2020.09.01

GLOCOM Monthly Topics ~September, 2020

平素よりお世話になっております。国際大学GLOCOMです。
日ごとに涼しさが増し、すっかり秋らしい気候となってまいりました。
イベントの人数規制緩和や東京都のGoToトラベル追加など、いよいよ新しい生活様式の中での活動も本格的に開始されてきています。
GLOCOMでもこれからの組織のあり方や未来社会の構築など、ニューノーマル時代の課題についてさらに研究を進めてまいります。

今月もMonthly TopicsでGLOCOMの研究活動・成果をご案内します。
気になるトピックがございましたらお声がけください。

 

▼<今月のTopics>–▼————————▼

◆Pick up
【新刊発行】山口真一『正義を振りかざす「極端な人」の正体』
【メディア情報】
櫻井美穂子研究員の都市のレジリエントに関する研究成果(自治体法務研究など)
櫻井美穂子研究員、庄司昌彦研究員の『行政&情報システム』8月号掲載記事
小林奈穂研究員の個人・組織の創造性に関する研究成果(週刊BCN+)
【ポッドキャスト配信】菊地映輝研究員出演の組織文化を考えるポッドキャスト「Co-Culture Cast」#4
【開催報告、動画・資料・レポート公開】
『なぜ、それは儲かるのか』出版記念オンラインセミナー
GLOCOM六本木会議オンライン#7
「著作権法50周年に諸外国の改正動向を考える ~デジタルアーカイブ、拡大集中許諾制度、孤児著作物対策~」(オンラインイベント)
【研究ワークショップ】2020年8月度プログラム&次回開催のご案内

◆今後の開催イベントのご案内
【申込受付中】ウェビナー「避難行動を誘発するための災害時情報伝達」(公開コロキウム、9月28日開催)
【申込受付中/招待制】GLOCOM六本木会議オンライン#8(9月30日開催)
【申込受付中(延期開催)】『令和2年版情報通信白書』読書会(公開コロキウム、10月9日開催決定)

————————————————–

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ Pick up ― 最近の主な活動 ■
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【新刊発行】山口真一『正義を振りかざす「極端な人」の正体』

山口真一研究員の新刊『正義を振りかざす「極端な人」の正体』が光文社より9月17日に発売されました。

SNSでの誹謗中傷、自粛警察、悪質クレーマーなど、不寛容化する社会を賑わせているのは一体何者なのか?本書では、「炎上はマスメディアが生み出す」「SNSは世論を反映しない」といったデータ分析から導き出された真実を伝え、「極端な人」がネットに溢れるメカニズムと原因、その特徴、社会に及ぼす影響などを明らかにしたうえで、社会的な対処法や自分が「極端な人」にならないための方策を提言しています。山口研究員のネット炎上研究に関する最新著書です。

『正義を振りかざす「極端な人」の正体』
出版社:光文社
発行日:2020年9月17日
詳細はこちらをご覧ください。

———————————————————–

【メディア情報】櫻井美穂子研究員の都市のレジリエントに関する研究成果

・掲載「スマート自治体への実現に向けての展望と課題」(共著、『自治体法務研究』2020年秋号)
詳細は https://shop.gyosei.jp/products/detail/10459 をご覧ください。

・共著論文”Disaster-resilient communication ecosystem in an inclusive society – A case of foreigners in Japan,”
(International Journal of Disaster Risk Reduction, 2020, vol.51)
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S2212420920313066

・掲載『行政&情報システム』8月号(特集:行政におけるパブリック・グランド)
1.櫻井美穂子研究員「災害/感染症などのリスクに備えるためのレジリエントなスマートシティ」
2.庄司昌彦主幹研究員「「はんこ問題」から考える新型コロナウイルス対応」

詳細・記事閲覧(会員限定)は https://www.iais.or.jp/articles/articlesm/20200807/202008/ をご覧ください。

———————————————————–

【メディア情報】小林奈穂研究員の個人・組織の創造性に関する研究成果

・「アフター・コロナ時代に必要な組織マネージメントとは個人・組織の創造性を高めるために」(週刊BCN+、9月17日)
https://www.weeklybcn.com/journal/issue/detail/20200917_176872.html

———————————————————–

【開催報告&レポート・資料・動画公開】『なぜ、それは儲かるのか』出版記念オンラインセミナー

日時:2020年9月1日(火)17:00~18:30
会場:オンライン会議ツールZoomにて開催
主催:国際大学グローバル・コミュニケーション・センター
協力:株式会社草思社
講演&パネル登壇:
山口真一(GLOCOM 准教授・主任研究員)
パネル登壇(敬称略):
クロサカタツヤ(株式会社企 代表取締役)
小泉文明(株式会社メルカリ 取締役President(会長))
渡辺智暁(GLOCOM 教授・主幹研究員) ※モデレーター
※司会:青木志保子(GLOCOM 主任研究員)

