2019.11.01

GLOCOM Monthly Topics ~November, 2019

平素より大変お世話になっております。国際大学GLOCOMです。秋も深まり立冬を過ぎましたが、暖かい日が続きますね。皆様いかがお過ごしでしょうか。

GLOCOM Monthly Topicsは、2016年11月の初回配信から3年が経ちました。
毎月お届けしているGLOCOMの様々な研究成果・活動が、少しでも皆様のお役に立てていれば幸いです。

GLOCOM主催・協力のオープンイベントの成果について、このたび開催レポートをまとめたページを開設しました。
従来のPDF版に加え、HTML版でもご覧いただけるようになりました。イベント終了後に順次掲載していきますので、ぜひチェックしてください。

GLOCOMウェブサイト メニュー>イベント>イベントレポート

Monthly Topicsだけでなく、ウェブサイト、SNSでの発信も力を入れ、皆様にさらにGLOCOMを知っていただけるよう活動してまいります。

※GLOCOMのSNS各アカウントでも日々の情報をお届けしています!※
Twitter https://twitter.com/iuj_glocom
Facebook https://www.facebook.com/glocom/

▼<今月のTopics> —————▼——————————–▼
◆Pick up
【発行】GLOCOM OPINION PAPER No.29「「信頼」と「ローカル」がカギを握る新たなプラットフォーム時代」
【レポート公開】第5回GLOCOMデジタルコンテンツ産業研究会
【メディア情報】
・豊福晋平研究員の学校マネジメントに関するコメント掲載(Adobeニュース)
・櫻井美穂子研究員の都市のレジリエント研究に関する成果(リスク対策.com連載、企業経営)
・山口真一研究員のソーシャルメディア研究に関わる成果(日本経済新聞、広報会議)
【登壇報告】ぼうさいこくたい(防災推進国民大会)
【開催報告】
・「災害時コミュニケーションを促進するICT利活用に関する首長研究会」第4・5回職員勉強会
・ICTの教育活用 第2回議員勉強会
・マイデータ・マイライフ2020年 展望ワークショップ
【ランクイン】国際大学 MBAプログラムが『エコノミスト』誌「2019年度グローバルビジネススクールランキング」第94位にランクイン
【研究ワークショップ】2019年10月度プログラム「セブン銀行の外国人向けサービスにみる 産官民連携の重要性と共生社会」&プログラムご紹介・次回開催のご案内

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ Pick up ― 最近の主な活動 ■
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【発行】OPINION PAPER No.29

◆GLOCOM OPINION PAPER No.29「「信頼」と「ローカル」がカギを握る新たなプラットフォーム時代」山口真一研究員
本文はこちらからご覧いただけます

現代は「プラットフォームの21世紀」と言ってもよいほど、人々の生活にプラットフォームが浸透しています。本稿で山口真一研究員は、日本企業がとるべきプラットフォーム戦略として、GAFAへの対抗策ではなく、「信頼」と「ローカル」を意識して「GAFAに出来ないこと」を念頭に置いた戦略を練ることを掲げています。

※バックナンバーはこちらからご覧いただけます。

———————————————————————

【レポート公開】第5回GLOCOMデジタルコンテンツ産業研究会

日時:2019年10月23日(水)
会場:国際大学GLOCOM
テーマ・講師
・『ゲームによる学力低下に閾値はあるか』田中辰雄(GLOCOM主幹研究員/慶應義塾大学経済学部教授)
・『モバイルゲームのプレイ状況と幸福感の関係』山口真一(GLOCOM主任研究員・講師)

本研究会は、デジタルコンテンツ産業について、産学を交えた実践的な経営的・経済的な研究やディスカッション、産業動向の把握などをすることを目的に2019年1月に設立されました。
第5回となる本会では、田中辰雄研究員および山口真一研究員から各30分の話題提供の後、30分のディスカッションを行いました。講演では、1時間半以内の適度なゲームプレイは、幸福度をむしろ向上させることや、1時間以内ゲームをプレイしている学生は偏差値の高い学校に進学する確率が上がることなどが示され、ディスカッションも盛り上がりました。

レポートはこちらからご覧いただけます

———————————————————————

【メディア情報】

1. 豊福晋平研究員の学校マネジメントに関するコメント掲載

◆コメント掲載「アドビ、「子どもが受け取るプリントの管理に関する実態調査」の結果を発表」(Adobeニュース、10月25日)
https://www.adobe.com/jp/news-room/news/201910/20191025_adobe-handouts-storage-survey-for-school-parents.html

2. 櫻井美穂子研究員の都市のレジリエント研究に関する成果

連載「ロックフェラー財団100RCに見る街づくりのポイント」第3・4回(リスク対策.com)
本連載では、米国・ロックフェラー財団が実施した、世界の100都市を選定してレジリエント戦略の策定支援を行うプログラム「100 Resilient City」の対象都市をピックアップし、短期的課題(ショック)と長期的課題(ストレス)を整理し、レジリエント戦略で定められたゴールとアクションをまとめています。

