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デジタルゲームが幸福度や成績に与える影響を明らかに
本研究では、ゲームが人々の幸福感や子供の学力にどのような影響を与えているのか実証分析しました。15~69歳の男女約15,000名を対象としたアンケート調査データを分析した結果、次のことが明らかになりました。
- モバイルゲームを1日に約1時間半以下プレイしている場合は、全くプレイしていない場合に比べて幸福感が高くなる。
- 中学校時代のゲームプレイ時間が1日あたり1時間未満の人は、偏差値60以上の高校への進学率がゲームをしていない人より高い。ただし、3時間以上プレイしている人は非常に進学率が低くなる。
以上の結果を踏まえると、ゲームを1日1時間以内など、適度にプレイしている分には悪い影響はないばかりか、幸福感などにプラスの影響があるといえます。一方で、長時間のプレイは悪影響を及ぼす可能性があります。
| 名称 | デジタルゲームの幸福度・成績への影響に関する実証研究 | 
| 形態 | 委託研究 | 
| プロジェクトオーナー | グリー株式会社 | 
| プロジェクトリーダー | 山口真一 | 
| プロジェクトメンバー | 山口真一、田中辰雄 | 
| 活動内容 | 
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| 実施期間 | 2019年5月~2019年12月 | 
成果物
- The Relationship Between Time Spent Playing Mobile Games and Wellbeing(SSRN)
 https://papers.ssrn.com/abstract=3568469
- ゲームは学力を低下させるのか――香川県のゲーム条例について(SYNODOS)
 https://synodos.jp/education/23323
- モバイルゲームのプレイ時間と幸福感の関係(GLOCOM DISCUSSION PAPER No.16)
 https://www.glocom.ac.jp/publicity/discussion/4984
 
                       
                       
                                                                  