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フューチャー・テクノロジー・マネジメント(FTM)フォーラム:未来の技術と社会のための研究と実践<産学共同プログラム>

 私たちは、日本の技術やイノベーションのあり方に根本的な問題があり、それが現代の日本を覆う閉塞感の原因の一つであると考えています。このような問題を解決し、長期的観点から多様な人々が幸せになる社会を構想するために、国際大学GLOCOMは2011年10月にFTMフォーラムを発足させました。第1期(2011年度~2013年度)の活動テーマとして、「日本のスマート社会を構想する」を掲げ、ラウンドテーブルとワークショップを軸に産学共同の研究と実践に取り組んでいます。
 過去2年間の活動成果として、まずスマート社会とは、イノベーションを通じて「持続可能性と豊かさが両立する社会」であると定義しました。また、スマート社会を目指すためには、日本を再生させ、新しい産業や社会を創る必要があり、その突破口となるのが持続可能で自律分散的な方向へのエネルギー改革にあるという認識を共有しました。第1期最終年度となる2013年度は、さらに議論を掘り下げ、スマート社会とそれを支えるエネルギー・エコシステムの未来シナリオを描くことを目的としています。

2012年度の活動と成果 | 2011年度の活動と成果

提言とシンポジウム

2013年度の活動の集大成として、2014年6月2日に国際大学グローバル・コミュニケーション・センターでシンポジウムを開催し、提言を発表しました。

FTMフォーラムのイメージ

日本のスマート社会を構想する

 情報通信技術との融合、再生可能エネルギー利用の本格化、発送電の分離など、電力システムは大きな転換点を迎えています。長い目で見れば、多様な事業者・サービスの登場やエネルギーの利用形態の最適化に基づく新しい「エコシステム」が形成されると期待されます。今年度の活動では、この新しいエネルギー・エコシステムがどのような広がりを見せることになるのかについて、有識者や専門家との討議を通じて明らかにします。
 ラウンドテーブル1は、2013年4月の提言を踏まえて、マクロ的でグローバルな視点から、日本のスマート社会とそれを支えるエネルギー・エコシステムを構想し、制度、研究開発、人材育成について重要なポイントを抽出します。ラウンドテーブル2は、ミクロ的でローカルな視点から、地域コミュニティのあり方とエネルギー問題について、市民や現場を重視した実践的な議論を展開します。
 2つのラウンドテーブルの議論のシナジーによって、日本のスマート社会と新しいエネルギー・エコシステムの未来シナリオを描きます。その成果は、2014年4月に「提言」として取りまとめ、国際社会に向けて広く発信していていきます。

ラウンドテーブル 1

 ラウンドテーブル1のメンバーは、技術、経営、持続可能な社会に関する深い知識と経験を持つ有識者です。日本企業が得意とする技術だけではなく、日本社会の歴史・文化・価値観まで考慮しつつ、日本から世界に発信し、世界に貢献できる「スマート社会の新しいエネルギー・エコシステム」について、未来シナリオを描きます。
 第1回目は、スマート社会のあるべき姿について議論を行います。外国の事例を参照しつつ、日本が追求すべきスマート社会の像について、必ずしもエネルギー問題にとらわれずに議論を展開します。そして、第2回目では、日本のスマート社会像を踏まえて、そのようなエネルギー・エコシステムをつくるべきかを話し合います。この2回のラウンドテーブルは、全体像を見通して大きな方向性を指し示すコンセプチュアルな議論が中心となります。
 第3回、4回、5回の議論は、新しいエネルギー・エコシステムを実現するための政策的、戦略的な各論と位置づけています。各論のテーマは、いずれも2013年4月に発表した提言の項目と同一です。提言で示した方針や内容を実行するために、具体的な重要課題を絞り込んだうえで議論を深めていきます。
 FTMフォーラムにご参加いただく企業にとっては、中長期的視点から未来のビジョンやシナリオを描くための議論のメンバーとしてご参加いただけます。

2013年度 テーマ:「新しいエネルギー・エコシステムの設計」

第1回:9月4日(水)

16:00-18:00ラウンドテーブル
18:00~懇親会

総論1「日本のスマート社会をいかに構想するか」

持続可能性と豊かさの両立とは?
日本の社会的課題とそれをスマートに解決するための課題は?