「人口集中による災害リスクや市民デモが課題 第3回アテネ(ギリシャ)」(10月8日)
https://www.risktaisaku.com/articles/-/20404

「自然災害とガバナンス欠如の克服へ 第4回ローマ(イタリア)」(10月29日)
https://www.risktaisaku.com/articles/-/21143

◆寄稿「人口減少時代に求められるローカル(地域)な視点」(特集:令和は地方の時代か、『企業経営』2019年秋季号、企業経営研究所)
http://www.srgi.or.jp/archives/backnumber-m/

3. 山口真一研究員のソーシャルメディア研究に関わる成果

◆コメント掲載「ライバルのアカウントは削除 ネット広告巡りトラブル」(日本経済新聞、2019年10月21日)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO51151200Y9A011C1CE0000/

◆コメント掲載「あおり運転の被害、ネット投稿に賛否 個人特定も」(日本経済新聞、2019年10月31日)
https://r.nikkei.com/article/DGXMZO51605580Q9A031C1CC1000

◆寄稿「愛されアカウントになる、Twitter運用と炎上対策の基本」(月刊広報会議2019年12月号)
https://mag.sendenkaigi.com/kouhou/201912/pr-strategy-using-twitter/017465.php

———————————————————————

【登壇報告】ぼうさいこくたい(防災推進国民大会)

日時:10月20日(日) 10:00~11:30
会場:名古屋 ささしまライブエリア 名古屋コンベンションホール・パークエリア·キャナルゲートエリア
登壇セッション:[SS-24] データ連携で「やみくも防災」から脱却!

10月19・20日に開催された「ぼうさいこくたい(防災推進国民大会)」にGLOCOMが出展し、2日目の20日(日)に青木志保子研究員、山口真一研究員が講演を行いました。
GLOCOMが災害対策研究でこれまで取り組んできた成果と、これから取り組んでいくことについて、企業・自治体の皆様へ向けてお話ししました。
同セッションでは、田村太郎氏(一般財団法人ダイバーシティ研究所代表理事)と、有吉恭子氏(公益財団法人ひょうご震災記念21世紀研究機構人と防災未来センター研究部研究調査員)の両名からも、被災現場での地域防災に必要なことや、避難所運営マニュアルの対応状況の調査報告がなされました。

———————————————————————

【開催報告】「災害時コミュニケーションを促進するICT利活用に関する首長研究会」第4・5回職員勉強会

GLOCOMレジリエントシティ研究ラボが実施する「災害時コミュニケーションを促進するICT利活用に関する首長研究会」の職員勉強会を、10月17日(第4回)と11月14日(第5回)に開催しました。

第4回は茨城県常総市の神達岳志市長を招き、2015年の常総水害の対応と教訓、および会合の一週間ほど前に関東を襲った台風19号時の住民への情報発信についてご講演いただきました。市長自らが普段からSNSを使って情報発信をすることで、災害時にも有効なコミュニケーションツールとなることが示されたほか、町内会で独自にSMSを活用した連絡網を構築していた事例が紹介されました。
続いて日本マイクロソフト株式会社より、災害時に民間が支援に入る際の課題が共有されました。庁内の情報連携をスムーズにするTeamsアプリケーションについて、実際の活用を想定したデモンストレーションがありました。

第5回では2020年1月に予定している全国自治体ICTサミットの論点について、参加者で議論しました。ゲストに港区の担当者をお招きし、平時と災害時のサイネージを使った住民向け情報発信についてご講演いただきました。続いてKDDI株式会社から、KDDIの災害時の取り組みについてご講演いただきました。台風15号や19号時の対応から、自治体との情報連携に関する課題の提起がありました。その後、KDDIの施設見学会を実施しました。

GLOCOM レジリエントシティ研究ラボ 「災害時コミュニケーションを促進するICT利活用に関する首長研究会」のご案内はこちら

———————————————————————

【開催報告】ICTの教育活用 第2回議員勉強会

日時:10月28日(月)15:00-17:00
会場:国際大学GLOCOM

地方議員を主対象とした、ICTの教育活用に関する勉強会を共催しました。
本勉強会の主催者である鈴木けんぽう渋谷区議会議員から趣旨説明と読字・書字・計算障害に関する情報提供があり、豊福晋平研究員からは教育情報化についての最新動向が報告されました。また、経済産業省・浅野大介サービス政策課長・教育産業室長から「未来の教室とEdTech研究会」二次提言についての講演がなされました。

———————————————————————

【開催報告】マイデータ・マイライフの2020年 展望ワークショップ

日時:11月6日(水)18:00-20:00
会場:HAB-YU Platform(六本木一丁目)
主催:国際大学GLOCOM
「マイデータ・マイライフ活動」発起人 富士通株式会社・株式会社電通

