国内最大のオープンデータコンテストであるLODチャレンジに見る認知症・高齢者福祉
オープンデータを“つなげる”ことで、新たな価値の創造に挑戦する「LODチャレンジ(Linked Open Data)」が、2011年から開催されています。これは、幅広い分野におけるオープンデータを活用した取組を表彰するコンテストで、国内でオープンデータの運動が広まる中、応募数が徐々に増えており、朝日新聞や富士通がスポンサーに就くなど多くの企業から注目を受けています。
オープンデータ単体では一見価値が無いように見えるデータでも、組み合わせ次第で様々な価値を創出し、自由に加工することで、商用サービスとして提供することができます。「LODチャレンジ」は、このオープンデータから多くの付加価値が生み出されるように、地域・企業・学術の各分野を越え、データ・アイデア・アプリ・人がつながる機会を提供しています。
以下、2011年から2015年までに開催された「LODチャレンジJapan」コンテストにおける受賞作品の内、医療・高齢化・福祉に関する作品を紹介します。
■2011年
●アイデア
「行く道の厳しさを知る」ヒューマンセントリック賞(富士通株式会社)
・氏名 芦田尚人、足立祐一、近藤繁延、深谷勇次
・所属 ウルシステムズ
ウルシステムズが提供したアイデアです。地図、道路情報、テナント情報が組み合わされることにより、「体調に基づいて移動方法がわかると便利」や、「高齢者や障害者、病気、ケガの人にとっても安全・安心に移動できるバリアフリーな経路」など、各々の状況によって最適な経路表現を可能とします。地図、テナント情報(目的における階段、テナント内移動のための位置情報)、健康データ、天気、道路状況(高低差、工事情報、バリアフリー、アーケード情報)、経路内補足情報(駅構内階段情報他)を使用するアイデアとなっています。
http://lod.sfc.keio.ac.jp/challenge2011/show_status.php?id=i017
■2012年
●データセット
「疾患連鎖LOD」ライフサイエンス賞 [独立行政法人 理化学研究所]
・氏名 古崎晃司、加藤敦丈、今井健、大江和彦、溝口理一郎
・所属 大阪大学、東京大学、北陸先端科学技術大学院大学
大阪大学、東京大学、北陸先端科学技術大学院大学の研究者等によって作られた、「異常状態の因果連鎖」に基づく疾患定義と、その患者に典型的に見られる異常状態(因果連鎖)に関するデータセット。診療科6つの代表的な疾患、約1800に含まれる、約15000の状態硫黄について、臨床医によって記述された因果関係がデータ化されています。このことにより、①各疾患がどのような原因で発症し、どのような症状を引き起こすか、②ある異常がどのような因果連鎖を経て、どのような状態を引き起こし、どのような疾患となるか、などの情報を得る事ができます。データセットの公開方法は、疾患連鎖(疾患定義に含まれる因果連鎖)の可視化システムである「疾患連鎖LOD Viewer」と、簡易クエリ入力支援機能付きのSPARQL Endpointである「SPARQL Endpoint」の2つをWebサービスで公開しています。
http://lod.sfc.keio.ac.jp/challenge2012/show_status.php?id=d083
●アイデア
「LODでゲノム情報と地域をつなぐ「体質ナビゲーション」」未来ヘルスケア賞
・氏名 生島高裕、下山紗代子、豊田哲郎、本橋仁、山崎千里
・所属 グループ名:ゲノム・ナビゲーション
ゲノム・ナビゲーショングループによって提出されたアイデアです。近年のヒトゲノム情報の解析結果などから、高血圧や熱中症になりやすい遺伝的体質を持った人がいることが明らかになりました。そこで、この「体質ナビゲーション」では、自分が今いる地域の機構が自分の体質に合っているかをリアルタイムでスコア化し、住みやすい地域をナビゲートするシステムです。利用するデータは、各地域の気象データや、ゲノム情報、趣味・嗜好データです。
http://lod.sfc.keio.ac.jp/challenge2012/show_status.php?id=i007
■2013年
●データセット
「横手市AED設置場所」公共LOD賞
・氏名 大坂智実
・所属 秋田県横手市総務企画部情報政策課
AEDを設置している横手市関連施設の一覧化したデータセットです。設置されている施設名や位置情報に加え、即時連絡を目的とした「電話番号」、施設の「開館時間」と「休日情報」、「メールアドレス」の項目があります。
