Researcher

専任・併任研究員

青木志保子

青木(山口)志保子 あおき しほこ

主任研究員(併任)
修士(環境学)

■研究分野
環境、サステナビリティ、ライフサイクルアセスメント(LCA)、持続可能な生産と消費(SCP)、カーボンニュートラル

私は、環境負荷を定量化する手法「ライフサイクルアセスメント(life-cycle assessment: LCA)」を用いて、次世代の持続可能なビジネスやライフスタイルの在り方を研究しています。
1972年に発表された『成長の限界(MIT)』において、人口増加と資源利用がいずれ地球の危機をもたらすことが指摘されました。そこから50年たった現在、私たちはパンデミックや気候変動をはじめとする様々な地球規模の危機にさらされています。2020年には日本においても「カーボンニュートラル宣言」がなされましたが、「エネルギーの脱炭素化」だけでなく、これまでの物質主義から脱却した「持続可能な生産と消費(sustainable consumption and production:SCP)」が同時に必要となります。

そこで私は、消費者アンケートや企業インタビューを通じて得た現場基点のデータから、LCAの手法をベースに環境負荷を定量化し、持続可能な生産と消費の在り方を探索する研究に取り組んでいます。私の強みは、これまでの多様なセクターでの経験を活かした対話力と翻訳力です。「私たちはどのようなビジネスを行っていけばよいのか?」という問いをぜひ一緒に考えていきましょう。

略歴

1983年生まれ、東京都出身。専門は環境学。東京大学大学院新領域創成科学研究科環境システム学修士課程(環境学修士)修了後、地方自治体職員、NGO職員、NPO職員、大学研究者を経て2015年よりGLOCOMに参画。2021年より環境負荷の定量化(LCA)と次世代のライフスタイルを創造するWholeness Lab代表。その他、東京大学大学院新領域創成科学研究科環境システム学後期博士課程在籍、特定非営利活動法人ミラツク 研究員(非常勤)、等。

主要講演・口頭発表

  • 「カーボンニュートラルのWhyとHow -なぜ必要なのか、どうすればいいのか-」、公益社団法人東京青年会議所主催、7月例会 -TOKYO脱炭素宣言!!Let’s make a Carbon Neutral Tokyo -、2022年7月
  • 「サーキュラー・エコノミーとLCA 実践とビジネスのあり方~真にサステイナブルな社会を目指して~」、株式会社新社会システム総合研究所主催、2022年3月
  • 「サステナビリティとLCA」、Sustainable Innovation Lab主催、X ゼミ研究会、2021年9月
  • 「ダイバーシティとこれからの働き方・生き方」、中小企業庁・中国経済産業局・公益財団法人ハイパーネットワーク社会研究所 主催、情報モラル啓発セミナーin山口、2021年2月3日
  • 「災害現場で有効に機能するICT活用の在り方とは-「避難所・地域支援拠点アセスメント」の開発と実践-」、日本災害情報学会主催、日本災害情報学会 第22回学会大会、2020年11月29日
  • 「誰ひとり取り残されない SDGs x コミュニケーションワークショップ」、ACT SDGs主催オンラインイベント、2020年6月21日
  • 「現場基点とデータ活用で災害対応を変える」、 内閣府・防災推進協議会・防災推進国民会議主催、ぼうさいこくたい2019(防災推進国民大会)、2019年10月20日
  • 「対話と社会的翻訳」、文部科学省科学技術・学術政策研究所(NISTEP)主催 STI Horizon誌スキルアップセミナー、2019年7月18日

主要委員歴

2018~2021 理化学研究所未来戦略室客員研究員
2020~ 越境リーダーシッププロジェクトパートナー
2021~ 三ッ輪ホールディングス株式会社 サステナビリティ ・ ビジネス・アドバイザー

学歴

横浜国立大学教育人間科学部地球環境過程 学士(環境学)
東京大学大学院新領域創成科学研究科環境システム学 修士(環境学)
東京大学大学院新領域創成科学研究科環境システム学 後期博士課程在籍中

経歴

2008年 福生市役所入庁(環境課)
2012年 一般社団法人環境ビジネスウィメン 官民連携コーディネーター(環境省プロジェクト他)
2013年 NPO法人BeGood Café 官民連携コーディネーター(経済産業省プロジェクト他)
2015年 国際大学GLOCOM 主任研究員
2018年 理化学研究所 未来戦略室 客員研究員
2021年 Wholeness Lab代表(そのほか理化学研究所未来戦略室嘱託職員(非常勤)、非営利活動法人ミラツク研究員(非常勤))

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