目次
はじめに
■Essay|地域と企業の共創が地域資源の活用と関係人口を生むメカニズム
1│地域と企業を取り巻く状況
2│関係人口が生み出す共創
3│地域循環型ミライ研究所が目指すローカル・ループの創出■Case Study|企業と地域でつくる関係人口 7つの実践
Case1 秋田県鹿角市|祭りを起点にした「ワデュケーション」が生む地域との関わりしろ
1│ワデュケーションとエデュケーションを掛け合わせる
2│連携と施設設計を後押しした自治体の体制
3│断続的な関係人口創出に向けた「祭り」への着目と異業種連携
4│五感で地域を体験する実証実験から得られる気づき
5│課題となるのはローカルな文脈へのフィットとつながりを保つ仕組み
6│それぞれのライフ/ワークスタイルに合った関わりしろづくりへColumn1|社員の参画が地域課題を支える共創モデル――地域と未来をともにするNTTグループの取り組み
1│「広域支援モデル」を通じた地域文化との協働・連携
2│「社員指導員モデル」による地域の部活動への支援Case2 長野県喬木村|高校生の「地域越境型探究学習」で関係人口の芽を育てる
1│地域での学びを地域循環にどうつなげるか
2│構想を加速させた連携協定と「翻訳者」の存在
3│学習者を関係人口につなげるモデルとカリキュラム設計
4│高校生が地域住民との交流で得た認識の変化
5│地域側にも表れた内発的な動き
6│育まれる主体・信頼関係を中長期的に捉えるColumn2|「生きる」を学ぶ地方留学プログラム“青空留学”が育てた関係人口の芽
1│コロナ禍に「移動の価値」が問い直された
2│「弟子入り」することで、顔の見える関係性に変わる
3│単発の体験で終わらせない――継続が芽を根に変える
4│地域×若者×企業が実現する、「施し」ではない「価値交換」の関係へ
5│「移動の価値」を、社会的価値と経済的価値の両輪で捉え直すColumn3|ローカルからイノベーションを起こす――産官学連携による「ミライ構想カレッジ」とは?
1│イノベーションとは何か
2│制約があるローカルの可能性
3│小布施町と東京大学との連携
4│ミライ構想カレッジの取り組み
5│「見えないもの」を可視化する挑戦Case3 新潟県十日町市|棚田でひらく「通い農」モデルの企業研修と関係人口創出
1│棚田から考える「地域循環」とCSV研修
2│社会起業家との出会いから始まる「通い農」構想
3│正解を出さない、当事者性を育む棚田企業研修
4│参加者の変化と「関わりしろ」としての棚田
5│ハードルとなる距離と他地域への関わりの拡大可能性
6│「通い農」モデルの難しさと、それでも残る手応えColumn4|「農山漁村の課題解決」と「企業の価値創造」の両立に向けて
1│十日町市での棚田活用による関係人口創出から国の検討会へ
2│農村関係人口の増加を新たな政策目標に
3│企業の農山漁村に貢献する取り組みを公的に証明する制度の創設Case4 新潟県十日町市|雪からはじまる広域・持続型の地域のありかたとウェルビーイング探索
1│なぜ「雪」からはじめるのか
2│雪とともにある十日町市の現場から
3│仮説と探索:雪がもたらす価値を探る
4│聞くことから始まるフィールドワークと関係づくり
5│聞き取りから雪との関係を紐解く
6│雪を通じて広がる未来へColumn5|文化人類学のアプローチで探る、地域に根差した社会価値
1│ビジネスと文化人類学ことはじめ
2│文化人類学とその特徴
3│フィールドでの調査
4│雪とともに暮らす人の営みを世界へ
5│地域とあなたがつながるヒントCase5 北海道厚岸町・大黒島|「まちの記憶」のデジタルアーカイブで地域と時間を超える関わりの循環をつくる
1│見えているのに、届かない島をどう記憶するか
2│産学官民で進める地域資源の再活用
3│三層のリ・デザイン(再構築)
4│島を可視化することで見えた多様な手応え
5│見えそうで見えない島が生み出す往来と関係性Column6|デジタルで地域とともに目指す交流人口・関係人口創出
1│デジタルアーカイブ化により鑑賞可能になった小布施町の北斎作品
2│eスポーツを文化資源として活かす立川の実践Case6 新潟県小千谷市・佐渡市|「音」文化が生み出す地域のつながり
1│なぜ「音」が関係人口を生み出すのか?
2│リサーチャー・イン・レジデンスで音を集める
3│各地・各企業の固有の文化から新たな価値を生み出すColumn7|「太鼓」から始まるコミュニティ形成と関係人口
1│被災地のコミュニティをどう再建するか
2│太鼓に触れる文化的体験がもたらす効果
3│小さな変化から始めるための文化活用のすすめCase7 新潟県南魚沼市|テックがひらく参加型関係人口の仕組み――市民参加によるつながり創出
1│テクノロジーで広がる市民参加の可能性
2│地域課題に主体的に取り組む若者の存在
3│地域外を巻き込むためのオンラインプラットフォームの導入
4│参加学生・投稿者双方に生まれた地域へのまなざしの変化
5│テックを通じて持続可能な地域参加を実現するモデルColumn8|関係人口の創出には、関係性を編む場が重要だ
1│「良い関係」とはそもそも何か
2│良い「関係性」はどうつくるか
3│kuu villageという社会実験
4│関係を編む場に企業はどう参加できるか■Report|地域エバンジェリスト制度から見つめる社員の地域参加の実態
1│社員の地域・社会参加を後押しする
2│地域エバンジェリスト制度とは何か?
3│地域エバンジェリストの実態を紐解く■Conclusion|未来に手渡すバトン――「グッド・アンセスター」としての企業の責任
1│グッド・アンセスターとしての企業になるために
2│関係人口をめぐる期待とジレンマ■Discussion|企業と地域と関係人口と 高橋博之╳猪狩典子╳伊藤将人
1│「関係人口」は普及したのか 次の課題は「都市側の行動変容」
2│二項対立では捉えられない時代 「関係のありよう」へ焦点を移す
3│「つなぐDNA」から「循環型社会」へインフラ企業の責務
4│防災と関係人口 ――「平時の関わり」が有事の復元力を決める
5│企業ができる制度化――移動の壁を下げる
6│関係人口のこれから~人と地域の新たな関わりと日本の未来おわりに
※学芸出版社ウェブページより