http://lod.sfc.keio.ac.jp/challenge2013/show_status.php?id=d007
「公共施設情報(建物,消防署,福祉施設,病院,等)」LOD推進賞
・氏名 小林茂
・所属 非公開
小林茂氏によって作成されたデータセットです。全国に存在する公共施設の建物、消防署、福祉施設、病院等のデータをRDF化し、SPARQL呼び出し可能な形で公開します。この他にも図書館、美術館、資料館、記念館、博物館、科学館、動植物園、水族館の情報を含んでいます。この他にも、「近隣の医院情報(世田谷・桜)」などのデータセットが作成されています。
http://lod.sfc.keio.ac.jp/challenge2013/show_status.php?id=d010
●アプリケーション
「近隣の医院情報(世田谷・桜)のRDF化と閲覧」LOD推進賞
「近隣の医院情報(世田谷・桜)の活用(SPARQL利用例)」LOD推進賞
・氏名 小林茂
・所属 非公開
上記の小林茂氏作成のアプリケーションです。「近隣の医院情報(世田谷・桜)のRDF化と閲覧」は、データセット「近隣の医院情報(世田谷・桜)」のRDFデータを利用し,SPARQL Timelinerを利用したWebアプリ ・医院情報と地図上の位置を同期して見ることができます。「近隣の医院情報(世田谷・桜)の活用(SPARQL利用例)」は、「近隣の医院情報(世田谷・桜)」のRDFデータを、SPARQLクエリーで試せるWebアプリです。これらSPARQLクエリーの選択肢を提供し、クエリー結果を表形式で表示します。クエリーを自由に変更した試し利用が可能となっています。
http://lod.sfc.keio.ac.jp/challenge2013/show_status.php?id=a098
http://lod.sfc.keio.ac.jp/challenge2013/show_status.php?id=a099
「疾患コンパス」優秀賞
・氏名 古崎晃司、山縣友紀、加藤敦丈、今井健、大江和彦、溝口理一郎
・所属 非公開
前述した「疾患連鎖LOD」を他のデータセットとつなげることで、疾患に関する様々な情報を統合的に閲覧することができるサービスです。このアプリケーションは、DBpedia(日本語/英語)を介したICD、Meshなどのライフサイエンス分野で広く使われているコード体系へリンクすることができます。また、ライフサイエンス統合データベースセンターが提供するBodyPart3Dと連携することで、その疾患に関連する部位の3D画像を表示します。
http://lod.sfc.keio.ac.jp/challenge2013/show_status.php?id=a105
●ビジュアライゼーション
「Journalism Hacks! 2013-あなたはどこで人生の最期を迎えたいですか?」最優秀賞
・氏名 データジャーナリズム・キャンプ2013 Hチーム
・所属 データジャーナリズム・キャンプ&アワード2013
「データジャーナリズム・キャンプ2013 Hチーム」によって作成されたビジュアライゼーションです。近年、欧米ではデータやデジタル技術を報道に活用する「デジタルジャーナリズム」というムーブメントがあります。この作品は、日本でのデータジャーナリズム普及を目指して作成した実験サイトで、 テーマとして「在宅看取り問題」を取り上げています。日本人の約8割が自宅で看取られることを望んでいる中、実際に自宅で看取られるのは約1割に過ぎません。このような、希望場所で最後を迎えることができない「死に場所難民」の増加について紹介されています。
http://lod.sfc.keio.ac.jp/challenge2013/show_status.php?id=v004
■2014年
●アイデア
「駅のバリアフリールート検索(通勤情報を可視化することによる通勤問題解決2014)」
サスティナブル賞
・氏名 オープンデータで通勤問題解決プロジェクト(仮称)
・所属 オープンデータで通勤問題解決プロジェクト(仮称)