「マイデータ・マイライフ活動」とは、パーソナルデータを個人が自由に活用できる「マイデータ・マイライフ」と呼ぶ概念を掲げ、パーソナルデータを活用したライフデザインを検討する活動です。

今回のワークショップでは今年度の活動の取りまとめとして、まずオープニングトークでは「マイデータ・マイライフ」活動の1年を振り返り、正田さなえ氏(富士通株式会社)からはさらに詳細な報告がなされました。下野暁生氏(富士通株式会社)からは、今年9月にヘルシンキで開催されたカンファレンス「MyData 2019」の報告とポイントを解説いただき、伊藤直之氏(株式会社インテージ)にはマイデータ・マイライフ視点から2019年重大ニュースと今後の展望をご講演いただきました。

トークセッションでは大越いづみGLOCOMフェローがモデレーターとなり、高口鉄平GLOCOM客員研究員(静岡大学准教授)と庄司昌彦GLOCOM研究員が登壇し、複雑化しているパーソナルデータ議論についての評価や、それぞれが考える今後の議論の方向性について議論しました。質疑応答では、参加者からのご意見を交えてのフリーディスカッションをしました。

———————————————————————

【ランクイン】国際大学 MBAプログラムが『エコノミスト』誌「2019年度グローバルビジネススクールランキング」第94位にランクイン

英国『エコノミスト』誌が発表した2019年度グローバルビジネススクールランキングで、国際大学(IUJ)のMBAプログラムが世界94位にランクインしました。日本からの単独ランク入りを果たし、アジア内では5位の座を獲得しました。
『エコノミスト』誌のMBAランキングは、毎年10月、米国、欧州、アジア、オセアニアなど全世界のビジネススクールを一貫した手法で調査した結果として発表しています。

詳しくは、こちらをご覧ください。

———————————————————————

【研究ワークショップ】

●開催報告
2019年10月度プログラム「セブン銀行の外国人向けサービスにみる 産官民連携の重要性と共生社会」
2019年10月24日(木)16:00-18:00
講演:伊藤浩太郎(株式会社セブン銀行 海外送金推進部長)

セブン銀行では海外発行カードでATMから日本円を引き出せる外国人観光客向けのサービスや、スマートフォンアプリによる日本で就労している外国人向けの「海外送金サービス」など、外国人向けのさまざまなサービスを提供しています。
本セッションでは、同社の伊藤浩太郎・海外送金推進部長を講師に招き、これらの取組みへの理解を深めながら、外国人との共生社会に向けた企業の新たなサービスビジネスの可能性と、実現に必要な連携のあり方を議論しました。
一つの解として、企業はビジネスとしてのサービス提供のためのシステムを、行政や他企業などの異なるセクターにオープンにすることを通じて、コレクティブインパクトを生み出すことができると示されました。また、外国人を社会に包摂する取り組みにおける長期的かつ多義的な観点を持つことの重要性が指摘されました。

●秋期テーマと次回以降のワークショップのご案内
2019Autumn: 多文化共生・協働に向けたサービスビジネスとエコシステム

日本人と外国人が共生・協働する社会に向けて求められる企業の取り組みを、コストとしてではなく、新たなサービスビジネスを生み出す機会として捉えることにチャレンジします。さらに、それらのビジネスをより効率的にして便利・安全で包括的な暮らしを支えるサービスを提供するためのステークホルダー間の連携や、エコシステムの構築についても検討します。

◇「外国人共生社会のデザイン ~埼玉県庁の取り組みと文化人類学のアプローチから考える」
2019年11月15日(金)16:00~18:00 (終了 ※来月のMonthly Topicsで開催報告をお伝えします)
講演:藤江恵子(埼玉県県民生活部 国際課 多文化共生・NGO担当)
大川内直子(GLOCOM 主任研究員/(株)アイデアファンド代表)

◇「「外国人を顧客に」からはじめる新事業と日本の未来のつくりかた(仮)」
日時:2019年12月19日(木)16:00~18:00
講演:加地太祐(株式会社YOLO JAPAN 代表取締役)

※研究ワークショップは体験参加も受付中です。
プログラムの詳細・体験参加をご希望の方は、 info_pf[at]glocom.ac.jp までお問い合わせください。

———————————————————————

今月もMonthly Topicsをご一読くださりありがとうございました。引き続きよろしくお願いいたします。

■********************************■********************************■
国際大学グローバル・コミュニケーション・センター
i-プラットフォーム 担当:武田・安藤
〒106-0032
東京都港区六本木6-15-21 ハークス六本木ビル2F
TEL:03-5411-6677 FAX:03-5412-7111
Email: g-pub[at]glocom.ac.jp

GLOCOM Twitter https://twitter.com/iuj_glocom
GLOCOM Facebook https://www.facebook.com/glocom/
■********************************■*********************************■

(2019年11月20日配信)

  • totop