災害対応に関する必要な情報をデータで一覧化し、共有ツールに

自然災害頻発国である日本。同時に、社会構造の変化による財政や人手不足で、これまでの公助頼りの仕組みも限界に近づきつつあり、これからますます少子高齢・人口減少社会が進んでいく日本において、災害が起きたときに最小限の被害で済むようにするために、私たちはこれまでの‘考え方’‘やり方’を大きく変えなければいけない局面を迎えている。
そこでGLOCOMでは、グーグル合同会社のサポートを受けて行った共同研究「データ活用×産官学民連携で実現するより良い災害対応」をベースに、『災害対応アセスメント』のウェブ開発と実証実験を行った。
災害対応アセスメントとは、これまでの災害現場の情報(暗黙知)をもとに、さまざまな立場の人が災害対応について主体的にチェックできるように形式知化したデータ一覧であり、避難所としての要件をはじめ、物資内容や役割分担など、災害時の対応必要事項がチェックシートで確認できる仕様となっている。
長野県下諏訪町、大阪府吹田市との実証実験を行っている。

名称 災害対応アセスメントの実践と普及
―災害ソーシャル・プラットフォームを目指して―
形態 自主プロジェクト(研究助成)
研究助成 公益財団法人電気通信普及財団
プロジェクトリーダー 青木志保子
プロジェクトメンバー 山口真一
活動内容
  • 先行研究の文献調査
  • アセスメントの開発
  • ウェブの開発
  • 自治体との実証実験
  • 公開イベントの開催
実施期間 2019年4月~(アセスメントの公開:2020年7月)

成果物

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