開催レポート・講演資料はこちら

本オンラインセミナーは、山口真一研究員の新著『なぜ、それは儲かるのか』が7月22日に発売されたことを記念して開催されました。山口研究員から書籍の内容を紹介した後、クロサカタツヤGLOCOM客員研究員(株式会社企 代表取締役)と小泉文明氏(株式会社メルカリ 代表取締役会長)の2名をゲストに迎え、「なぜ日本企業の競争力は著しく低下してしまったのか」「企業がビジネスを変革し、今後情報社会で成長していくためには具体的にどうすればよいのか」「日本の産業政策としては何を意識すべきなのか」といったテーマでディスカッションを行いました。

———————————————————–

【動画公開】GLOCOM六本木会議オンライン#7

◆#7『電子政府構築に必要なことは何か? ― 日韓の電子行政に詳しい廉宗淳氏に訊く ―』
日時:2020年9月14日(月)18:00~19:00
配信形式:Zoomウェビナー
登壇者:廉宗淳(イーコーポレーションドットジェーピー株式会社 代表取締役)
前川徹(GLOCOM主幹研究員/東京通信大学情報マネジメント学部学部長・教授)

セッションの様子(動画)を以下のYouTube「GLOCOM六本木会議チャンネル」でご覧いただけます
開催動画: https://roppongi-kaigi.org/topics/2530/

———————————————————–

【開催報告】「著作権法50周年に諸外国の改正動向を考える ~デジタルアーカイブ、拡大集中許諾制度、孤児著作物対策~」

日時:2020年9月16日(水)18:00~20:00
会場:オンライン会議ツールZoomにて開催
主催:国際大学グローバル・コミュニケーション・センター
登壇者(登壇順、敬称略):
山田太郎(参議院議員、自由民主党 知的財産戦略調査会 デジタル社会実現に向けての知財活用小委員会 事務局長)
福井健策(弁護士・ニューヨーク州弁護士、日本大学芸術学部・神戸大学大学院客員教授)
生貝直人(東洋大学経済学部准教授)
今村哲也(明治大学情報コミュニケーション学部専任教授)
城所岩生(GLOCOM客員教授、ニューヨーク州・ワシントンDC弁護士)
張 睿暎(獨協大学法学部教授)
モデレーター:
渡辺智暁(GLOCOM主幹研究員/教授)

著作権をめぐる情勢はその時代における著作物のありかたと共に変化してきました。そしてあらゆるコンテンツのデジタル形式での保存が可能となった現代はその変化の渦中にあります。
本コロキウムでは、デジタル化が進む社会の中で現行の著作権法が抱える課題のうち、デジタルアーカイブ、孤児著作物に焦点を当て、これらの課題の対策として期待される裁定制度や拡大集中許諾制度について、欧州、米国、韓国の事例を参考に日本の今後の対応を議論しました。紹介された事例には、法制度およびその運用における手続きが時間・費用ともにコストのかかるものとなっている点が共通しており、これによって孤児著作物の大規模なデジタル化が進まないなど、当初政策の中で掲げられた目標が十分に達成されていないことが明らかになりました。今後は各国の事例から見えてきた課題を踏まえて、日本の制度を改善していく必要があると議論を結びました。

※一部資料および開催レポートはこちらに掲載しています

———————————————————–

【ポッドキャスト配信】菊地映輝研究員出演の組織文化を考えるポッドキャスト「Co-Culture Cast」#4

情報社会における都市とインターネットの文化事象を研究する菊地映輝研究員が、株式会社フューチャーセッションズとともに、「組織文化」をキーワードにポッドキャスト「Co-Culture Cast」を配信しています。
今月公開の第4弾では、現在のポストコロナにおける創造性のあり方を考えました。今回は、GLOCOM機関誌『智場 #122』でデジタル時代を生き抜くための創造性をテーマに責任編集を行った小林奈穂研究員をゲストに迎え、「テレワーク生活で創造性は発揮できているのか」「外出自粛で移動しないことによってセレンディピティが減ることの影響」「日常を破る“開拓的”な行動で刺激を得るにはどうするか」といったことを議論しました。

・「これからの創造性――ポストコロナ、個人、組織文化」(Future Sessions & GLOCOMポッドキャスト「Co-Culture Cast」)
https://note.com/futuresessions/n/na94f351bfcfe

———————————————————–

【研究ワークショップのご案内】

●2020年8月度プログラム「デフレーミング戦略から読み解くアフターコロナの企業経営 #2 コラボレーション・共創・イノベーション」
日時:2020年8月28日(金)16:00~17:30
配信形式:Zoomウェビナー
講師:高木聡一郎(GLOCOM 主幹研究員/東京大学大学院情報学環 准教授)
角勝(株式会社フィラメント 代表取締役 CEO)
企画・進行:小林奈穂(GLOCOM 主任研究員)

