なぜ、それは儲かるのか―情報社会で「勝つ」ビジネスモデル―

2020年9月1日開催の書籍『なぜ、それは儲かるのか』(草思社)の出版記念イベントにて、書籍をベースに情報社会で覇権となるFSP-Dモデルの概要についてお話しした講演およびパネルディスカッションの書き起こし記事が、ログミーに掲載されました。

講演では、既存ビジネスが低迷している要因として「技術革新」と「価値観の変化」の2つを挙げ、ビジネスの破壊的変化がある1つの方向性をもって起こっており、FSP-D(フリー・ソーシャル・価格差別・データ)モデルが覇権を取りつつあることを述べました。また、無料電子型カルテなどの事例を挙げながら、フリー・ネットワーク効果・データの相乗効果を活かしたビジネス戦略を紹介し、成功するには長期目線が必要であることをお話ししました。さらに、価格差別やソーシャル・マーケティングをどのようにビジネスに取り入れるかも説明しました。

パネルディスカッションでは、クロサカタツヤ氏(株式会社企 代表取締役)・小泉文明氏(株式会社メルカリ 代表取締役会長)の2名をゲストにお迎えして、次のようなテーマでディスカッションしました。①なぜ日本企業の競争力は著しく低下してしまったのか。②企業がビジネスを変革し、今後情報社会で成長していくためには具体的にどうすれば良いのか。③日本の産業政策としては何を意識すべきなのか。

  • 講演1/3「基本無料×ネットワーク効果がビッグビジネスを生む」 山口真一氏が解説する、覇権を握る“FSP-Dモデル”とは?
  • 講演2/3 “超”高収益化につながる「多段階価格差別」のカラクリ 成功するモバイルゲームに見る、価格戦略のあり方
  • 講演3/3 年間7700億円の経済効果を生む「SNS発信のための消費」 ソーシャルマーケティングを成功させる“3つの鉄則”とは?
  • パネルディスカッション1/4 メルカリ・小泉会長が、30億近い赤字でも重要視したものは? キーワードは「長い目」
  • パネルディスカッション2/4 ハンコ廃止問題で考える仕事の本質とは? 日本企業が陥る「作りたいのはこれじゃなかった」問題
  • パネルディスカッション3/4 メルカリ・小泉氏「業績予想を出すことには、基本的に懐疑的」 企業のサスティナブルな成長を支える資本市場の在り方とは?
  • パネルディスカッション4/4 日本のサイズ感は「プラットフォーム化しづらい」 メルカリ・小泉氏が語った、この国でBtoB事業を興す際の心得
タイトル 『なぜ、それは儲かるのか』出版記念オンラインセミナー書き起こし
媒体名 ログミー
掲載URL https://logmi.jp/events/2369
掲載日 2020/09/23-2020/10/16

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