専任・併任研究員
研究員(併任)
修士(経済学)
■研究分野
計量経済学、UGC(User generated contents)、ソーシャルメディア、ショッパー・マーケティング
私の研究領域は、現代の消費者行動の変容を理解し、より効果的なマーケティング手法を探求することにあります。特に、ソーシャルメディアの普及によって生まれたユーザー生成コンテンツ(User Generated Content:UGC)や、行動ログや心理データを活用したショッパー・マーケティングといった、従来のマス・マーケティングとは異なるアプローチに注目しています。
UGCに関しては、単なるマーケティング効果の分析にとどまらず、経済学や産業組織論の視点から、UGCの発展と受容が産業構造にどのような影響を及ぼしているかを研究しています。たとえば、ゲーム実況動画の普及がゲームソフトの販売やメーカーの著作権戦略に与える影響など、コンテンツと市場構造の相互作用を明らかにすることを目的としています。
一方、ショッパー・マーケティングの領域では、学術研究に加えて、企業との共同研究や現場での調査分析業務も行っています。ID-POSデータを用いた実務的な分析を通じて、消費者の属性情報だけでなく、ライフスタイルや価値観といった深層的な要素に基づいたマーケティングの可能性を探求しています。従来のカテゴリマネジメントでは捉えきれなかった「個」の理解を基盤に、消費者にとってより本質的な価値を提供するマーケティング戦略の構築を目指しています。
慶應義塾大学経済学部卒業後、株式会社三井住友銀行にて法人営業に従事。2019年に退職し、同大学大学院経済学研究科を2022年に修了。国際大学GLOCOMには2019年よりリサーチアシスタントとして参画し、2022年に客員研究員、2025年より現職。並行して株式会社トライアルカンパニーや株式会社博報堂にてショッパー・マーケティング領域の調査分析、株式会社インテグリティでは投資メディア「FundGarage」および公式YouTube「勝木ユウの経済研究室」の運営を担当。
2017年 慶應義塾大学経済学部経済学研究科 卒業(学士)
2022年 慶應義塾大学大学院経済学研究科 修士号(経済学)取得
2019年6月~2022年3月 国際大学グローバル・コミュニケーション・センター リサーチアシスタント
2022年4月~2025年3月 同客員研究員
2025年4月~現在まで 同研究員(併任)
2017年4月~2019年3月 株式会社三井住友銀行
2019年6月~現在まで 株式会社トライアルカンパニー マーケティング部
2022年4月~現在まで 株式会社インテグリティ 最高技術責任者
2022年12月~2024年3月 株式会社博報堂 ショッパーマーケティング事業局
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