オープンデータで通勤問題解決プロジェクト(仮称)によるアイデアです。鉄道事業者をまたがる駅のバリアフリールート検索に取り組んでいます。鉄道各社は既に駅のバリアフリーマップを公開していますが、マップを見てもルートを探すことが難しかったり、鉄道会社で作成された地図がターミナル駅で鉄道会社がまたがる場合にバリアフリールートがわからない、といった問題がありました。そのため、まずターミナル駅(渋谷駅)で、京王井の頭線改札口、東京メトロ銀座線改札、JR玉川口改札の間のバリアフリールートを検索するプロトタイプを開発し、その後メンバーを増やしつつデータ整備を行い、鉄道会社へPRを行います。そして、対象とする駅を広げ、各鉄道会社や駅ビル等施設保有企業の持つデータとつなげ、社会的価値を創出することを目指します。
http://lod.sfc.keio.ac.jp/challenge2013/show_status.php?id=i008
●アプリケーション
「AEDオープンデータプラットフォーム」優秀賞
・氏名 初音玲
・所属 初音玲
初音玲氏によって作成された、日本全奥のAED位置情報を検索するAPIです。AED関連のアプリを作成するときに必要となる、AED一覧や直近AED検索などのAPIを提供するオープンデータ基盤となっており、パブリッククラウド(Microsoft Azure上でSQL Server)にデータ格納を行うことで、端末側にAEDの位置情報の初期ローディングなしで目的とする直近AEDの情報をピンポイントで取得することを実現しています。
http://lod.sfc.keio.ac.jp/challenge2014/show_status.php?id=a001
■2015年
●データセット
「AED設置場所」公共LOD賞
・応募者名 杉並区
杉並区が応募したデータセットです。オープンデータとして公開しているものは、全て区の電子地図サービス「すぎナビ」という後悔型GISが使用されており、庁内GISの活用によって培われた行政の持つ地理空間情報を、住民サービスとして提供するノウハウを実現化しています。この他にも杉並区は「防災マップ」「避難所(水害時)」「消化器」「街路樹」などのデータセットを公開しています。
http://idea.linkdata.org/idea/idea1s1479i
●アプリケーション
「なごや健康のりかえ」学生奨励賞(大学部門)
・応募者名 服部洋明、兼松篤子、遠藤守
運動不足の人達に向けて作成したアプリケーションです。日常の通勤・通学の時に知らない道を歩くことを勧めます。このアプリは、名古屋市の普段使う地下鉄の経路を入力すると、適度ルートを提案し、ナビと連携して歩くことをサポートします。今は名古屋用ですが、データソースを入れ替えれば全国で活用することが可能となります。
http://idea.linkdata.org/idea/idea1s1451i
オープンデータ単体では一見価値が無いように見えるデータでも、組み合わせ次第で様々な価値を創出し、自由に加工することで、商用サービスとして提供することができます。「LODチャレンジ」は、このオープンデータから多くの付加価値が生み出されるように、地域・企業・学術の各分野を越え、データ・アイデア・アプリ・人がつながる機会を提供しています。
以下、2011年から2015年までに開催された「LODチャレンジJapan」コンテストにおける受賞作品の内、医療・高齢化・福祉に関する作品を紹介します。
■2011年
●アイデア
「行く道の厳しさを知る」ヒューマンセントリック賞(富士通株式会社)
・氏名 芦田尚人、足立祐一、近藤繁延、深谷勇次
・所属 ウルシステムズ
ウルシステムズが提供したアイデアです。地図、道路情報、テナント情報が組み合わされることにより、「体調に基づいて移動方法がわかると便利」や、「高齢者や障害者、病気、ケガの人にとっても安全・安心に移動できるバリアフリーな経路」など、各々の状況によって最適な経路表現を可能とします。地図、テナント情報(目的における階段、テナント内移動のための位置情報)、健康データ、天気、道路状況(高低差、工事情報、バリアフリー、アーケード情報)、経路内補足情報(駅構内階段情報他)を使用するアイデアとなっています。
http://lod.sfc.keio.ac.jp/challenge2011/show_status.php?id=i017
■2012年
●データセット
「疾患連鎖LOD」ライフサイエンス賞 [独立行政法人 理化学研究所]
・氏名 古崎晃司、加藤敦丈、今井健、大江和彦、溝口理一郎
・所属 大阪大学、東京大学、北陸先端科学技術大学院大学
