2021.09.24

GLOCOM Monthly Topics ~September 2021

平素より大変お世話になっております。
熱戦が繰り広げられた東京オリンピック・パラリンピックも閉幕し、コロナ禍ながらしばし落ち着いた日々となるかと思いきや、自民党総裁選や台風発生などなにかとせわしない初秋の候、みなさまいかがお過ごしでしょうか。

前号のGLOCOM Monthly Topicsは夏の合併号として7月末にお送りいたしましたので、今回は約2か月分の様々なニュースを取り上げています。
気になるトピックがございましたらぜひお声がけください。

▼<今月のTopics>—–▼————————–▼

◆Pick up
【開催報告】『令和3年版情報通信白書』読書会(公開コロキウム)
【出版】大川内直子著『アイデア資本主義 文化人類学者が読み解く資本主義のフロンティア』
【動画公開】GLOCOM六本木会議オンライン#24&#25&#26
【メディア情報】
 ・豊福晋平研究員の教育情報化に関する研究成果(読売新聞、日本経済新聞)
 ・櫻井美穂子研究員の連載「レジリエントな街づくりを支えるデータ利活用」第7回(リスク対策.com)
 ・山口真一研究員のネット言論に関する研究成果(NHK、日本経済新聞など)
 ・菊地映輝研究員出演のポッドキャスト配信「Co-Culture Cast」
 ・砂田薫研究員の自治体デジタル化の関する成果(日本経済新聞)
 ・田中辰雄研究員の計量的分析に関する成果(シノドス)
【研究ワークショップ】GLOCOM研究ワークショップ2021 Summer デジタル社会のイノベーション新機軸 #1&#2 &次回のご案内

◆今後の開催イベントのご案内
・【学芸出版社主催】『世界のSDGs都市戦略』刊行記念  “住民と共に創るデジタルガバメント” 櫻井美穂子×吉村有司(本日・9月24日開催)

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■ Pick up ― 最近の主な活動 ■
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【開催報告】『令和3年版情報通信白書』読書会(公開コロキウム) 
日 時 : 2021年9月7日(火)16:00~18:00
配信形式:Zoomウェビナー
参加費 :無料
講師  :藤井信英(総務省情報流通行政局デジタル企業行動室長(前 情報流通行政局情報通信経済室長)
コメンテータ:庄司昌彦(GLOCOM主幹研究員/武蔵大学社会学部教授/『情報通信白書』アドバイザリーボード)

9月1日にデジタル庁が創設され、国のDXへの取組が本格的に始まっています。「デジタルで支える暮らしと経済」を特集テーマとする今年の情報通信白書は、我が国のデジタル化の現状や課題について、国民生活、企業活動、公的分野からまとめられています
本読書会では、白書をとりまとめた藤井氏にご登壇いただき、コロナ禍を背景としてデジタル化が加速したこと、我々の生活にインターネットなどデジタル活用が不可欠となってきたこと、端末の世帯保有率はスマートフォン1世帯1台が実現しつつあること、対してパソコンの世帯保有率は減少傾向にあること、テレワーク普及にも業種・地域によるばらつきがあることなど、白書の内容を詳細にご説明いただきました。
コメンテーターの庄司研究員からは「誰一人取り残さない」デジタル社会に繋げるためには通信インフラ、性能、リテラシー、そして相手の4つのポイントを整えることが必要だとのコメントがありました。これら内容を受け、質疑応答では参加者から、DX化自体が目的とならないような行政手続きの見直しの必要性や、セキュリティやプライバシーなどの課題に関する質問・意見がよせられ、活発な議論が行われました。

※講演資料: https://www.glocom.ac.jp/events/information/7235
(レポートは後日公開予定)

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【出版】大川内直子著『アイデア資本主義 文化人類学者が読み解く資本主義のフロンティア』

GLOCOM併任研究員の大川内直子研究員の著書『アイデア資本主義 文化人類学者が読み解く資本主義のフロンティア』が9月2日に実業之日本社より発売されました。
政治経済システムとして捉えられがちな資本主義ですが、社会主義のような上から設計されるイデオロギーとは異なり、その本質は私たち一人一人の未来志向の営為にあるというのが本書の主張です。文化人類学者ならではの視点から資本主義の歴史と最先端を読み解くことで、昨今もてはやされがちな「脱・資本主義論」を相対化する大作です。

著・大川内直子
発行 :実業之日本社
定価 :単行本/Kindle版ともに1,800円+税
発行日:2021-09-02
ISBN: 9784408339870
https://www.glocom.ac.jp/publicity/books/7304

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【動画公開】GLOCOM六本木会議オンライン#24&#25&#26

「#24 私たちはデジタル庁とどう対峙すべきか」
開催日時:2021年7月30日(金)
当日のセッションの様子(動画) https://roppongi-kaigi.org/topics/2597/

