Photo by Ricardo Gomez Angel on Unsplash
フィジカル空間における制度やルールは、どのようにサイバー空間上で適用されるべきなのか。また、Society5.0が指向するサイバーフィジカルが融合した社会では、どのような制度やルールの齟齬、あるいは不足が発生しうるだろうか――。
2021年春シーズンの研究ワークショップは、わたしたちが迎えようとするデジタル社会の持続可能な発展に向けた「自由」と「責任」のあり方について改めて考えます。そして法的な制度やルールのみならず、それぞれのステークホルダーに求められる意識や行動、社会的役割の変化について議論します。
シリーズ第3回は、個人のレベルで、デジタル社会における「自由」と「責任」をどう捉え、どう行動していくべきかを改めて考えます。欧米を中心に子ども向け教育プログラムが発展しつつある「デジタル・シチズンシップ」について理解を深めながら、ネット上の誹謗中傷やフェイクニュース、あるいはサイバー犯罪など、とかくネガティブな側面が強調されがちな、昨今のデジタル社会をより良いものとするために、社会人=大人たちのデジタル・シチズンシップ教育はいかに可能かについて、グループと参加者全員で議論します。皆様のご参加を心よりお待ちしております。
日時
2021年6月22日(火) 17:00~18:30
※通常と曜日・時間帯が異なりますのでご注意ください。
開催形式
Zoomミーティング形式(プログラムの一部に参加者同士のブレイクアウトセッションを含みます)
対象者
- GLOCOM View of the World研究ワークショップ2020参加企業
- 国際大学GLOCOM のエグゼクティブ・リサーチ・プログラム(ERP)に参加されている企業に所属されている皆様
- GLOCOM 客員研究員、同フェローの皆様
- 過去の国際大学GLOCOMイベントに参加履歴があり、本テーマにご関心のある方
当日の流れ
- イントロダクション <5分>
- グループ分け・自己紹介 <10分>
- 講演1:坂本 旬(法政大学キャリアデザイン学部教授)<20分>
- 講演2:豊福 晋平(国際大学GLOCOM 主幹研究員/准教授)<20分>
- グループ別ブレイクアウトセッション<20分>
- 質疑応答<15分>
講師
坂本 旬
法政大学キャリアデザイン学部教授
1959年生まれ。東京都立大学大学院教育学専攻博士課程中退。教育系出版社や週刊誌などの編集者を経験したのち、朝日新聞社、毎日新聞社を中心に雑誌執筆者として活躍。1996年より法政大学教員。現在はキャリアデザイン学部教授として図書館司書課程を担当。ユネスコのメディア情報リテラシー・プログラムの普及をめざすアジア太平洋メディア情報リテラシー教育センターおよび福島ESDコンソーシアム代表。基礎教育保障学会理事。ビデオレターによる福島県白方小学校とネパールの子どもたちの交流を描いたドキュメンタリー映画「届け僕たちのエール」はYouTubeから視聴できる。
主な著書:
『デジタル・キッズ ネット社会の子育て』旬報社(2007)
『メディア情報教育学〜異文化対話のリテラシー』法政大学出版会(2014)など。
豊福 晋平
国際大学GLOCOM 主幹研究員/准教授
1967年北海道生まれ。横浜国立大学大学院教育学研究科修了、東京工業大学大学院総合理工学研究科博士課程中退、1995年より国際大学GLOCOMに勤務、専門は学校教育心理学・教育工学・学校経営。長年にわたり教育と情報化のテーマに取り組む。主なプロジェクトとして、全日本小学校ホームページ大賞(J-KIDS大賞)企画運営(2003~2013)、文部科学省・学校の第三者評価の評価手法等に関する調査研究「学校からの情報提供の充実等に関する調査研究」(2008)、文部科学省・緊急スクールカウンセラー等派遣事業・東日本大震災被災地のための学校広報支援「ともしびプロジェクト」(2011~)など。
企画・進行
小林 奈穂
国際大学GLOCOM 主任研究員
2000 年より、デジタル&リアルメディアを横断したデータドリブンなブランディング、コミュニケーション、クリエイティブ戦略企画・開発のプロデュースに携わる。 ネットイヤーグループ株式会社、株式会社デジタルパレット(現:電通アイソバー株式会社)、富士ゼロックス株式会社等を経て、2015 年4 月より現職。 個人と組織の創造性に関する研究や、政策提言に向けた活動プラットフォームであるGLOCOM 六本木会議の運営など、産官学民とともに社会の共通課題を導き、研究する各種プロジェクトの企画・プロデュースを行っている。
参加申込み方法
本ワークショップへのご参加申込受付は終了しました。(2021.06.21 事務局)
<ご参加にあたり必ずご確認ください>
*本イベントはご参加者同士の交流を企図してZoomミーティングにて開催いたします。
*イベント開催前日に、アクセス用URLのご案内リマインドメールを送信いたします。
*Zoomに入室される際には、必ず【表示名】をお申込時に記載いただいた【お名前・ご所属】に設定のうえご参加をお願いいたします。(匿名でのご参加は入室をお断りさせていただきます。皆様のご協力をお願いいたします。)
*ブレイクアウトセッション機能を利用して、参加者の皆さま4~5名のグループに分け、意見交換を行う時間を設ける予定です。
グループ分けは事務局にてランダムに設定させていただきます。ご不明点がありましたらお問い合わせください。
※本イベントは、新型コロナウイルス感染症対策の観点から、オンライン形式で開催するものです。
研究ワークショップは、企業の皆様とともに新しいネットワーク社会における先進・先端情報から未来を展望し、広い視野から高感度経営を目指すための会員制年間プログラムです。企業単位で参加座席の優先予約を受け付けるメニューのほか、テーマオーナーとして、ワークショップ企画に参画いただくメニューをご用意しています。会員プログラムの詳細は、以下のお問い合わせ先までお気軽にご連絡ください。詳しいご案内リーフレットをお送りいたします。
お問い合わせ
国際大学グローバル・コミュニケーション・センター
〒106-0032 東京都港区六本木6-15-21 ハークス六本木ビル2階
担当:小林・武田 Tel: 03-5411-6676
Mail: info_pf[at]glocom.ac.jp ← [at] を小文字の @ に置き換えて送信してください。