2019.10.01

GLOCOM Monthly Topics ~October,2019

平素より大変お世話になっております。国際大学GLOCOMです。台風19号の被害に遭われた方々に謹んでお見舞い申し上げます。

台風19号は世界的にも過去最大級で、東京都と周辺の県の広範囲にわたって大雨、河川氾濫の爪痕を残しました。最近はすっかり涼しくなり、朝晩は冷え込むほどの気候となりましたが、一日でも早い復旧と秋晴れを願っています。

GLOCOM Monthly Topicsでは今月も、研究成果や活動をご紹介させていただきます。気になるトピックがございましたらぜひともお声がけください。

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▼<今月のTopics> —————▼——————————–▼
◆Pick up
【研究員加入】菊地映輝研究員がGLOCOM研究員に就任
【開催報告&レポート公開】第2回GLOCOM研究交流会
【発行】GLOCOM OPINION PAPER No.28「人口減少×デジタル化 プロセス変革とグローバル化による事業創出」
【連載開始】櫻井美穂子研究員 連載「ロックフェラー財団100RCに見る街づくりのポイント」第1・2回(リスク対策.com)
【メディア情報】
・山口真一研究員のソーシャルメディア研究に関わるテレビ出演(NHKニュース7)
・豊福晋平研究員のdynabook V8 PR記事(日経X TREND)
【Tuukka研究員の英国活動便り】新しい女性向けのワークスペース企画に参加:2020年Athena 40に向けて
【登壇予定】「データ連携で「やみくも防災」から脱却!」(ぼうさいこくたい、10月20日、名古屋開催)
【研究ワークショップ】2019年9月度プログラム「スマートシティを促進する 多業種連携と地域エコシステムのつくりかた」&プログラムご紹介・次回開催のご案内

 

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■ Pick up ― 最近の主な活動 ■
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【研究員加入】菊地映輝がGLOCOM研究員に就任

2019年10月1日付で、菊地映輝(博士(政策・メディア))が、研究員としてGLOCOMのメンバーになりました。
これまでも客員研究員として、GLOCOMの複数の活動に参画していましたが、これからは一層密にGLOCOMの一員として研究活動に携わってまいります。

~菊地研究員のコメント~
はじめまして、菊地映輝と申します。私は情報社会における「文化」について研究をしています。具体的には、日本のサブカルチャーが都市とネットの中でどのように育まれるのか、ネット上のコンテンツが都市文化にどのような影響を与えるのかについてです。GLOCOMでは、皆さまと一緒にこれからの時代の文化について考えていけたらと思っておりますので、何卒よろしくお願いいたします!

※下記ページで詳しい業績・経歴をご紹介しています。
菊地映輝 研究員紹介ページ

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【開催報告&レポート公開】第2回GLOCOM研究交流会

日時:2019年10月8日(火)15:00~16:30
会場:国際大学GLOCOM
講演タイトル:「ネットは社会を分断するのか?」
報告者:田中辰雄(GLOCOM主幹研究員/慶應義塾大学経済学部教授)

GLOCOM研究交流会は、GLOCOMの研究員と参加者が、カジュアルに研究について意見交換・交流をすることを目的とし開催している会です。
第2回となる本会では、田中辰雄研究員(慶應義塾大学教授)の書籍『ネットは社会を分断しない』(角川新書、10月10日発売)の内容をベースに30分の話題提供の後、1時間のフリーディスカッションを行いました。講演では、5万人の追跡調査・分析によって、ネットの利用が人々を極端化するような傾向はみられなかったばかりか、むしろ若い世代の穏健化に貢献していることが示されました。ディスカッションでは参加者から積極的な発言がなされ、「他国の状況はどうか」「社会を分断しているものはネットでは無ければ何なのか」「なぜネットの議論は過激化しているのか」など、様々な点で議論を深めました。

レポートはこちらで公開しています。

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【発行】OPINION PAPER No.28

◆GLOCOM OPINION PAPER No.28「人口減少×デジタル化 プロセス変革とグローバル化による事業創出」櫻井美穂子研究員
本文はこちらからご覧いただけます

現在日本で深刻化する人口減少を、業務プロセスの変革とグローバル化の新たな機会だとポジティブに捉えたオピニオンです。日本よりも人口が少ないノルウェーで3年間の生活を体験した櫻井美穂子研究員が、自身の経験を踏まえながら、デジタル化が後押しする人口減少時代の新しい事業機会について考察しています。

※バックナンバーはこちらからご覧いただけます。

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【連載開始】櫻井美穂子研究員 連載「ロックフェラー財団100RCに見る街づくりのポイント」第1・2回(リスク対策.com)

櫻井美穂子研究員の新しい連載が、リスク対策.comで9月からスタートしました。

米国・ロックフェラー財団は、2013~2019年にかけて、世界中から100都市を選定してレジリエント戦略の策定支援を行うプログラム「100 Resilient City」を実施しました。
本連載では、その対象となった都市の短期的課題(ショック)と長期的課題(ストレス)を整理し、レジリエント戦略で定められたゴールとアクションをまとめています。第1回では英国・スコットランドの最大都市グラスゴーを、第2回では北欧から唯一選定されたデンマークのヴァイレを取り上げています。

連載「ロックフェラー財団100RCに見る街づくりのポイント」(リスク対策.com)