「#25 Deep Learningの最新動向とビジネスに及ぼすインパクト」
開催日時:2021年8月19日(木)
当日のセッションの様子(動画) https://roppongi-kaigi.org/topics/2602/

「#26 アイデア資本主義―いま資本主義の最先端で何が起きているのか?」
開催日時:2021年9月22日(水)
当日のセッションの様子(動画) https://roppongi-kaigi.org/topics/2607/

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【メディア情報】豊福晋平研究員の教育情報化に関する研究成果

・子どもには申し訳ないが…「自主休校」で家族の安全守る選択、外出は人の少ない公園くらい(読売新聞、9月17日)
https://www.yomiuri.co.jp/national/20210917-OYT1T50170/

・学校端末、文具として使いこなせ 豊福晋平氏(日本経済新聞、9月2日)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUE296DC0Z20C21A7000000/

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【メディア情報】櫻井美穂子研究員の連載「レジリエントな街づくりを支えるデータ利活用」

・いざというときに備えた日ごろの意識改革 第7回:デジタル活用により近隣住民やコミュニティーのつながりを可視化する
https://www.risktaisaku.com/articles/-/56134

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【メディア情報】山口真一研究員のネット言論に関する研究成果

●寄稿
・(山口真一のメディア私評)近づく衆院選 フェイクニュース、己を過信せずに(朝日新聞、9月10日)
https://www.asahi.com/articles/DA3S15038902.html

●取材記事掲載
・「フェイクニュース」への備え~デマや不確かな情報に惑わされないために~(Yahoo!ニュースオリジナル、9月21日)
https://news.yahoo.co.jp/special/fakenews/

・「PCRは風邪も検出」「5Gがコロナ広めている」…生活・メディアに不満強いと偽情報信じやすく(読売新聞、9月21日)
https://www.yomiuri.co.jp/national/20210920-OYT1T50139/

・「投げ銭」経済の明暗 広がるクリエイターエコノミー (産経新聞、9月17日)
https://www.sankei.com/article/20210917-NDTD3S6MXZMT3EB4EPMCUPOOZA/

・河野太郎氏は首相になってもブロックするのか 浮かぶ「弱点」(9月14日、毎日新聞)
https://mainichi.jp/articles/20210914/k00/00m/010/118000c

・「やや支持」層こそ影響されやすい 選挙フェイクニュースにご用心(朝日新聞、9月10日)
https://digital.asahi.com/articles/ASP995VDGP96ULZU003.html

・スマホで撮影された殺人事件 一部始終がSNSに(NHKニュース WEB特集、8月24日)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210824/k10013214631000.html

・SNSによる選手たちへの “ひぼう中傷” を問う 東京オリンピックを通して考えてみた(NHKニュース、8月20日)
https://www3.nhk.or.jp/sports/story/20743/index.html

・ワクチン不妊「誤情報」拡散 29のSNS投稿が5万件転載(データの世紀 日本経済新聞、8月9日)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC03A6M0T00C21A8000000/

・TikTokがFacebook抜き世界首位 SNSダウンロード数(日本経済新聞、8月5日)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC29ER50Z20C21A7000000/

・コロナワクチンを巡るデマはなぜ生じやすいのか──山口真一氏に聞く(朝日新聞 論座、8月5・6日)
(上)不安や怒りが、ところどころに真実を含むデマやフェイクニュースを拡散させる
https://webronza.asahi.com/culture/articles/2021080300008.html
(下)デマやフェイクニュースを聞いても相手を否定せず、あとから自分で調べ直す
https://webronza.asahi.com/culture/articles/2021080400005.html

・MOMENT「密着 五輪強行、選手へ中傷 心のケア・訴訟支援を 国際大准教授(ネットメディア論)・山口真一氏の話」(毎日新聞、8月3日)
https://mainichi.jp/articles/20210803/ddm/003/050/049000c

・五輪選手襲うSNSの中傷 メンタル影響懸念(日本経済新聞、7月31日)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUE30EBQ0Q1A730C2000000/

・「見たくないのに」選手涙 相次ぐSNS中傷、どう防ぐ―東京五輪(時事通信、7月31日)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021073100122&g=soc

・#相次ぐSNS中傷 #苦しむアスリート #心理面のケア課題(中日新聞、7月31日)
https://www.chunichi.co.jp/article/301544

●山口真一研究員がYahoo!ニュースの個人オーサーに就任
インターネットニュース配信サービス・Yahoo!ニュースの公式コメンテーターとして活動している山口真一研究員が、Yahoo!ニュースの個人オーサー(著者)となりました。
第一弾の記事では東京オリンピック選手へのSNSでの誹謗中傷に言及し、原因や対策などを述べています。

・五輪選手への中傷、なぜ起こるのか 効果的な対策は(ヤフーニュース、7月31日)
https://news.yahoo.co.jp/byline/yamaguchishinichi/20210731-00250756