問題提起:所眞理雄 ・資料(PDF)

第2回:10月15日(火)

16:00-18:00ラウンドテーブル
18:00~懇親会

総論2「スマート社会を支える新しいエネルギー・エコシステム」

エネルギー・エコシステムの定義/日本の特徴と課題
ユーザー参加型、自律分散型のエコシステム

話題提供:田中芳夫 ・資料(PDF)

第3回:12月4日(水)

16:00-18:00ラウンドテーブル
18:00~懇親会

各論1「制度・市場環境整備」

電気事業法改正

話題提供:伊原智人(Green Earth Institute株式会社 代表取締役 CEO)・資料(PDF)

第4回:1月29日(水)

16:00-18:00ラウンドテーブル
18:00~懇親会

各論2「研究開発投資」

スマート社会実現に向けたR&D −ICT利活用の推進−

話題提供:宇治則孝(日本電信電話株式会社顧問/国際大学GLOCOMエグゼクティブ・アドバイザー)

「ITとエネルギー」エネットの取り組み

話題提供:池辺裕昭様(株式会社エネット代表取締役社長)

第5回:2月19日(水)

16:00-18:00ラウンドテーブル
18:00~懇親会

各論3「人材育成」

IT総合戦略本部で検討中の「創造的IT人材育成方針(案)」について

イスラエルにおけるベンチャー人材育成環境について

話題提供:野原佐和子(株式会社イプシ・マーケティング研究所 代表取締役社長)・資料(PDF)

アジアを中心にグローバルに活躍する人材開発について

話題提供:高橋秀明(慶応義塾大学大学院 政策・メディア研究科特任教授)・資料(PDF)

・ラウンドテーブルと懇親会の開催場所は、東京・六本木の国際大学GLOCOMのホールです。

所 眞理雄

ラウンドテーブル 1 座長

所 眞理雄

株式会社ソニーコンピュータサイエンス研究所 エグゼクティブ・アドバイザー/ファウンダー、工学博士。

慶應義塾大学博士課程を修了後、ウォータールー大学、カーネギーメロン大学訪問助教授、慶應義塾大学教授など歴任。分散システム、並行オブジェクト指向計算、ネットワークプロトコルなどの研究で国際的な成果を上げた。慶應義塾奉職中の1988年に株式会社ソニーコンピュータサイエンス研究所(ソニーCSL)を創立し、取締役副所長を併任、少人数ではあるが世界的な研究機関に育てた。1997年、慶應義塾を退職、ソニー株式会社執行役員上席常務に就任し、CTOなどを担当した。その間、松下(現パナソニック)、IBM、フィリップスなどとともにCELF(Consumer Electronics Linux Forum)を立ち上げ、業界におけるOS/ソフトウェアの標準化を推進した。2008年にソニー株式会社を退職。1998年よりソニーCSL代表取締役社長、2011年より代表取締役会長、2013年より現職。

宇治 則孝

宇治 則孝

日本電信電話株式会社顧問、国際大学GLOCOMエグゼクティブ・アドバイザー

1973年日本電信電話公社に入社。総裁室企画室にてNTT民営化関連業務、新規事業開発業務を担当したあと、現NTTデータに異動。民間企業向け情報システムの企画開発、営業を統括の後、経営企画部長、法人分野の事業本部長などを経て2005年、代表取締役常務。2007年、日本電信電話株式会社(NTT)代表取締役副社長。2012年から現職。著書に『クラウドが変える世界-企業経営と社会システムの新潮流』(日本経済新聞出版社)、共著に『進化する企業のしくみ』(PHP)がある。

河口 真理子

河口 真理子

株式会社大和総研調査本部主席研究員

1986年一橋大学大学院修士課程修了(環境経済)、同年大和証券入社。94年より、大和総研 企業調査を経て、98年より、環境経営、CSR/SRIの調査研究に従事。2010年4月、大和証券グループ本社 CSR担当部長、2011年7月より大和総研 環境・CSR調査部長。2012年4月より現職。担当分野は環境経営・CSR・社会的責任投資。NPO法人・社会的責任投資フォーラム代表理事・事務局長。サステナビリテイ日本フォーラム評議委員、環境省・環境ビジネスウィメンの会メンバー、東京都環境審議会委員など。

高橋 秀明

高橋 秀明

慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特任教授

米国NCRコーポレーション上席副社長、富士ゼロックス株式会社代表取締役副社長、富士ゼロックスパロアルト研究所会長などを経て現職。国立科学博物館経営委員、日米で社外取締役、アドバイザーなどを兼務。

田中 芳夫

田中 芳夫

国際大学GLOCOM上席客員研究員、東京理科大学大学院教授(総合科学技術経営)、独立行政法人産業技術総合研究所参与、青山学院大学大学院客員教授(ビジネス法務)