高木研究員の講演では、エキスパート個人と大企業の共創プロセスや、兼業・副業によるイノベーション参画等が活発化していることなど、デフレーミングの要素である「個人化」について解説がなされました。
続いてフィラメント代表の角氏からは、今後どのように「組織の境界」を融解させて新たなチームビルディングがなされるか、また個人の安定性にはどう留意するかという論点が共有されました。大企業内での新規事業開発のリデザインについて提案したうえで、新規事業のために必要な二大資源として「パッション」と「学び」を挙げ、その源泉となるのは個人の「面白がり力」であると述べられました。また、コロナ禍によるオンライン化の加速は、コミュニケーションのコストを下げ、個人の時間のモジュール化、個人のコネクティビティの活性化をもたらしたこと指摘したうえで、転換期にある私たち一人ひとりがよりよい未来を創ろうと行動することの重要性が述べられました。
ディスカッションパートでは、参加者からは個人化が進むなかで人材育成・開発は誰が担うべきなのか等の意見がありました。

●2020年9月度プログラム「デフレーミング戦略から読み解くアフターコロナの企業経営 #3ビジネスモデルとサービスデザイン」
日時:2020年9月24日(木)
配信形式:Zoomウェビナー
講演1:  高木聡一郎(GLOCOM主幹研究員/東京大学大学院情報学環 准教授)
講演2:  神野元基(教育イノベーター/中央教育審議会特別部会 臨時委員/株式会社COMPASSファウンダー)
パネル登壇:豊福晋平(GLOCOM 主幹研究員・准教授)+上記講演者
企画・進行:小林奈穂(GLOCOM 主任研究員)
※来月のMonthly Topicsで当日の模様をご報告予定です

※今後のプログラムは後日ご案内します。
研究ワークショッププログラムお問い合わせ: info_pf[at]glocom.ac.jp

———————————————————–

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 今後のイベント開催のご案内 ■
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◆「避難行動を誘発するための災害時情報伝達」(公開コロキウム)
日時:2020年9月28日(月)17:00-18:00
会場:オンライン会議ツールZoomにて開催
登壇者予定(敬称略):
大坪祐紀(国土交通省 水管理・国土保全局 河川計画課 河川情報企画室 企画専門官)
大高利夫(藤沢市 総務部 IT推進課 情報政策担当)
櫻井美穂子(GLOCOM主任研究員・准教授)

———————————————————–

◆【招待制】GLOCOM六本木会議オンライン#8

「#8 スマート農業の現在と未来を考える – 人口減少、コロナ・パンデミックに負けない農業を目指して」
日時:2020年9月30日(水)18:00~19:00
配信形式:Zoomウェビナー
登壇者(敬称略):
渡邊 智之(一般社団法人 日本農業情報システム協会 JAISA 代表理事)
菱木 豊 (inaho株式会社 代表取締役)
進行:小林 奈穂(GLOCOM六本木会議 事務局長/ GLOCOM 主任研究員・研究プロデューサー)

参加対象の方には、【参加コード】を記載したメールにて別途ご案内をお送りしております。

———————————————————–

◆「『令和2年版情報通信白書』読書会」(公開コロキウム)

当初9月11日に予定しておりました「『令和2年版情報通信白書』読書会」が、10月9日(金)の開催に決定いたしました。

「『令和2年版情報通信白書』読書会」(公開コロキウム)
日時:2020年10月9日(金)16:00~17:30
会場:オンライン会議ツールZoomにて開催
参加費:無料
主催:国際大学グローバル・コミュニケーション・センター
講師:藤井信英(総務省 情報流通行政局 情報通信経済室長)
コメンテータ:庄司昌彦(GLOCOM主幹研究員/武蔵大学社会学部教授/『情報通信白書』アドバイザリーボード)

———————————————————–

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 新型コロナウイルス感染症に関する対応&
GLOCOMへのご連絡について ■
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

GLOCOMでは新型コロナウイルス感染症への対応として、所員の在宅勤務・時差通勤等を引き続き実施しており、現在は平日11:00-15:00の時間帯でオフィス運営を行っています。
感染リスクの軽減策を講じたうえでの限定的な運営となっておりますので、オフィスへのご来訪に関しましては、あらかじめ担当者へご連絡のうえでお願いいたします。
また、お電話でのご連絡についてはスムーズにおつなぎできずご迷惑をおかけする場合がございますので、電子メール、もしくは以下のお問い合わせフォームよりご連絡ください。

お問い合わせ http://www.glocom.ac.jp/contact

———————————————————–

今月もGLOCOM Monthly Topicsをご覧いただきありがとうございました。
季節の変わり目ですので、くれぐれもご自愛ください。

■***********************■***********************■
国際大学グローバル・コミュニケーション・センター
i-プラットフォーム 担当:武田・安藤
〒106-0032
東京都港区六本木6-15-21 ハークス六本木ビル2F
TEL:03-5411-6677 FAX:03-5412-7111
Email: g-pub[at]glocom.ac.jp

Website http://www.glocom.ac.jp/
Twitter https://twitter.com/iuj_glocom
Facebook https://www.facebook.com/glocom/
■************************■***********************■

  • totop