2021.05.28

【出版】”Emerging Technologies for Disaster Resilience”(Springer)

櫻井美穂子研究員が共編者及び著者として参画した”Emerging Technologies for Disaster Resilience”が5月7日にSpringerより発行されました。

テクノロジーの進展は、社会を襲う災害リスクの軽減と、災害からの復旧プロセスの改善などを実現し、災害に対するレジリエンスを高めています。本書では、日本やインド、ヨーロッパにおけるテクノロジー活用による災害レジリエンスの向上に関する実践と、その背景にある学術的概念について紹介しています。
本書は、サイバーフィジカルシステム(CPS)、ドローン、VR/ARなどの先進技術が災害の現場にどのように使われているのか、また、現場におけるコミュニケーションや情報マネジメント、コミュニティ形成に関する課題と今後の展望について議論した13章からなる構成となっており、櫻井研究員は第1章と第6章を執筆しています。第6章においては、GLOCOMレジリエントシティ研究ラボが主催する「災害時コミュニケーションを促進するICT利活用に関する首長研究会」の活動内容を紹介しています。

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櫻井美穂子、Rajib Shaw (Joint editor)
発行: Springer, Singapore
定価: eBook 106,99 € / Hardcover 135,19 €
発行日: 2021-05-07
ISBN: 9789811603600

著者紹介

国際大学GLOCOM主任研究員・准教授。慶應義塾大学特任助教、日本学術振興会特別研究員(DC2)を経て、2015 年よりノルウェーのUniversity of Agder にてEU Horizon2020 プロジェクトに参画。専門分野は経営情報システム学。特に基礎自治体および地域コミュニティにおけるICT 利活用について、レジリエンスをキーワードとして、情報システム学の観点から研究を行っている。著書に『自治体ICTネットワーキング』(慶應義塾大学出版会、2012年)など。

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