国際大学GLOCOMです。今月もMonthly TopicsでGLOCOMの活動や研究成果をご紹介いたします。
本年もGLOCOMの活動をご支援いただき、誠にありがとうございました。
どうぞ良いお年をお迎えください。
【年末年始休業のお知らせ】期間:2024年12月26日(木)~2025年1月5日(日)
上記期間にいただいたお問い合わせ等は、1月6日以降順次ご返答させていただきます。
▼<今月のTopics>—–▼————————–▼
◆Pick up
【発行】
・DISCUSSION PAPER No.25「地方移住・移住促進政策から考えるモビリティと政治性 ―モビリティをめぐる不平等の解消のための試論―」
・OPINION PAPER No.34「「移住者」って誰?47.9%の自治体で定義がない実態と、独自に移住者を定義すべきワケ」
【開催レポート公開】オンラインセミナー「生成AI時代の選挙:民主主義を守るための対策」
【講演資料公開】シンポジウム 「AIで広がる未来:誰もがAI活用による利益を享受する社会を実現するには」
【動画公開】GLOCOM六本木会議オンライン#89
【メディア情報】
・山口真一研究員のネット言論、ネットリテラシーに関する研究成果(NHK、朝日新聞など)
・伊藤将人研究員の地域移住政策に関する研究成果(みんなでつくる中国山地)
・庄司昌彦研究員の自治体のデジタル活用に関する研究成果(Tik Tok)
【成果公開】櫻井美穂子研究員 ケース教材「Digital Green City 前橋 “めぶく“に集った「民」の力」
◆今後のイベント開催のご案内
・六本木会議オンライン #90「世界のAI法制度動向と、AIに関わる日本企業のリスク対策」(1月17日)
・【公開コロキウム】伊藤将人×小田切徳美×稲垣文彦「地方移住・移住政策はどこへ向かうのか?」『数字とファクトから読み解く 地方移住プロモーション』刊行記念イベント(2月13日 GLOCOMホール開催)
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■ Pick up ― 最近の主な活動 ■
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【発行】DISCUSSION PAPER No.25
◆DISCUSSION PAPER No.25(24-002)「地方移住・移住促進政策から考えるモビリティと政治性 ―モビリティをめぐる不平等の解消のための試論―」
伊藤将人研究員
https://www.glocom.ac.jp/publicity/discussion/10471
※PDFにて全文を公開しています
【要旨】
本論考は、日本における地方移住とそれを政策的に促進する移住促進政策を事例に、モビリティ(移動性)と政治性の関連性を紐解くことを目的とする。21世紀以降、社会科学においては移動論的転回が宣言され、人やモノ、資本、情報などの移動から社会を再検討する試みが広く展開されてきた。こうした流れは日本でも徐々に大きくなりつつあり、近年、関連する書籍も多数発売されている。一方で、観光政策や移民難民政策など一部を除いて、政策研究では移動論的転回以降のモビリティ研究の蓄積は十分に反映されてこなかった。そこで本論考では、国境を超えない人の移動である地方移住と、国-自治体が総合的体制の下で地方移住を促す移住促進政策を一例に、モビリティと政治性、そしてモビリティをめぐる不平等と政策の関
連性の一端を紐解くことを試みた。
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【発行】OPINION PAPER No.34
◆OPINION PAPER No.34(24-001)「「移住者」って誰?47.9%の自治体で定義がない実態と、独自に移住者を定義すべきワケ」
伊藤将人研究員
https://www.glocom.ac.jp/publicity/opinion/10510
※上記ページとPDFにて全文を公開しています
【本稿の結果とオピニオン 】
・移住促進に取り組む自治体のうち、独自に移住者を定義しているのは13.2%
・都道府県の定義を採用している自治体は31.8%
・移住者の定義がなく、都道府県の定義も採用していない自治体は47.9%
・独自の定義がある自治体の約3割が、2015年度、2016年度に定義
・独自に定義している自治体担当者のほうが、施策の効果が大きいと認識する傾向
・定義がない自治体は、独自の定義をすべき
・移住者を定義する際には、実態調査と定義決定プロセスへの多様な声の反映を
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【開催レポート公開】オンラインセミナー「生成AI時代の選挙:民主主義を守るための対策」
レポートページ: https://www.glocom.ac.jp/events/report/10370
日時 :2024年10月21日(月)14:00~15:30
主催 :国際大学グローバル・コミュニケーション・センター
協賛 :日本マイクロソフト株式会社
プログラム・登壇者(敬称略):
講演①「生成AIで加速するデジタル空間の偽・誤情報に対する政策の現状と方向性」
吉田 弘毅(総務省 情報流通行政局 情報流通振興課 企画官)
講演②「生成AIがもたらすwithフェイク2.0時代の民主主義」
山口 真一(国際大学GLOCOM 准教授・主幹研究員)
講演③「2024年の選挙におけるAI とディープフェイク ~選挙を守るための対策~」