「人口急増や家庭燃料ニーズの上昇への対策 第1回グラスゴー(英国)」(9月5日)
https://www.risktaisaku.com/articles/-/19541

「洪水リスクやインフラ老朽化への対策 第2回ヴァイレ」(デンマーク)(9月18日)
https://www.risktaisaku.com/articles/-/19866

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【テレビ出演】山口真一研究員のソーシャルメディア研究に関わる成果

・「通販「レビュー」不正操作 広がるやらせレビュー」(NHKニュース7、10月2日)
報酬を得ることを目的とした通信販売サイトでの不正レビューについてコメントしました。
【番組ウェブサイト】NHKニュース7 https://www4.nhk.or.jp/news7/x/2019-10-02/21/3359/1362034/

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【メディア情報】豊福晋平研究員のdynabook V8 PR記事(日経X TREND)

日経X TRENDのdynabook V8のPRとして、豊福晋平研究員のコメントが掲載されました。
豊福研究員の専門分野である教育へのICT普及の課題を語りつつ、子どもが出会う道具としてのパソコンについて解説しています。

【PR】パソコンは子どもの自己肯定感を高める
https://xtrend.nikkei.com/info/09/00055/081200004/

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【Tuukka研究員の英国活動便り】
新しい女性向けのワークスペース企画に参加:2020年Athena 40に向けて

10月からロンドンで、新しい女性向けのワークスペース企画を始めることとなりました。女性リーダーを世界的なレベルで支援しているGlobal Thinkers Forum(GTF, www.globalthinkersforum.org/ )との企画であり、2020年に開かれる予定のAthena 40( www.athena40.org/ )のコミュニティ戦略を練っていくのが主な仕事になります。
GTFの価値観や既存のネットワークをもとに、多国籍の女性リーダー・活動家・起業家の前進を加速化させる最高の「場」の創出は、非常に有意義なチャレンジになると感じています。

※活動のレポートは後日、Tuukka研究員のblog( https://tuukkatoivonen.org/180104775321 )に掲載予定です。

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【登壇予定】「データ連携で「やみくも防災」から脱却!」(ぼうさいこくたい、10月20日、名古屋開催)

10月19・20日に開催される「ぼうさいこくたい(防災推進国民大会)」にGLOCOMが出展し、2日目の20日(日)に青木志保子研究員、山口真一研究員が下記セッションに登壇します。ご興味のある方はぜひご参加ください。

◆セッション:[SS-24] データ連携で「やみくも防災」から脱却!
GLOCOMが災害対策研究でこれまで取り組んできた成果と、これから取り組んでいくことについて、上記トピックを企業・自治体の皆様へ向けてお話しする予定です。

・「調査報告:現場基点とデータ活用で災害対応を変える」
山口真一(GLOCOM主任研究員・講師)
・「現場報告:これからの日本の地域防災に必要なこと」
田村太郎(一般財団法人ダイバーシティ研究所代表理事)
・「調査報告:全国自治体の避難所運営マニュアル対応状況」
有吉恭子(公益財団法人ひょうご震災記念21世紀研究機構人と防災未来センター研究部研究調査員)
・「今後のビジョン:災害対応標準化に向けた災害ソーシャル・プラットフォーム」
青木志保子(GLOCOM主任研究員)
※講演タイトル・内容は変更になる可能性がございます

日時:10月20日(日) 10:00~11:30
会場:名古屋 ささしまライブエリア 名古屋コンベンションホール・パークエリア·キャナルゲートエリア
参加費:無料

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【研究ワークショップ】

●開催報告
2019年9月度プログラム「スマートシティを促進する多業種連携と地域エコシステムのつくりかた」
2019年9月19日(木)16:00-18:00
講演: 櫻井美穂子(GLOCOM 主任研究員/准教授)

スマートシティの実践には、多業種からなる企業の連携、加えて地元自治体や住民との協働が欠かせません。櫻井美穂子研究員の講演では、街づくり事業に参入したパナソニックが、松下電工の工場跡地に建設した住宅地である藤沢サスティナブル・スマートタウン(FSST)を紹介しました。この事例をもとにして、多業種連携によるオープンイノベーションへの期待や、地域を起点としたエコシステムづくりについて議論を行いました。

●秋期テーマと次回以降のワークショップのご案内
2019Autumn: 多文化共生・協働に向けたサービスビジネスとエコシステム

日本人と外国人が共生・協働する社会に向けて求められる企業の取り組みを、コストとしてではなく、新たなサービスビジネスを生み出す機会として捉えることにチャレンジします。さらに、それらのビジネスをより効率的にして便利・安全で包括的な暮らしを支えるサービスを提供するためのステークホルダー間の連携や、エコシステムの構築についても検討します。

◇「セブン銀行の外国人向けサービスにみる 産官民連携の重要性と共生社会」
2019年10月24日(木)16:00~18:00
講演:伊藤浩太郎(株式会社セブン銀行 海外送金推進部長)

※研究ワークショップは体験参加も受付中です。
プログラムの詳細・体験参加をご希望の方は、 info_pf[at]glocom.ac.jp までお問い合わせください。

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今月もMonthly Topicsをご一読くださりありがとうございました。引き続きよろしくお願いいたします。

 

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(2019年10月17日配信)

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