住友重機械工業株式会社、日本アイ・ビー・エム株式会社理事、マイクロソフト株式会社CTO・CSOを経て現職。

中島 洋

中島 洋

国際大学GLOCOM主幹研究員/教授、株式会社MM総研代表取締役所長

日本経済新聞社編集委員、慶応義塾大学教授(大学院政策・メディア研究科)、日経BP社編集委員などを経て現職。データセンター促進協議会副会長、IPA未踏技術創造事業審議委員、日本個人情報管理協会(JAPiCO)理事長、情報化推進国民会議専門委員会委員長などを兼務、東京大学倫理学修士。

永島 晃

永島 晃

国際大学GLOCOM上席客員研究員、東京農工大学客員教授、博士(工学)

横河電機株式会社取締役システム事業部長、技術開発本部長などを経て2009年に退職。 現在、新日鉄エンジニアリング顧問、旭エレクトロニクス顧問、エイチシーエル・ジャパン顧問。

野原 佐和子

野原 佐和子

株式会社イプシ・マーケティング研究所代表取締役社長、慶應義塾大学大学院政 策・メディア研究科特任教授

三菱油化株式会社(現三菱化学)、株式会社情報通信総合研究所ECビジネス開発室長、日本電気株式会社社外取締役等を経て、現職。NKSJホールディングス株式会社社外取締役を兼務するとともに、IT総合戦略本部、IT総合戦略本部情報セキュリティ政策会議、経済産業省産業構造審議会総会等、各府省庁の審議会委員等も多数兼務している。

日高 信彦

日高 信彦

ガートナー ジャパン株式会社 代表取締役社長

日本アイ・ビー・エム株式会社にてアプリケーション・システム開発部長、CRM社内ベンチャー・コアポイントのアジア・パシフィック担当ジェネラルマネジャー、アジア・パシフィックCRM/BIソリューション統括、eビジネス・ソリューションズ CRMソリューションズ参与などを経て2003年より現職。ガートナー米国本社役員を兼務。

前川 徹

前川 徹

国際大学GLOCOM主幹研究員、サイバー大学IT総合学部教授

通商産業省機械情報産業局情報政策企画室長、情報処理振興事業協会(IPA)セキュリティセンター所長、早稲田大学大学院国際情報通信研究科客員教授などを経て現職。社団法人コンピュータソフトウェア協会専務理事などを兼務。

吉田 守

吉田 守

パナソニック株式会社 常務取締役 技術担当 R&D本部長

1979年松下電器産業株式会社(現パナソニック㈱)に入社。AVCネットワークス社にて主にビデオムービー・デジタルカメラの事業・開発責任者を経て、AVCネットワークス社社長に就任。2013年より現職。

ラウンドテーブル 2

 自律分散型、ユーザー参加型の新しいエネルギー・エコシステムを考えるうえで、地域コミュニティにおけるエネルギーに関連した活動の重要度がますます高まると考えています。日本全体のエネルギー・エコシステムを進化させていく原動力は、各地のローカルな主体的取り組みから生まれることが期待されます。そのような考えから、2013年度は地域コミュニティとエネルギーに焦点を絞った新しいラウンドテーブルを運営いたします。このラウンドテーブル2のメンバーは、地域コミュニティにおけるエネルギー関連の課題に実践的に取り組まれている経営者や、新エネルギーならびにエネルギー・ベンチャーや地域のビジネスに詳しい専門家と有識者で構成されています。
 地域コミュニティの自立、地域経済の活性化、新たなビジネスの創出、そして市民による草の根的な活動という視点から、新しいエネルギー・エコシステムをつくるための実践的な議論を行います。 FTMフォーラムにご参加いただく企業にとっては、中短期的視点から地域コミュニティとエネルギーの現状と課題を把握し、ともに今後の方向性に関する議論にご参加いただけます。

2013年度 テーマ:「地域コミュニティとエネルギー」

第1回:9月18日(水)

16:00-18:00ラウンドテーブル
18:00~懇親会

「地域コミュニティの自立を支えるエネルギー」

地域経済の活性化とエネルギー問題

話題提供:鈴木悌介 ・資料(PDF)

第2回:11月15日(金)

16:00-18:00ラウンドテーブル
18:00~懇親会

「地方自治体によるエネルギー政策の展開」

大分からの話題提供:西山英将(大分県 商工労働部長) ・資料(PDF)

第3回:1月17日(金)

16:00-18:00ラウンドテーブル
18:00~懇親会

「スマートコミュニティと新しいビジネス」

エネルギー関連新規ビジネスを促進するために

話題提供:木暮明大(株式会社エネコープ 常務取締役) ・資料(PDF)

第4回:2月6日(木)