井田 充彦(日本マイクロソフト株式会社 政策渉外ディレクター)
パネルディスカッション「生成AI時代の選挙を守る」
クロサカ タツヤ(オリジネーター・プロファイル(OP)技術研究組合事務局長/慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特任准教授)
澁谷 遊野(東京大学大学院情報学環 准教授)
古田 大輔(株式会社メディアコラボ 代表取締役/日本ファクトチェックセンター 編集長)
井田 充彦(日本マイクロソフト株式会社 政策渉外ディレクター)
山口 真一(国際大学GLOCOM 准教授・主幹研究員)
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【講演資料公開】シンポジウム 「AIで広がる未来:誰もがAI活用による利益を享受する社会を実現するには」
資料掲載ページURL: https://www.glocom.ac.jp/events/information/10002
※アーカイブ動画、開催レポートは後日公開予定。開催報告は次号のメールマガジンでご案内します。
日時 :2024年12月9日(月) 15:00~18:00
会場 :イイノカンファレンスセンター ※対面のみ
主催 :国際大学グローバル・コミュニケーション・センター
後援 :グーグル合同会社、日本リスキリングコンソーシアム、経済産業省、総務省
協力 :一般社団法人超教育協会、株式会社TENHO、日本マイクロソフト株式会社、Polimill株式会社
プログラム・登壇者(敬称略):
ご挨拶
玉田 康人(総務省 大臣官房総括審議官)
講演①「日本における AI 人材育成のさらなる加速に向けて」
岩村 水樹(Google ヴァイスプレジデント アジア太平洋・日本地区 マーケティング)
講演②「生成AIと日本:統計データで見る生成AIの活用と社会的影響」
山口 真一(国際大学GLOCOM 准教授・主幹研究員)
講演③「AI政策の動向」
渡邊 昇治(内閣官房 内閣審議官)
パネルディスカッション①「格差なくAIの適切な活用を促進し、その利益を享受できる社会を作るには」
石戸 奈々子(慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科 教授/一般社団法人超教育協会 理事長)
井田 充彦(日本マイクロソフト株式会社 政策渉外ディレクター)
澁谷 遊野(東京大学大学院情報学環 准教授)
Julian Brody(Polimill株式会社 エバンジェリスト)
山口 真一(国際大学GLOCOM 准教授・主幹研究員)※モデレーター
パネルディスカッション②「AI人材育成の課題と展望」
砂金 信一郎(Gen-AX株式会社 代表取締役社長 CEO)
内田 了司(経済産業省 商務情報政策局 情報技術利用促進課長)
越前 功(国立情報学研究所 情報社会相関研究系 研究主幹・教授)
七丈 直弘(一橋大学大学院 ソーシャル・データサイエンス研究科 教授)
土田 龍矢(株式会社TENHO 取締役)
渡辺 智暁(国際大学GLOCOM 教授・主幹研究員)※モデレーター
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【動画公開】GLOCOM六本木会議オンライン
・#89 「生成AIで2025年のはたらき方を創造する 〜プロンプトとAI 合わせ技で活用の幅を広げる〜」
日時 : 2024年12月4日(水) 18:00~19:30 ※90分拡大版
登壇者(敬称略):
橋本大也(デジタルハリウッド大学教授)
前川徹(東京通信大学 情報マネジメント学部 教授/GLOCOM主幹研究員)
アーカイブ動画: https://www.youtube.com/watch?v=KTP5FSrVsQw
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【メディア情報】山口真一研究員のネット言論、ネットリテラシーに関する研究成果
●寄稿
・NIKKEI Digital Governance「メディアが陥った革新のジレンマ SNSと選挙、転換期に」(12月20日)
https://www.nikkei.com/prime/digital-governance/article/DGXZQOUC0929J0Z01C24A2000000
・朝日新聞「山口真一のメディア私評 フェイク情報に脆弱な民主主義 万能薬なく、幅広い対策を」(12月13日)
https://digital.asahi.com/articles/ASSDB2HW3SDBUPQJ00BM.html
●出演
・NHKラジオ 読むらじる。「みんなでファクトチェック 選挙とSNS 兵庫県知事選挙などの結果から」(12月6日)
https://www.nhk.or.jp/radio/magazine/article/nradi/fac20241206.html
・日テレ「【防災】「災害情報」テーマに識者招きシンポジウム…災害例から説くデマ拡散の実態など聴講者気付きも(静岡)」(12月10日)
NNNニュース
https://news.ntv.co.jp/n/sdt/category/society/sd50187be061fa422d99ebe97666e243b7
Daiichi TV https://www.tv-sdt.co.jp/news/news112l27vvjawosu653ox
