インド知識経済研究会第4回開催レポート / 2007年01月27日

プレゼンテーター
小坂恕氏(青森公立大学教授)
安藤憲吾氏(東京商工会議所)

コーディネーター・問題提起
庄司昌彦(GLOCOM)

開催内容:
 今回の研究会では青森公立大学の小坂恕教授に「中国発展との比較分析によるインドの経済発展の将来について」 という報告をいただいた。また、後半はGLOCOMの庄司昌彦と東京商工会議所で日印経済委員会事務局を担当する安藤憲吾氏より「グローバルな事業展開を目指す日本企業は、どのようにインドの知的資源を活用すべきか」という問題提起のプレゼンテーションを行った。そして、より具体的な議論として、インドの知識経済と日本に強みのある産業をどのように組み合わせていくべきかというディスカッションを、コンテンツ産業、モバイル、金型産業など中小企業・既存の産業の枠にとらわれない新規事業という4つ分野ごとのグループに分かれて討議した。今回の研究会では、インド人参加者が10人を超え、グループワークも日印混合で行った。

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*発表内容は、発表者個人の意見であり、所属組織の意見を代表するものではありません。

インド知識経済研究会第3回開催レポート / 2006年11月30日

プレゼンテーター:
殿村真一氏(ヘッドストロング・ジャパン社長・金沢工業大学教授)

開催内容:
日本企業がインドを活用していくべき理由は、経済のグローバル化と深い関わりがある。そこで、デリーのNoida地区に拠点を持つヘッド・ストロング社の日本法人社長・金沢工業大学教授の殿村真一氏から、「ビジネスのグローバル化とインド活用の方向性」と言うテーマで報告をいただいた。企業のグローバル化の現状と、日本企業のグローバル化の特徴、インド知識経済を活用できていない現状の理由を説明。議論においては、インド全体の雇用やGDPに対するIT産業のインパクトが小さい点についての指摘や、今後の成長のために他産業の発達がどの程度必要かという点について話された。途中、前インド大使・慶応大学教授のアフターブ・セット氏が参加し、如何に日印経済関係の交流が重要かという点において、スピーチをいただいた。

インド知識経済研究会第2回開催レポート / 2006年11月03日

プレゼンテーター:
齊藤慶太氏(日本インド学生会議)
安藤憲吾氏(東京商工会議所)
開催内容:
インドは刻々とその姿を変えつつあり、本などに書かれている情報が現在の状態とずれていることが多くある。そのため、現在のインドを知るためには現地情報が欠かせない。そこで、第二回の研究会では直前の9月にインドを訪問した日本インド学生会議の齊藤慶太氏と東京商工会議所で日印経済委員会事務局を担当する安藤憲吾氏にそれぞれ「現地から見たインドIT」「インド四都市で見た発展へのエネルギー」という内容での報告をいただいた。
齊藤氏は、現地の理系を中心とした大学生との交流やKPIT社・ANSHINSOFT社などの現地企業を訪問した印象などについて、一方の安藤氏は、東商のインド訪問団の一員として財界関係者と交流した結果について発表し、インド駐在の日本人の感想など生の情報が紹介された。議論においては、以前から変化した点、あるいは知らなかった点に驚く声、さらにはインド人参加者から認識の間違いの指摘などがあった。

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インド知識経済研究会第1回研究会開催レポート / 2006年09月16日

プレゼンテーター
サンジーブ・スィンハ氏(UBS証券)

開催内容:
 今回の研究会ではインド工科大学出身でUBS証券のサンジーブ・スィンハ氏に「インドの知識経済とグローバル企業における活用事例」というテーマで報告をいただいた。発表の中では、インド人から見たインド知識経済を活用することのメリットやインドの長所・短所、将来性などが示され、その評価について議論が行われた。

インド知識経済研究会準備会開催レポート / 2006年08月05日

プレゼンテーター:
庄司昌彦(GLOCOM)
安藤憲吾氏(東京商工会議所)
開催内容:
 この会では、研究会の準備として、GLOCOMの庄司昌彦より会の趣旨説明が行われ、「インド知識経済」をテーマとし、関心のある人々が月に1回程度集まり会を開催していくことが決定された。また、「インド知識経済」研究の前提として、「インド経済と日印経済関係の概要」を東京商工会議所で日印経済委員会事務局を担当する安藤憲吾氏に報告をいただいた。

*発表内容は、発表者個人の意見であり、所属組織の意見を代表するものではありません。