※そのほか、山口研究員の委員等への就任情報は下記ページでご案内しています。
https://www.glocom.ac.jp/news/news/7268

●コメント出演
・NHK NEWSおはよう日本(NHK総合)
 「スマホで撮影された殺人事件の一部始終」(9月9日放送)
「新型コロナワクチン 巧妙に作られた誤情報 どう対応すればよいか ヒントも」(9月7日放送)

・ダークサイドミステリー「なぜ人は陰謀論にハマるのか? ~イルミナティからQアノンまで250年~」(BSプレミアム、9月2日放送)

・NHK NEWSLINE “Athletes, Organizers Stand up Against Online Abuse”(NHK WORLD-JAPAN、8月4日放送)

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【メディア情報】菊地映輝研究員出演のポッドキャスト配信「Co-Culture Cast」

菊地映輝研究員と株式会社フューチャーセッションズの筧大日朗氏が「組織文化」をキーワードにして、今回は渋谷らしいカルチャーとまちのイノベーションを考えます。

・「渋谷から見た企業」(Future Sessions & GLOCOMポッドキャスト「Co-Culture Cast」)
https://note.com/futuresessions/n/n25ae879dc1be

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【メディア情報】砂田薫研究員の自治体デジタル化の関する成果

・自治体システム まだ昭和仕様 デジタル庁の標準化 阻むご当地主義(日本経済新聞、8月23日)
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO74986130Q1A820C2TL5000/

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【メディア情報】田中辰雄研究員の計量的分析に関する成果

・新型コロナの(インフルエンザ並みへの)分類変更は検討に値するのか?(SYNODOS、8月18日)
https://synodos.jp/opinion/society/27255/

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【研究ワークショップのご案内】

◆GLOCOM研究ワークショップ2021 Summer デジタル社会のイノベーション新機軸

・2021 Summerプログラム「#1 ワーケーションが拓く地域イノベーション ~長野県千曲市の事例から」
日時  :2021年8月20日(金)
配信形式:Zoomミーティング
講師  :田村英彦(株式会社ふろしきや 代表取締役/ まとめ役)
企画・進行:小林奈穂(GLOCOM主任研究員)

・2021 Summerプログラム「#2 データエスノによる生活者理解 – 生活者ログデータとワークショップを活用したニューノーマル時代の新手法」
日時  :2021年9月2日(木)
配信形式:Zoomミーティング
講師  :二瓶哲也(株式会社インテージ 事業開発本部 CXコンサルティング部)
     大川内直子(GLOCOM主任研究員(併任)/株式会社アイデアファンド 代表取締役社長)
企画・進行:小林奈穂(GLOCOM主任研究員)

今シーズンの研究ワークショップは、GLOCOM創立30周年を記念して、30年後の未来に向け登場しつつある新たなイノベーションプロセスと環境の予兆を3つの観点から捉える試みとして開催しています。

#1では、新たなイノベーション環境としてのワーケーションに着目し、長野県千曲市でワーケーション・イベントを主催する田村英彦氏をお迎えしました。働く人のインスピレーションを最大化するさまざまな仕掛けの実例をはじめ、ワーケーション参加者の発案・協働によるMaaSの実証実験の事例など、地域イノベーションとしての可能性について紹介いただきました。

#2は「未来(2040年)の生活はどうなっているか?」をテーマに、定量・行動ログデータとエスノグラフィー、ワークショップをかけ合わせたユニークな消費者像の調査手法についてGLOCOM大川内直子主任研究員と株式会社インテージによる共同研究成果が共有されました。

※本イベントは招待制となっており、参加対象の方にはメールにてご案内をお送りしております
研究ワークショッププログラムお問い合わせ: info_pf[at]glocom.ac.jp

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■ 今後のイベント開催のご案内 ■
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【学芸出版社主催】『世界のSDGs都市戦略』刊行記念  “住民と共に創るデジタルガバメント” ―櫻井美穂子×吉村有司

日時:2021年9月24日(金)18:00~20:00(本日)
配信形式:Zoomウェビナー
参加費: \1,200
イベント無料参加券付書籍『世界のSDGs都市戦略』(送料込)\2,640
販売期限:開催当日(本日)13:00まで
登壇者 :櫻井美穂子(GLOCOM准教授・主任研究員)
吉村有司 (東京大学先端科学技術研究センター特任准教授)

お申込み・詳細は https://event-sdgs-urban-strategy.peatix.com/ をご覧ください。
お問い合わせも上記URLよりイベント主催者へご連絡ください。

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国際大学グローバル・コミュニケーション・センター
i-プラットフォーム 担当:武田・安藤

※GLOCOMでは所員の在宅勤務・時差勤務等を引き続き実施し、新型コロナウイルス感染症対策に努めています。
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