2021-06-10

  • 終了

デジタル社会の自由と責任 #2 デジタルツインの知的財産権を考える【研究ワークショップ】

Photo by Ricardo Gomez Angel on Unsplash

フィジカル空間における制度やルールは、どのようにサイバー空間上で適用されるべきなのか。また、Society5.0が指向するサイバーフィジカルが融合した社会では、どのような制度やルールの齟齬、あるいは不足が発生しうるだろうか――。

2021年春シーズンの研究ワークショップは、わたしたちが迎えようとするデジタル社会の持続可能な発展に向けた「自由」と「責任」のあり方について改めて考えます。そして法的な制度やルールのみならず、それぞれのステークホルダーに求められる意識や行動、社会的役割の変化について議論します。

シリーズ第2回は、サイバーフィジカルの融合が先行する分野から具体的な課題を明らかにするために、知的財産権にフォーカスします。VRやAR技術によって美術作品や建築物、製品などがサイバーフィジカルの双方向で表現、提供されるうえで、現在の法制度はどこまで適用が可能であるのか、またどういった限界点があるのかについて弁護士の関真也氏にご講演いただきます。さらに参加者同士のブレイクアウトセッションを通じて、想定課題の抽出を試みます。
皆様のご参加を心よりお待ちしております。

 

日時

2021年6月10日(木) 16:00~17:30

開催形式

Zoomミーティング形式(プログラムの一部に参加者同士のブレイクアウトセッションを含みます)

対象者

  • GLOCOM View of the World研究ワークショップ2020参加企業
  • 国際大学GLOCOM のエグゼクティブ・リサーチ・プログラム(ERP)に参加されている企業に所属されている皆様
  • GLOCOM 客員研究員、同フェローの皆様
  • 過去の国際大学GLOCOMイベントに参加履歴があり、本テーマにご関心のある方

当日の流れ

  • イントロダクション <5分>
  • グループ分け・自己紹介 <10分>
  • 講演:関真也(関真也法律事務所 日本国弁護士・ニューヨーク州弁護士)<40分>
  • グループ別ブレイクアウトセッション<20分>
  • 質疑応答<15分>

 

講師

関真也
関真也法律事務所 日本国弁護士・ニューヨーク州弁護士

漫画、アニメ、映画、ゲーム、音楽などのコンテンツ及びファッションのほか、XR (VR/AR/MR)、VTuber、AI・データなどテクノロジーが関わる分野を中心に、著作権、商標権その他知的財産問題、契約書作成、紛争対応、事業の適法性審査などを取り扱う。現職として東海大学総合社会科学研究所客員講師、東京工業大学非常勤講師(担当科目:技術移転と知財)、日本女子大学非常勤講師(担当科目:流通・消費系特別講義(ファッションロー入門))を務めるほか、大学講師等を歴任。㈱KADOKAWA経営企画局知財法務部担当部長(2016~2017)。南カリフォルニア大学ロースクール修了 (LL.M., Entertainment Law Certificate, the Honor Society of Phi Kappa Phi)。Kirkland & Ellis LLP (Chicago office) 客員弁護士 (2015~2016)。東大データサイエンススクール修了。日本知財学会コンテンツ・マネジメント分科会幹事、ファッションビジネス学会ファッションロー研究部会長など。日本バーチャルリアリティ学会一般会員。一般社団法人XRコンソーシアム社会的課題ワーキンググループ座長。

主な著書・論文に「ファッションロー」(共著、勁草書房)、「バーチャルリアリティその他人間の能力等を拡張する技術と著作権」知財管理71巻2号167頁 (2021)、「著作権法による建築デザインの保護とバーチャルリアリティ空間その他コンテンツ内利用―米国法の議論を参考に―」日本知財学会誌17巻2号29頁 (2020)、「拡張現実(AR)を巡る著作権法上の問題に関する基礎的考察」日本知財学会誌15巻3号5頁 (2019)、「AR領域における商標の使用―拡張現実技術を用いた新たな使用態様を巡る現行法上の課題―」日本知財学会誌14巻3号28頁 (2018) などがある。

 

企画・進行

小林 奈穂
国際大学GLOCOM 主任研究員
2000 年より、デジタル&リアルメディアを横断したデータドリブンなブランディング、コミュニケーション、クリエイティブ戦略企画・開発のプロデュースに携わる。 ネットイヤーグループ株式会社、株式会社デジタルパレット(現:電通アイソバー株式会社)、富士ゼロックス株式会社等を経て、2015 年4 月より現職。 個人と組織の創造性に関する研究や、政策提言に向けた活動プラットフォームであるGLOCOM 六本木会議の運営など、産官学民とともに社会の共通課題を導き、研究する各種プロジェクトの企画・プロデュースを行っている。

 

参加申込み方法

本ワークショップへのご参加申込受付は終了しました。(2021.06.10)

<ご参加にあたり必ずご確認ください>
*本イベントはご参加者同士の交流を企図してZoomミーティングにて開催いたします。
*イベント開催前日に、アクセス用URLのご案内リマインドメールを送信いたします。
*Zoomに入室される際には、必ずお申込時に記載いただいたお名前を【フルネームで表示】のうえご参加をお願いいたします。(匿名でのご参加は入室をお断りさせていただきます。皆様のご協力をお願いいたします。)

*ブレイクアウトセッション機能を利用して、参加者の皆さま4~5名のグループに分け、意見交換を行う時間を設ける予定です。
グループ分けは事務局にてランダムに設定させていただきます。ご不明点がありましたらお問い合わせください。

※本イベントは、新型コロナウイルス感染症対策の観点から、オンライン形式で開催するものです。

研究ワークショップは、企業の皆様とともに新しいネットワーク社会における先進・先端情報から未来を展望し、広い視野から高感度経営を目指すための会員制年間プログラムです。企業単位で参加座席の優先予約を受け付けるメニューのほか、テーマオーナーとして、ワークショップ企画に参画いただくメニューをご用意しています。会員プログラムの詳細は、以下のお問い合わせ先までお気軽にご連絡ください。詳しいご案内リーフレットをお送りいたします。

 

お問い合わせ

国際大学グローバル・コミュニケーション・センター
〒106-0032 東京都港区六本木6-15-21 ハークス六本木ビル2階
担当:小林・武田 Tel: 03-5411-6676
Mail: info_pf[at]glocom.ac.jp ← [at] を小文字の @ に置き換えて送信してください。

  • totop