2025.07.11

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モビリティーズ研究のはじめかた――移動する人びとから社会を考える

編著者:伊藤将人、金 盤石、鈴木修斗、鍋倉咲希、野村 実、吉沢 直

著者 :安 ウンビョル、小川実紗、澁谷和樹、住吉康大、田中輝美

出版社:明石書店

定価 :2,600円+税

発行日:2025-07-13

ISBN: 978-4750359687

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目次

序章
移動(モビリティ)を通して世界を見る 【伊藤将人】

第1部 創る
第1章 なぜ、移住者は「救世主」となったのか?——白書から読み解く地方移住者への政策的まなざしの変遷 【伊藤将人】
[コラム①]モビリティーズ研究と政策研究をつなぐ

第2章 共につくるモビリティ——クルマ社会の先にある「再・公共移動化」の可能性 【野村実】
[コラム②]研究者が政策の現場に入ってみて気づいたこと

第3章 地域活動に参加する学生をめぐるモビリティ——島根県浜田市をフィールドとしたアクションリサーチ 【田中輝美】
[コラム③]学生も交通弱者だ

第4章 地球環境への配慮による観光移動の改善——フランスの環境都市におけるエスノグラフィー 【吉沢直】
[コラム④]フライトシェイムを飛行機に乗って調査する矛盾

第2部 暮らす
第5章 動き続ける地域、移りゆく暮らし——長野県軽井沢町における「モビリティのパラドックス」 【鈴木修斗】
[コラム⑤]「断片的な情報の組み合わせ」から始めるモビリティーズ研究

第6章 不安定と流動性を生き抜くためのモビリティ——韓国慶尚南道南海郡の若年層の移住者を事例に 【金磐石】
[コラム⑥]コロナ禍のオンライン調査の経験から学んだこと

第7章 「ここではないどこか」を求めて——移動生活の魅力と葛藤  【住吉康大】
[コラム⑦]日記を読むということ、読まれるということ

第3部 遊ぶ
第8章 観光者の「移動中」という実践——東京圏の鉄道におけるモバイル・エスノグラフィーの試み 【安ウンビョル】
[コラム⑧]「移動を追う移動」が感じさせたこと

第9章 観光行動の「結果」を読み解く——中国における日本人バックパッカーの旅行記を資料とした試み 【澁谷和樹】
[コラム⑨]ビッグデータから観光者を捉える

第10章 移動の中で結びつき、離れるやり方——ゲストハウスにおける観光者同士の交流から 【鍋倉咲希】
[コラム⑩]モバイルな人びとを待つ

第11章 セクシュアリティ・モビリティーズ——戦後沖縄にみる性をめぐる移動の批判的検討 【小川実紗】
[コラム⑪]モビリティから歴史を再解釈する

終章
「モバイルな人びと」に向き合う私たち……執筆者一同

明石書店ウェブページより

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