大阪大学、東京大学、北陸先端科学技術大学院大学の研究者等によって作られた、「異常状態の因果連鎖」に基づく疾患定義と、その患者に典型的に見られる異常状態(因果連鎖)に関するデータセット。診療科6つの代表的な疾患、約1800に含まれる、約15000の状態硫黄について、臨床医によって記述された因果関係がデータ化されています。このことにより、①各疾患がどのような原因で発症し、どのような症状を引き起こすか、②ある異常がどのような因果連鎖を経て、どのような状態を引き起こし、どのような疾患となるか、などの情報を得る事ができます。データセットの公開方法は、疾患連鎖(疾患定義に含まれる因果連鎖)の可視化システムである「疾患連鎖LOD Viewer」と、簡易クエリ入力支援機能付きのSPARQL Endpointである「SPARQL Endpoint」の2つをWebサービスで公開しています。
http://lod.sfc.keio.ac.jp/challenge2012/show_status.php?id=d083
●アイデア
「LODでゲノム情報と地域をつなぐ「体質ナビゲーション」」未来ヘルスケア賞
・氏名 生島高裕、下山紗代子、豊田哲郎、本橋仁、山崎千里
・所属 グループ名:ゲノム・ナビゲーション
ゲノム・ナビゲーショングループによって提出されたアイデアです。近年のヒトゲノム情報の解析結果などから、高血圧や熱中症になりやすい遺伝的体質を持った人がいることが明らかになりました。そこで、この「体質ナビゲーション」では、自分が今いる地域の機構が自分の体質に合っているかをリアルタイムでスコア化し、住みやすい地域をナビゲートするシステムです。利用するデータは、各地域の気象データや、ゲノム情報、趣味・嗜好データです。
http://lod.sfc.keio.ac.jp/challenge2012/show_status.php?id=i007
■2013年
●データセット
「横手市AED設置場所」公共LOD賞
・氏名 大坂智実
・所属 秋田県横手市総務企画部情報政策課
AEDを設置している横手市関連施設の一覧化したデータセットです。設置されている施設名や位置情報に加え、即時連絡を目的とした「電話番号」、施設の「開館時間」と「休日情報」、「メールアドレス」の項目があります。
http://lod.sfc.keio.ac.jp/challenge2013/show_status.php?id=d007
「公共施設情報(建物,消防署,福祉施設,病院,等)」LOD推進賞
・氏名 小林茂
・所属 非公開
小林茂氏によって作成されたデータセットです。全国に存在する公共施設の建物、消防署、福祉施設、病院等のデータをRDF化し、SPARQL呼び出し可能な形で公開します。この他にも図書館、美術館、資料館、記念館、博物館、科学館、動植物園、水族館の情報を含んでいます。この他にも、「近隣の医院情報(世田谷・桜)」などのデータセットが作成されています。
http://lod.sfc.keio.ac.jp/challenge2013/show_status.php?id=d010
●アプリケーション
「近隣の医院情報(世田谷・桜)のRDF化と閲覧」LOD推進賞
「近隣の医院情報(世田谷・桜)の活用(SPARQL利用例)」LOD推進賞
・氏名 小林茂
・所属 非公開
上記の小林茂氏作成のアプリケーションです。「近隣の医院情報(世田谷・桜)のRDF化と閲覧」は、データセット「近隣の医院情報(世田谷・桜)」のRDFデータを利用し,SPARQL Timelinerを利用したWebアプリ ・医院情報と地図上の位置を同期して見ることができます。「近隣の医院情報(世田谷・桜)の活用(SPARQL利用例)」は、「近隣の医院情報(世田谷・桜)」のRDFデータを、SPARQLクエリーで試せるWebアプリです。これらSPARQLクエリーの選択肢を提供し、クエリー結果を表形式で表示します。クエリーを自由に変更した試し利用が可能となっています。
http://lod.sfc.keio.ac.jp/challenge2013/show_status.php?id=a098
http://lod.sfc.keio.ac.jp/challenge2013/show_status.php?id=a099
「疾患コンパス」優秀賞
・氏名 古崎晃司、山縣友紀、加藤敦丈、今井健、大江和彦、溝口理一郎
・所属 非公開
前述した「疾患連鎖LOD」を他のデータセットとつなげることで、疾患に関する様々な情報を統合的に閲覧することができるサービスです。このアプリケーションは、DBpedia(日本語/英語)を介したICD、Meshなどのライフサイエンス分野で広く使われているコード体系へリンクすることができます。また、ライフサイエンス統合データベースセンターが提供するBodyPart3Dと連携することで、その疾患に関連する部位の3D画像を表示します。
