2025.12.24

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Palette: 地域エバンジェリスト制度から考える、企業と地域の越境人材の可能性(オンライン視聴)

今回の「Palette〜地域とミライをつくるゼミ〜」は、「地域エバンジェリスト制度から考える、企業と地域の越境人材の可能性」をテーマに開催します。

人口減少や市場の成熟化が進む現代において、企業が持続的に成長するためには、従来の事業領域を超えた地域課題・社会課題解決への貢献が不可欠です。一方で、社内からは見えにくい地域社会の現場について、社員の多様な活動の可視化や、社会のリアルな課題の把握、自社のリソースや技術の活かし方に課題を抱える企業も少なくありません。

この課題を突破する鍵となるのが、企業内と地域社会の境界を「越境」し、両者をつなぐ「越境人材」の存在です。NTT東日本株式会社は、さまざまな形で地域に関わる社員延べ300人を「地域エバンジェリスト」として認定し、支援する取り組みを行っています。

企業に所属する社員が業務外の地域活動を通じて現場の生の声や課題を深く理解し、ときにその経験を企業内にフィードバックすることで、地域共創ビジネスの種やイノベーションのヒントが生まれています。これは地域社会への価値提供であると同時に、社員の「社会起業家マインド」や「課題解決能力」を醸成する「人的資本」への投資そのものです。

今回のPaletteでは、この「地域エバンジェリスト制度」に関する量的・質的調査の結果と実践者の経験、そして有識者の視点をもとに、社員のウェルビーイング向上、地域課題への貢献を通じて企業価値を高める具体的戦略、越境人材の育成・活用がもたらす中長期的な恩恵、そして活動を全社的なインパクトへとつなげる仕組みづくりに焦点を当てます。

開催概要

日時 :2025 年12月24日(水)14:00~16:00  
場所 :オンライン(Zoom/URLは別途ご案内します)
プレゼンター: 松下 慶太(関西大学 社会学部 教授)
        中山 雄太 (NTT東日本 地域循環型ミライ研究所)
        小林 奈穂(国際大学GLOCOM主幹研究員・研究プロデューサー)
主催    : NTT東日本 地域循環型ミライ研究所
        国際大学グローバル・コミュニケーション・センター
参加費用  : 無料

プログラム

14:00 開場、概要説明
14:05 中山雄太さん・地域エバンジェリストによる話題提供
14:45 登壇者によるパネルディスカッション・質疑応答
15:55 終わりに
16:00 閉会

お申込み

下記ページ(Peatix)よりお申込みください。
https://palette6-watch.peatix.com/

<ご参加にあたって>

  • 録音、録画はご遠慮願います。
  • 本イベントのPeatixはNTT東日本 地域循環型ミライ研究所のアカウントです。
    本イベントの内容に関するお問い合わせはNTT東日本 地域循環型ミライ研究所
    電子メール: mirai_honmu-ml[at]east.ntt.co.jpまでご連絡ください([at]を半角アットマークに直してください)。
  • NTT東日本地域循環型ミライ研究所は、地域循環型社会の実現に向けて、地域の皆さまや様々なステークホルダーの皆さまと共に「人とICTを起点とした新たな価値創造」に挑戦しています。
    地域社会をより良くしていくために日々活動されている企業・団体・個人の皆さまと共に、利害関係を超えて想いや悩みを共有し、知恵を出し合える、”ゼミ“のような場として、2025年2月に「Palette(パレット)」を立ち上げました。パレットの上で多彩な色が広がるように、思いを混ざり合わせながら、共に地域のミライを描いてみませんか。ぜひお気軽にご参加ください。

登壇者(敬称略・順不同)

松下 慶太
関西大学 社会学部 教授
京都大学にて博士(文学)。専門はメディア論、ソーシャル・デザイン。デジタル・ノマド、ワーケーションなどメディア・テクノロジーによる新しい働き方・働く場所を研究。近著に「Promoting Digital Nomads in Rural Japan」(2025)、「How the Japanese workcation embraces digital nomadic work style employees」(2022)など。日本デジタルノマド協会幹事、日本ワーケーション協会フェロー。
中山 雄太
NTT東日本 地域循環型ミライ研究所
NTT東日本入社後、法人営業、販売企画、経営企画、内閣官房出向(オリパラ関連)等幅広い業務に従事後、2023年7月よりミライ研に参画。地域循環モデルの創出に向けて「食文化」「教育」「社員の地域活動を後押しする地域エバンジェリスト制度」を中心に調査、研究。プライベートでは2024年末に東京から愛媛県に移住。自らの身を地域に置きながら、新しい働き方・生き方を模索中。まもなく三児の父になる予定。
小林 奈穂
国際大学GLOCOM主幹研究員・研究プロデューサー
デジタル×リアルを融合したマーケティングの戦略・実装に従事したのち、2015年よりGLOCOMに参画。多様な企業規模、多様な専門性を持つ人々とのプロジェクトから得た実践知をもとに、個人と組織の創造性や多様性に関する研究や、産学官民による提言活動のためのプラットフォーム運営など、各種活動を推進している。地域社会におけるデジタル・シティズンシップの発揮とウェルビーイングをテーマとするコラムシリーズも展開中。社会教育士。

イベントの内容に関するお問い合わせ

NTT東日本 地域循環型ミライ研究所
電子メール: mirai_honmu-ml[at]east.ntt.co.jp ←[at]を半角アットマークに直してください。

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