災害復旧を支援する情報システム設計における適合性(fitness)概念の導入

概要

人為的または自然発生に関わらず、「災害復旧」は元来複雑で混沌としたプロセスをたどる。そのため復旧プロセスをサポートするための情報システムの設計は非常にチャレンジングな試みとなる。2011年の東日本大震災で被害を受けた東北の基礎自治体を対象としたケーススタディを元に、災害復旧は事前にすべての解決策を講じることができないwickedな課題を抱えていることを示した。情報システムの設計においては、課題の特定が重要なステップとなるが、災害の特殊な環境は設計プロセスそのものを困難なものとしている。その前提に立ちながら、災害復旧をサポートするシステムに必要な「適合性(fitness)」とは何かについて論じた。

イベント名 情報処理学会 第151回情報システムと社会環境研究会
主催者 情報処理学会 情報システムと社会環境研究会
開催日 2020年2月28日

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