・テレ朝ニュース「【池上解説】ネット炎上に参加するのは実は高収入な人!?データでわかる意外な真実」(11月30日)
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/900013336.html
・日テレNNNニュース「拡散のみでも「罪」に…誹謗中傷なぜ起きる? “思い込みによる正義感”が仇に 専門家「特定され警察が動くと想定していない」(11月29日)
https://news.ntv.co.jp/category/society/2afc264dd250489a9c50337bb0f2391e
●インタビュー
・時事ドットコム「オールドメディア、なぜ「蚊帳の外」?◆転換点迎えた「選挙とSNS」【#取材班インタビュー:山口真一さん】」(12月22日)
https://www.jiji.com/jc/v8?id=202412oldmedia-team
●取材協力
・産経新聞「ネットで誹謗中傷した理由、2割強「相手が悪い」 加害者は3%未満 調査会社が実態調査」(12月3日)
https://www.sankei.com/article/20241203-2AWBOZQZ3VGULO3XPMPJHYT6MM/
・産経新聞「財務省への批判がXで急増、リプライは衆院選後15倍以上に 殺到の批判コメントを可視化」(11月23日)
https://www.sankei.com/article/20241123-BFKUOEEAKNECRMTYJQ7ZUH2IVY/
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【メディア情報】伊藤将人研究員の地域移住政策に関する研究成果
・寄稿「モビリティと移動格差ー今なぜ移動を考えなければならないのかー」(『みんなでつくる中国山地005』掲載)
https://cs-100.stores.jp/items/673129bcf30db229d6be8753
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【メディア情報】庄司昌彦研究員の自治体のデジタル活用に関する研究成果
・Tik Tokニュースルーム「Tik Tok、「ThinkTalk Day 2024」で公的セクターの優れたショート動画活用を表彰する「Public Sector of the Year」ノミネート8作品を発表」(11月29日)
https://newsroom.tiktok.com/ja-jp/thinktalk-day
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【成果公開】櫻井美穂子研究員 ケース教材「Digital Green City 前橋 “めぶく“に集った「民」の力」
櫻井美穂子研究員が制作した群馬県前橋市のケース教材が公開されました。
ケース教材「Digital Green City 前橋 “めぶく“に集った「民」の力」
https://www.glocom.ac.jp/activities/project/10175
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■ 今後のイベント開催のご案内 ■
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◆GLOCOM六本木会議オンライン
#90「世界のAI法制度動向と、AIに関わる日本企業のリスク対策」
日時 :2025年1月17日(金)18:00~19:30 ※90分拡大版
開催形式:Zoomウェビナー
登壇者(敬称略):
三部裕幸(弁護士・ニューヨーク州弁護士/渥美坂井法律事務所・外国法共同事業 パートナー/大阪大学招聘教授(社会技術共創研究センター))
前川徹(東京通信大学 情報マネジメント学部 教授/GLOCOM主幹研究員)
お申込み・詳細はこちらをご覧ください。
https://roppongi-kaigi.org/event/2916/
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◆【公開コロキウム】伊藤将人×小田切徳美×稲垣文彦「地方移住・移住政策はどこへ向かうのか?」『数字とファクトから読み解く 地方移住プロモーション』刊行記念イベント(2025年2月13日 GLOCOMホール開催)
日時 :2025年2月13日(木)18時30分〜20時30分
会場 :国際大学GLOCOM ホール(東京都港区六本木6-15-21 ハークス六本木ビル 2階) ※対面のみでの開催
主催 :国際大学GLOCOM
共催 :学芸出版社
※チケットは2種類ございます。
・会場参加(無料)
・書籍付会場参加(『数字とファクトから読み解く 地方移住プロモーション』+送料込み 2,640円)
お申込み・詳細は下記ページをご覧ください(※本イベントは学芸出版社のPeatixより告知しています)
https://gkg-glocom-250213.peatix.com/view
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GLOCOM Monthly Topicsをご覧くださりありがとうございました!
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国際大学グローバル・コミュニケーション・センター
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