16:00-18:00ラウンドテーブル
18:00~懇親会

「地域のエネルギーと市民セクターの役割〜新興国から学ぶ」

話題提供:高橋秀明(慶応義塾大学大学院 政策・メディア研究科特任教授)

・ラウンドテーブルと懇親会の開催場所は、東京・六本木の国際大学GLOCOMのホールです。

村上 憲郎

ラウンドテーブル 2 座長
FTMフォーラム 議長

村上 憲郎

国際大学GLOCOM主幹研究員/教授

Google日本法人元社長・前名誉会長。株式会社村上憲郎事務所代表取締役。慶応義塾大学特別招聘教授、大阪工業大学客員教授、会津大学参与。日立電子、DEC、Northern Telecom Japanなどを経て、Google Inc. 副社長兼 GoogleJapan 代表取締役社長を務める。2011年1月1日付でGoogleを退任、村上憲郎事務所を設立。著書に、『村上式シンプル英語勉強法』、『村上式シンプル仕事術』など。

大石 英司

大石 英司

みんな電力株式会社代表取締役

前職凸版印刷時代に電子出版の草分けとなるビットウェイ事業などの新規事業を立ち上げ2011年にみんな電力を創業。「みんなが創る小さな電力に愛とメリットを」というコンセプトの元、得して楽しいエネルギーエンタメサイト「エネとも」他、「エネギャルプロジェクト」「てのひら発電・空野めぐみ」など誰もが楽しく参加できるユニーク企画を展開。「世田谷新電力研究会」など、地域電力プロジェクトも各地で推進している。

鈴木 悌介

鈴木 悌介

鈴廣かまぼこ株式会社代表取締役副社長/エネルギーから経済を考える経営者ネットワーク世話役代表

1955年神奈川県小田原市にてかまぼこ屋の次男として生まれる。神奈川県立湘南高校から上智大学。1981年から10年間、米国ロスアンジェルスにて、スリミ、かまぼこの普及のため、現地法人の立ち上げと経営にあたる。帰国後は家業である鈴廣の経営に参画。2003年度 日本商工会議所青年部 会長、2004年よりアジア商工会議所連合会 若手経営者委員会副委員長、小田原箱根商工会議所副会頭、合同会社まち元気 小田原 経営諮問委員、場所文化フォーラム会員、第3回ローカルサミット-小田原・箱根・こゆるぎから始まる いのち甦るまちづくり-実行委員長、小田原市中心市街地活性化協議会 会長、小田原再生可能エネルギー事業化検討協議会 委員など。また、2012年3月に「エネルギーから経済を考える経営者ネットワーク」を立ち上げ、現在その世話役代表。

竹中 章二

竹中 章二

1952年生まれ。東京都出身。1978年4月株式会社東芝入社、府中工場電力システム制御部変電制御設計課配属。主に電力系統の制御・保護装置の開発・設計に従事。府中工場勤務を経て8年前に本社(浜松町)へ異動になり電力流通産業システム社 統括技師長を歴任し現在スマートコミュニティ事業統括部 執行役常務待遇 首席技監。 国内外でのスマートコミュニティ事業を強化し、環境・省エネ等のトータルソリューション提案、市場開拓、街全体の最適化を目的としそれぞれの国、地域での提案・営業活動に従事している。

名川 知志

名川 知志

慶應義塾大学大学院システム・デザインマネジメント研究科 アグリカルチャーゼミ研究員

日本IBM株式会社で某エレクトロニクス企業をお客様として担当後、エレクトロニクス・インダストリー・エグゼクティブ、未来価値創造事業部を経て、現在はコンサルティング会社アクセンチュア株式会社にてソーシャル・ビジネス担当。東北復興や海外輸出を目的とする次世代農業Smart Agri、ドーム型の完全無農薬・野菜工場ベンチャー企業グランパ顧問。

西田 亮介

西田 亮介

立命館大学大学院先端総合学術研究科特別招聘准教授、国際大学GLOCOM客員研究員

1983年生。慶應義塾大学総合政策学部卒業。同政策・メディア研究科修士課程修了。同後期博士課程修了。同助教(有期・研究奨励Ⅱ)、(独)中小機構経営支援情報センターリサーチャー等を経て現職。東洋大学・学習院大学・デジタルハリウッド大学大学院非常勤講師。専門は、公共政策学、情報社会論。ソーシャルビジネス、情報と政策、政策としての「新しい公共」等を研究。共編著に『「統治」を創造する』(春秋社)。共著分担執筆に『大震災後の社会学』(講談社)等。

