜひご視聴ください。

概要

トークイベント「人生100年時代の死生観とは?」
日時:5月18日(水)19:00〜20:30【※実施終了】
配信:YouTube LIVE(視聴無料)
アーカイブ配信:https://youtu.be/BR_X1fWsggw

2. 会期中スペシャルイベント《END BAR》開催!

現代社会において、死にまつわる問いはなかなか表立って話される機会がありません。開催期間中には、ゲストが会場参加者と「死」をテーマにトークを繰り広げる対話型イベント「END BAR(エンド・バー)」を開催します。

今回ゲストとしてお迎えするのは、「おくりびと®︎のお葬式」を立ち上げ、現在のニーズに即した新たなお別れのかたちを提案し続けている納棺師の木村光希さん、そして『死者の民主主義』や『医療民俗学序説』などの著作を次々と出版し、民俗学の視点を現代社会にまで広げた新鮮な論を展開する民俗学者の畑中章宏さんのお二人です。

本イベントにて、トークにご参加いただける会場参加者を募集いたします。展示と合わせ、ぜひこの機会にゲストとの対話を通じて「人生の物語」について考えを深めてみませんか。

概要

トークイベント「END BAR」
日時:5月28日(土)第1回 14:00〜15:00(受付13:45)/第2回 16:00〜17:00(受付15:45)
出演:第1回 木村光希(納棺師)/第2回 畑中章宏(民俗学者)
モデレーター:塚田有那(END展キュレーター)
配信:YouTube

<END BARへの参加方法>
会場:co-lab 二子玉川(二子玉川ライズ内・詳細はメールでご案内します)
会場参加者定員:6名程度(応募多数の場合は抽選・5月22日までにメールにて結果を通知) 
参加費:無料
お申し込み方法:END BARお申し込みフォーム https://hiraql.tokyu-laviere.co.jp/event/20220513/3 よりお申し込みください。
申し込み受付期間:5月10日(火)〜5月20日(金)

※YouTube配信はご予約不要でどなたでもご覧いただけます。視聴URLは後日WEBサイトにてお知らせいたします。
※「END展」の観覧には別途事前のご予約が必要となります。
※「BAR」という名称を掲げていますが、飲食の提供はありません。

3. 「10分遺言」ただいま募集中!

家族や友人、ペットや大切にしていたもの、未来に生きる人々など、これまで寄せられた10分遺言の宛先は多岐にわたります。死が身近にある人も未だ遠い人も、市井の人から小説家や文化人まで、いずれも等しく尊い「遺言」を預かり、一堂に展示します。

募集期間:2022年4月1日(金)〜6月8日(水)
応募方法:こちらのウェブサイトからご参加ください→ https://typetrace.jp/end/

END展に関するお問合せ先

広報・岩本 caruncle[at]gmail.com  ← [at] を小文字の @ に置き換えて送信してください。

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