http://lod.sfc.keio.ac.jp/challenge2013/show_status.php?id=a105
●ビジュアライゼーション
「Journalism Hacks! 2013-あなたはどこで人生の最期を迎えたいですか?」最優秀賞
・氏名 データジャーナリズム・キャンプ2013 Hチーム
・所属 データジャーナリズム・キャンプ&アワード2013
「データジャーナリズム・キャンプ2013 Hチーム」によって作成されたビジュアライゼーションです。近年、欧米ではデータやデジタル技術を報道に活用する「デジタルジャーナリズム」というムーブメントがあります。この作品は、日本でのデータジャーナリズム普及を目指して作成した実験サイトで、 テーマとして「在宅看取り問題」を取り上げています。日本人の約8割が自宅で看取られることを望んでいる中、実際に自宅で看取られるのは約1割に過ぎません。このような、希望場所で最後を迎えることができない「死に場所難民」の増加について紹介されています。
http://lod.sfc.keio.ac.jp/challenge2013/show_status.php?id=v004
■2014年
●アイデア
「駅のバリアフリールート検索(通勤情報を可視化することによる通勤問題解決2014)」
サスティナブル賞
・氏名 オープンデータで通勤問題解決プロジェクト(仮称)
・所属 オープンデータで通勤問題解決プロジェクト(仮称)
オープンデータで通勤問題解決プロジェクト(仮称)によるアイデアです。鉄道事業者をまたがる駅のバリアフリールート検索に取り組んでいます。鉄道各社は既に駅のバリアフリーマップを公開していますが、マップを見てもルートを探すことが難しかったり、鉄道会社で作成された地図がターミナル駅で鉄道会社がまたがる場合にバリアフリールートがわからない、といった問題がありました。そのため、まずターミナル駅(渋谷駅)で、京王井の頭線改札口、東京メトロ銀座線改札、JR玉川口改札の間のバリアフリールートを検索するプロトタイプを開発し、その後メンバーを増やしつつデータ整備を行い、鉄道会社へPRを行います。そして、対象とする駅を広げ、各鉄道会社や駅ビル等施設保有企業の持つデータとつなげ、社会的価値を創出することを目指します。
http://lod.sfc.keio.ac.jp/challenge2013/show_status.php?id=i008
●アプリケーション
「AEDオープンデータプラットフォーム」優秀賞
・氏名 初音玲
・所属 初音玲
初音玲氏によって作成された、日本全奥のAED位置情報を検索するAPIです。AED関連のアプリを作成するときに必要となる、AED一覧や直近AED検索などのAPIを提供するオープンデータ基盤となっており、パブリッククラウド(Microsoft Azure上でSQL Server)にデータ格納を行うことで、端末側にAEDの位置情報の初期ローディングなしで目的とする直近AEDの情報をピンポイントで取得することを実現しています。
http://lod.sfc.keio.ac.jp/challenge2014/show_status.php?id=a001
■2015年
●データセット
「AED設置場所」公共LOD賞
・応募者名 杉並区
杉並区が応募したデータセットです。オープンデータとして公開しているものは、全て区の電子地図サービス「すぎナビ」という後悔型GISが使用されており、庁内GISの活用によって培われた行政の持つ地理空間情報を、住民サービスとして提供するノウハウを実現化しています。この他にも杉並区は「防災マップ」「避難所(水害時)」「消化器」「街路樹」などのデータセットを公開しています。
http://idea.linkdata.org/idea/idea1s1479i
●アプリケーション
「なごや健康のりかえ」学生奨励賞(大学部門)
・応募者名 服部洋明、兼松篤子、遠藤守
運動不足の人達に向けて作成したアプリケーションです。日常の通勤・通学の時に知らない道を歩くことを勧めます。このアプリは、名古屋市の普段使う地下鉄の経路を入力すると、適度ルートを提案し、ナビと連携して歩くことをサポートします。今は名古屋用ですが、データソースを入れ替えれば全国で活用することが可能となります。
http://idea.linkdata.org/idea/idea1s1451i
2017-02-03