「Palette～地域とミライをつくるゼミ～」の第3回は、地域と共助・シビックテックをテーマに知見を深めるための特別講義回となります。昨今、さまざまな地域で人口減少や少子高齢化、それに伴う地域課題を前に、既存の地域開発や発展モデルとは異なる地域社会・社会基盤のありかたが模索されています。
ミライ研においては、「社会価値」と「経済価値」の循環をテーマとして活動をしていますが、持続可能な社会のあり方を考えていくうえでは、社会と経済の二項対立こそ問い直す必要があるのかもしれません。
こうした中で、「コモンズ」や「共同体」「自治」といったキーワードから共助のあり方が再評価されています。さらに、そこにテクノロジー（例えば、市民がテクノロジーを活用して地域課題解決を目指す取り組みであるシビックテック）が交差することで、オルタナティブで、住民主体の地域を再構築していくことへの期待が高まっています。
第3回のPaletteでは、paramita 代表取締役である林篤志氏やCode for Japan代表理事の関治之氏らを迎え、地域における共助の再構築と自治を取り戻すための社会基盤と説明される「LocalCoop」の構想や、シビックテックの視点から、先進的な取り組みや課題意識を共有し、ミライの地域社会の在り方を考えます。
※NTT東日本地域循環型ミライ研究所は、地域循環型社会の実現に向けて、地域の皆さまや様々なステークホルダーの皆さまと共に「人とICTを起点とした新たな価値創造」に挑戦しています。
地域社会のために日々活動されている皆さまと共に、利害関係を超えて想いや悩みを共有し、知恵を出し合える、”ゼミ“のような場として、「Palette（パレット）」を運営しています。
開催概要
日時 ：2025年7月14日（月）17:30～19:00
場所 ：Zoom（URLは別途ご案内します）
プレゼンター：
林篤志（株式会社paramita 代表取締役）
関治之（一般社団法人Code for Japan代表理事）
案内人：
伊藤将人（国際大学GLOCOM 研究員・講師）
主催：NTT東日本 地域循環型ミライ研究所
国際大学グローバル・コミュニケーション・センター
参加費：無料
プログラム
17:30 開場、概要説明
17:35 林氏による話題提供「LocalCoopから考える地域共同体と自治のミライ」
17:55 関氏による話題提供「シビックテックは地域社会に何を与えるのか」
18:15 パネルディスカッション
19:00 閉会
お申込み
下記ページ（Peatix）よりお申込みください。
https://palette3-watch.peatix.com/
＜ご参加にあたって＞
- 録音、録画はご遠慮願います。
- 本イベントのPeatixはNTT東日本 地域循環型ミライ研究所のアカウントです。
本イベントの内容に関するお問い合わせはNTT東日本 地域循環型ミライ研究所
電子メール： mirai_honmu-ml[at]east.ntt.co.jpまでご連絡ください（[at]を半角アットマークに直してください）。
登壇者（敬称略・順不同）
林 篤志株式会社paramita 代表取締役、Next Commons Lab 代表理事
Next Commons Lab創設者として、地域社会の持続可能な自治を探究。2023年に株式会社paramitaを設立。「Local Coop」などの共助型モデルを推進し、自治体・企業・起業家など多様なセクターと協業しながら、ブロックチェーン技術を活用した新しい自治・経済の構築に取り組む。
「日本財団 特別ソーシャルイノベーター」に選出（2016）。「Forbes Japan ローカル・イノベーター・アワード 地方を変えるキーマン55人」に選出(2017)。
関 治之一般社団法人コード・フォー・ジャパン代表理事
一般社団法人コード・フォー・ジャパン代表理事。「テクノロジーで、地域をより住みやすく」をモットーに、会社の枠を超えて様々なコミュニティで積極的に活動する。また、デジタル庁のシニアエキスパートとしてシビックテックを推進する他、神戸市のチーフ・イノベーション・オフィサー、東京都のチーフデジタルサービスフェロー、総務省地域情報化アドバイザーなど、行政のオープンガバナンス化やデータ活用、デジタル活用を支援している。
伊藤 将人国際大学GLOCOM 研究員・講師
社会学者。長野県出身。一橋大学大学院、日本学術振興会特別研究員を経て現職。専門は地域社会学・地域政策学。地方移住・移住定住政策研究、地方農山村のまちづくり研究、人の移動と地域に関する研究が専門。2010年代以降、地元である長野県を中心に、多数の地域連携/地域活性化事業の立ち上げに携わってきた。NHK首都圏情報ネタドリ!やDayDay、Abema Prime News、朝日新聞、毎日新聞をはじめ、メディアにも多数出演。主著に発売即重版となった『移動と階級（2025）』や『数字とファクトから読み解く 地方移住プロモーション（2024）』などがある。
イベントの内容に関するお問い合わせ
NTT東日本 地域循環型ミライ研究所
電子メール： mirai_honmu-ml[at]east.ntt.co.jp ←[at]を半角アットマークに直してください。