フランク・ヒロシ・リング

フランク・ヒロシ・リング

茨城大学地球変動適応科学研究機関研究員として気候変動政策を研究。

アジア開発銀行コンサルタント。IPCC(Intergovernmental Panel on ClimateChange)レポートのエクスパート・リビューアー(査読者)。Cleantech.Org.ウェブサイトのマネジャーならびにクリーングリーンフォーラムのアドバイザイーをつとめ、クリーンテクノロジー関連分野での起業支援活動も行っている。2012年に出版された本、"Climate Smart Development in Asia: Transition to Low-carbon, Climate Resilient Economies."の編者。カリフォルニア大学バークレー校の化学科で博士号を取得。

村上 敬亮

村上 敬亮

経済産業省資源エネルギー庁新エネルギー対策課長

1990年通商産業省入省。資源エネルギー庁配属となり、湾岸危機対応、地球温暖化防止条約交渉に従事。その後、PL法立法作業などに携わったあと、1995年から2004年まで、著作権条約交渉、政府調達制度改革、電子タグの国際標準化、e-Japan戦略の策定などにIT政策を担当。2005年に資源エネルギー庁総合政策課に戻り国家エネルギー戦略をとりまとめ。2006年大臣官房会計課。2007年7月から情報政策課企画官。2008年7月からメディア・コンテンツ課長でソフトパワー戦略を担当した後、2009年7月から地球環境対策室長として地球温暖化国際条約交渉を担当。2011年9月、現職。

ワークショップ

2013年9月から2014年3月までの期間に8回程度開催します。自社で議題となっているテーマをワークショップに持ち込み、有識者や他社の方々とディスカッションできます。参加者は、共同研究者の一人としてワークショップの議論に参加し、その活動成果を書籍として発信できます。

第1回 9月27日(金) 16:00〜18:00
「スマートグリッドが切り拓くICTの新地平」村上憲郎
第2回 10月9日(水)16:00〜18:00
「東北復興における次世代農業 Smart Agriculture」
名川知志(慶應義塾大学大学院システム・デザインマネジメント研究科 アグリカルチャーゼミ 研究員)
第3回 11月6日(水)16:00〜18:00
「横浜市における環境未来都市に向けた挑戦」
信時正人(横浜市 温暖化対策統括本部 環境未来都市推進担当理事)
第4回 11月25日(月)19:00〜21:00
「再生可能エネルギーと地域活性化」村上敬亮
第5回 2014年2月18日(火)16:00〜18:00
「デジタルグリッドがもたらす電力イノベーション」
阿部力也(東京大学総括プロジェクト機構特任教授/「電力ネットワークイノベーション(デジタルグリッド)」総括寄付講座 共同代表) ・資料(PDF)
第6回 2014年3月10日(月)16:00〜18:00
「柏の葉スマートシティ〜公民学連携による自律した都市経営を目指して〜」
河合淳也(三井不動産株式会社柏の葉キャンパスシティプロジェクト推進部長)
第7回 2014年3月24日(月)16:00〜18:00
「ARPA-E 2014報告」
フランク・リング(Clean Green Forumアドバイザー)
第8回 2014年4月7日(月)16:00〜18:00
「高品質と省エネを両立するデータセンターのご紹介〜石狩データセンターの事例を元に〜」
田中邦裕(さくらインターネット株式会社 代表取締役社長) ・資料(PDF)

FTMフォーラムのイメージ

●過去2年間のFTMフォーラム参画企業(社名五十音順)

・参加企業

株式会社エヌ・ティ・ティ・データ、オリックス株式会社、日本電気株式会社、日本電信電話株式会社、パナソニック株式会社、株式会社日立製作所、富士ゼロックス株式会社、株式会社みずほコーポレート銀行

・協力企業(協力者が所属する企業を含む)

株式会社アイスタイル、株式会社エナリス、株式会社NTTデータ経営研究所、大阪ガス株式会社、ガートナージャパン株式会社、株式会社kamado、グリー株式会社、積水ハウス株式会社、ゼロベース株式会社、株式会社ソニーコンピュータサイエンス研究所、株式会社大和総研、株式会社日経BP、日本マイクロソフト株式会社、株式会社博報堂DYメディアパートナーズ、ボッシュ株式会社、株式会社ユーザーローカル、横河電機株式会社

●お問い合わせ

国際大学GLOCOM FTMフォーラム担当 TEL: 03-5411-6675

砂田 薫(国際大学GLOCOM主幹研究員/准教授) sunada [at] glocom.ac.jp
小島 安紀子(i-プラットフォーム シニアコーディネータ):小島安紀子akiko [at] glocom.ac.jp